飄(つむじ風)

純粋な理知をブログに注ぐ。

米国は誰を爆撃しているのか?

2015-07-26 10:33:41 | バラク・オバマ

全く、複雑怪奇というのは誰しもだろう・・・!
ジョーク番組とは言え、
それを一笑に付すのは、意味深である・・・。
過日は、
We're Training ISIL(米国はISILをトレーニングしている)』と、
失言したが、どうだか?


確かに、そうも聞こえなくもない・・・。

I saw forces・・・なのか?

ISIS forces・・・なのか?

分かれるところであろう。



しかし、

training of・・・のすぐ後に来ているので、ISIS forces・・・と聞くのが、

自然であろう。


Obama Admits United States Trains ISIS/ISIL 


むむ、本当? オバマ大統領が「米国はイスラム国のトレーニングを行なっている」
ビデオクラブ
2015年07月09日 21:19短縮 URL
23495162
オバマ米大統領は中東のテロ問題をテーマにしたブリーフィングで、米政権は「イラクとレバントのイスラム国(ISIL)」軍のトレーニングを早める」と発言した。

「我々はあまりにゆっくり前進していたが、(これからは)ISIL軍のトレーニングを早める」

ブリーフィングのあと、ホワイトハウスのサイトに掲載されたショートハンドではISILの部分が「イラク」に置き換えられていた。どうやらオバマ大統領は米国はテロリストらではなく、イラク軍のトレーニングを早めるといいたかったらしい。

続きを読む http://jp.sputniknews.com/videoclub/20150709/554466.html#ixzz3gumS3TD1


言い間違いということになっているが、そうでないとしたら、真実の自白でもある。

そして、

コメディー番組でのオバマの返答は、下截の動画である。

 

Obama on Daily Show: Who Are We Bombing?

 

「まったくその通りというわけではないが、まあそうだ」と言うのも、真実の告白であろう。

普通の思考では、複雑怪奇ということであろうが、

国際政治は、建前は別にして、

どこの国にも潜む「獅子身中の虫」が居るものである。


米国では、カザールマフィアとか、イルミナティーとか呼ばれる虫がそれである。

中東には、ISIS(モサド、CIA等諜報機関の尖兵)がそれである。

先日、トルコで爆発事件があったが、ISISのしわざとされている。

この処理にグルド人が反発した。


The Moment of the Explosion in Suruç- Turkey Raw Footage


グルド人の反発を買うように仕向けた経緯がある。

さらに、イラクのグルド人部隊をトルコが空爆したようであるから、

トルコ・グルドの停戦協定が破棄されようとしている。

つまり、

何が何でも戦争を煽ろうとしている分子がいる訳である。

これも、「獅子身中の虫」のひとつである。

複雑怪奇である。



『複雑怪奇』と言ったのは、戦前の松岡外相の言葉であるが、

ヒトラーの登場や、スターリンとの不可侵条約などの欧州情勢を皮肉ったものであるが、

ヒトラーがブッシュの支援を受けた結果であると知ったら、

大きく見方が変わっていただろう。


国際舞台に暗躍する「獅子身中の虫」であるところの陰謀団が存在する。

日本で言えば、反日マイノリティーが、それに当たる。

それを読み込みさえすれば、

複雑怪奇でも何でもなく、モサドやCIA・MI6などの諜報機関が暗躍して、

複雑怪奇現象を醸しているのである。


オバマは、ドゴン宇宙人の魂を持った存在であるとの情報がある。

その真偽の確認は出来ないが、

「獅子身中の虫」に踊らされて、振る舞わされているのは事実としても、

垣間見る本音と捉えれば、

よくぞ真実を漏らしてくれたとも言えるのである。




【転載開始】

米国は誰を爆撃しているのか?オバマ大統領、一笑に付す

ビデオクラブ
2015年07月23日 17:36

 
米国のオバマ大統領は、米国のコメディアンで番組「The Daily Show」司会のジョン・スチュアート氏が「米国は中東で誰を爆撃しているのか」と問うたところ、笑ってこれに答えた。

「米国は中東においてどのチームでプレイしているのか。というのも、私の知るところでは、米国はイスラム国を打倒するために、イラクとともにイランとも一緒になって戦っている。しかしイエメンでは米国はイラクおよびサウジとともにイランと戦っている」と司会。

「まったくその通りというわけではないが、まあそうだ」と大統領。

「我々は誰を爆撃しているのか?」と司会。

答えてオバマ大統領はただ笑った。

【転載終了】

オバマ機追跡劇の動画-ロックオンされ、後中止-

2009-12-02 12:21:29 | バラク・オバマ

今年、4月27日、オバマ大統領機
エアフォースワンはF-16に追跡されたが....。
動画で見る限り、これは護衛などではなく、
追跡、ロックオンそして、中止の行動に相違ない!!


 ニューヨークでの出来事。既報したが、動画をみるのは初めて。動画を見る限り、これは追跡事件であり、ロックオンされ、撃墜の憂き目を、エアフォースワンのパイロットの機転ですんでのところ回避したとみるのが正当である。

Im20091114as3k1400g1411200913


 当局は、宣伝飛行などと弁明しているが、苦しい言い訳である。ニューヨークのマンハッタン街上空を、衆人環視の中では、ロックオンしたとて、ミサイル発射は出来まい。やがて、中止命令が出て、誘導に転じた様子が見て取れる。


Low flying plane in New york city 42709 RAW VIDEO ABC
http://www.youtube.com/watch?v=A1Zhgs3kvb4
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 この経緯は、当時の資料によると、ニューヨークでパンデミック・フルーについての重要な話し合いが行われるのを、空軍が阻止した事に発端がある。阻止したのは米空軍、撃墜までしようとしたのも空軍である。それを止めさせたのは、ロシアと中国の報復示唆であったと言うから、ややこしい。


 ボタンを押させなかった直接の時間稼ぎは、当のエアーフォースワンのパイロットの機転と言うことになる。


 何を言いたいのか? 世界権力の中では、目の見えないところで熾烈な駆け引きが繰り広げられていると言うことだ。こういう側面から、オバマのおかれている立場を見透かしていかないと、本当のところは見えてこない。オバマは守られたのである。


天皇陛下に対するオバマ大統領のお辞儀!!

2009-11-17 18:12:13 | バラク・オバマ

オバマ大統領の陛下へのお辞儀が、
アメリカでメディアが取り上げる!!
これは何を意味するか?


 オバマのリップサービスか? それともオバマの本質を顕現させたものか? 意見は分かれるところである。

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 投稿者は、顕現と観る。


 些細なことと言えば、些細なことである。些細なことでも歴史を動かす端緒にはなる。


 オバマは、単なる繰り人形ではないと観ている一人であるが、大方はそうではない。巨大な米国の真のオーナーの単なる一支配人とオバマを観ている人々は多い。そうでなければ、決して米国の大統領になれなかったであろうと見る向きが多い。その局面は、投稿者も認諾する。


 が、人間はいかなる場合も、ロボットであることは無い。そう観測している人間こそ、自らをロボットと嘆じている哀れな人間であると日頃信念している。ロボット、即ち、繰り人形と嘆じている精神を、いつかは解放する時が来る。人間とはそうした崇高な精神を有していると信じる。


 その片鱗は、かすかな物腰、表情に表れる。それを鋭い人は見抜いている


 話は変わるが、中国では共産党脱退者が6000万人を越えたと、大紀元時報(2009-11-17)は報じた。毎年注目しているが、去年の同時期に3000万人と言われているから、倍増した。この運動は、2007年が2000万人位だから、等比級数以上の伸びを示している。数字自体は確証はない。


 数字はともかく、心情的脱党者が確実に増えているのは確からしい。と言うことは、やがて、確実に中共は瓦解する。時間の問題である。これは精神のなせる技であって、どのような施策もこれを押しとどめることは出来ないであろう。これは精神の顕現であるから.....。


 日米協議で沖縄基地問題がかまびすしいが、これとて同じである。政権交代は、行われたのであって、どんな国家間合意も、時の民意を離れては成立しない。合意は変更を余儀なくされても不思議ではない。それを恰も背信のように騒ぎ立てるのは、ジャパンハンドラー(隷属主義者)の足掻きと言わず何と言われよう。


 要は、合意は合意として、新たな変更を求めることに何の不合理はない。契約の変更は常に許される。只一旦合意したものを変更するのは、そうでないよりも困難を伴うと言うだけの、程度を問題である。善し悪しは別にして、そう志す政権を支持しないで、隷属主義に陥る姿勢こそ、繰り人形の典型ではないか。


 オバマは、繰り人形かも知れないが、精神を持った人間オバマであるから、きっと化ける!!


Obama bows to Japanese Emperor(陛下へのオバマのお辞儀)
http://www.youtube.com/watch?v=3kyD_e0Y7FQ SKY NEWSで報じた動画>
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オバマ大統領東京演説!!

2009-11-15 18:28:51 | バラク・オバマ

オバマが日本に来た!!
演説をした
天皇陛下に会った
その記録......。


 それらのことを、虚心坦懐に眺めてみよう。いろいろの憶測がある。いろいろの観測がある。歓迎も批判もある。報道もにぎやかだ。評論もいろいろある。

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 大事なことは、この目で確かめてみることだ。出来れば触れてみたいが、それは叶わない。演説だけでも聴いてみたいが、まだ、全編は公開されていない。演説文は公開された。英文もある。それを全部目を通してみた。

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 それによると、格調は高いものである。穿った見方はさておいて、政治的魂胆云々はさておいて、字義通りざっと読むことは意義がある。その上で、様々なことを考えればよい。バラク・オバマの言っていることは、納得できる。


 日米関係は、一衣帯水の強固な同盟関係にあることは間違いない。そして、その関係が今後とも強化されることは重要である。それは正常な国と国民にあっては当然のことと考えられる。

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 その両国が、共にチェンジしていこうとしている。これは冷静に、且つ、期待をこめて見守られなくてはならない。少なくとも演説文を読めば、その事に疑いを差し挟む余地はない。日本もアメリカもチェンジの最中にいることは間違いがない。日米関係もそれを避けて通ることはないものと思われる。


 それをオバマ大統領と鳩山総理は目指すのではなかろうか。そう確信した。それを懐疑する向き、思わしく感じない向きも多いだろう。だから、いろいろ諸説が流布する。そんなとき直接事実を検証するしかない。限られた事実の中で、演説文前文を直接に目を通す事は良いことだ。英文を同時に読むこともお勧めする。翻訳文から英文と順に読むと、分かりやすいし、手間(辞書引く手間)が省けて効率的だ。

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 真相を掴むコツは、事実を直接拾う事しかない。直接に当たった事実をつなげて、鑑識力を働かせることしかない。識別能力は誰にでも備わっている。それを信じて、せめて演説文を読みこなしてほしい。評論家の意見を聞くのはそれからだ。

 



両陛下と昼食会に臨むオバマ大統領「非常に光栄」(09/11/14)
http://www.youtube.com/watch?v=_J3y0TY7MlI
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【転載開始】オバマ大統領:アジア政策演説の要旨

政策演説するオバマ米大統領=東京都港区のサントリーホールで2009年11月14日午前10時15分(代表撮影)
政策演説するオバマ米大統領=東京都港区のサントリーホールで2009年11月14日午前10時15分(代表撮影)

 オバマ米大統領のアジア政策演説の要旨は次の通り。

 今回の旅行を日本から始めた理由は簡単だ。私たちのアジア太平洋地域での取り組みは、永続的で活性化された日米間の同盟に根差している。就任当初から、日本との結束の強化に努めてきた。

 この半世紀、同盟は安全保障と繁栄の基盤として持続し、日米が世界の2大経済大国となる一助となった。日本がイラクの再建や、最近のアフガニスタ ンやパキスタンへの支援まで世界で重要な貢献を果たし、日米同盟も発展した。私と鳩山由紀夫首相は同盟をさらに深化させることで合意した。沖縄の米軍基地 についてワーキンググループを通じ、できるだけ早く進むことに合意した。平等と相互尊重のパートナーシップを求め続ける。

 アジアと米国は、太平洋によって隔てられているのではなく太平洋によってつながっている。私はすべての米国人に、この地域の未来が自分たちの利害に影響することを知ってもらいたい。

 中国の台頭を、米国がどう見ているか心配する人がいる。だが私たちは、一国の成長、利益が、他国の利益を脅かすという見方をしない。中国が国際社 会でより大きな役割を果たそうと努力することを歓迎する。米国は中国を封じ込めたりしない。強く豊かな中国の台頭は、地域の国々を強める源となる。ただ、 米国は(人権など)基本的価値を(中国に)求めることを決してやめない。多国間の組織がこの地域の安全と繁栄を促進すると信じる。米国は近年、この場から 離れていたが、それは過去のものだ。

 我々は経済回復を強化し、均衡ある持続的な成長を追求する。我々は国際経済構造の変革への歴史的歩みを始め、G20(主要20カ国・地域)は今や国際経済協力の最優先の討論の場となった。

 コペンハーゲンでの(気候変動枠組み条約第15回締約国会議の)成功へ努力する。すべての国が責任を果たすべきだ。米国を含む温室効果ガスの大量排出国は明確な削減目標を持つ必要がある。

 核兵器による脅威に対応する努力を強化しなければならない。

 日米ほど核兵器の威力を知っている国はなく、日米は核兵器なき世界を求めなければならない。ただ、核兵器が存在する限り、米国は日韓を含む同盟国を守るため、強力な核抑止政策を取り続ける。

 しかし、アジア地域での核兵器競争は数十年続く安定と成長の基盤をむしばむ。

 数十年間、北朝鮮は対立と挑発を続けてきた。われわれは脅しに屈しない。北朝鮮が国際的な義務を果たさない場合、北朝鮮の安全保障は強まるのではなく、弱まる。

 米国は北朝鮮に別の未来を提供する準備がある。実現への道は明確だ。6カ国協議に復帰し、核拡散防止条約(NPT)への復帰も含む約束を守り、朝鮮半島の非核化を実現することだ。

 また周辺国との関係正常化は、日本人拉致について被害者の家族が完全な説明を受けない限り実現しない。

 アジア太平洋地域では人権擁護が安定をもたらす。これを日本の民主主義に見て取れる。言論の自由などの原則はビルマ(ミャンマー)にも該当する。我々は直接(軍政)指導層に民主改革を求め、アウンサンスーチーさんの解放を求める。

 米国初の太平洋(出身)の大統領として、私はこの非常に重要な地域における我々の指導力を強化・維持すると約束する。【転載終了】


【転載開始】

オバマ大統領:東京演説 全文(英文はここ

政策演説するオバマ米大統領=東京都港区のサントリーホールで2009年11月14日午前10時33分、代表撮影
政策演説するオバマ米大統領=東京都港区のサントリーホールで2009年11月14日午前10時33分、代表撮影

 オバマ米大統領は14日午前、東京都港区のサントリーホールで米国のアジア政策について演説した。演説の全文は以下の通り。

 ◇オバマ大統領東京演説 全文

 ARIGATO。おはようございます。東京に来られて大変光栄だ。大統領として初めてアジアを訪れる中での最初の訪問地だ。古くからの友人である 新駐日大使のルースさんら、日米両国の結びつきを強化するために日夜尽力されている日本と米国の皆様とご一緒できることをうれしく思う。

 日本を再訪できたことは、大変すてきなことだ。子供のころ、母親が鎌倉へ連れていってくれた。何世紀もの間、平和と静寂の象徴であり続けた大仏を そのとき見上げたのだが、子供だった私は抹茶アイスクリームへの関心の方が強かった。昨晩の食事にアイスクリームが出て、そうした思い出の一つを共有でき たので、鳩山(由紀夫)首相に感謝したい。(あの時)故郷から遠く離れた若い米国人に、日本人が向けた温かいもてなしの心を忘れたことはない。

 この訪問でも同じ心を感じる。鳩山首相の丁重な歓迎に。即位20年を迎えられた天皇、皇后両陛下とお会いできる光栄に恵まれることに。そして日本の人々の手厚いもてなしに。もちろん、日本の(福井県)小浜市の皆さんへのあいさつと感謝の気持ちを忘れてはいけない。

 この旅を、ここから始めた理由は簡単だ。(大統領)就任以来、私は米国の指導力を回復することと、相互の利益と尊重に基づき、米国が世界に関与す る新時代を追求することを目指して働いてきた。そして、我々のアジア太平洋地域での努力は、少なからず、永続的で活性化された日米同盟に根差している。

 就任当初から、私たちは互いに両国の結束を強めようと努めてきた。私がホワイトハウスに迎えた最初の外国指導者は日本の首相だった。そしてヒラ リー・クリントン国務長官が最初の訪問地にアジアを選んだが、これも国務長官としては約50年ぶりのことだった。その旅も日本から始まった。

 あと2カ月で、我々の同盟関係は50周年を迎える。アイゼンハワー大統領が日本の首相の隣に立ち、「対等と相互理解」に基づく「壊しようのない関係」を作ると宣言した日だ。

 半世紀もの間、この同盟関係は我々の安全保障と繁栄の基盤であり続けた。日米が世界の2大経済大国となる一助となった。北米を除けば、日本は米国 にとって2番目に大きな貿易相手国だ。日本が、世界を舞台により大きな役割を果たし、世界の安定に向けて貴重な貢献を果たすようになったことで、日米同盟 は少しずつ進化した。イラクの復興や(ソマリアなど)「アフリカの角」沖での海賊対策、アフガニスタン、パキスタンの人々への支援のことだ。最近も、(首 相の)見事な指導力によって、両国での国際的な開発支援への追加援助が打ち出された。

 何よりも、我々の同盟は共通の価値観を反映しているから持続した。それは、自由な人々が自身の指導者を選び、夢を実現できる民主主義的な権利に対 する信念だ。その信念が「チェンジ(変革)」という約束を掲げた鳩山首相と私の当選を可能にした。そして我々は手を携え、我々の国民と同盟のために、新し い指導者たちによる新しい時代を築くことを誓う。

 歴史のこの重大局面において、私たち2人は同盟を再確認するだけでなく、深化させることで合意した。沖縄の米軍基地再編については、共同作業グ ループを通じ、両国政府の合意を迅速に実行に移すことで一致した。そして同盟関係は未来に向けて発展、適応していく。そして、アイゼンハワー大統領がかつ て述べた、対等と相互尊重に基づくパートナーシップという精神を守る努力を続ける。

 私たちのこの地域への関与は日本で始まるが、日本で終わるわけではない。米国の歴史は大西洋側に連なる港や街から始まったかもしれないが、米国は 何世代にもわたって太平洋の一国であり続けてきた。アジアと米国は、太平洋によって隔てられているのではなく、結びついているのだ。私たちは、過去の歴史 によっても結ばれている。米国の発展を助けたアジアからの移民、アジアの安全と自由を守るために尽くした米兵によって。私たちは、繁栄を共有することに よっても結ばれている。何百万もの家庭や仕事の基盤となっている貿易や商業による繁栄だ。私たちは、それぞれの国民によっても結ばれている。米国人の生活 をすべての面において豊かなものにしてくれているアジア系米国人や、私たちの国と同様に、お互いの生活が密接に重なりあった人々によって。

 私自身の人生も、アジアと米国の物語の一部だ。私はハワイに生まれ、インドネシアで少年期を過ごした。私の妹のマヤはジャカルタに生まれ、中国系 カナダ人と結婚した。母は東南アジアの村々で10年近く働き、女性たちがミシンを購入したり、世界経済の中でよりどころとなる教育を受けるのを助けた。環 太平洋地域は、私の世界観を形作る手助けをしてくれた。

 当時から、これだけ急速かつ劇的に変化を遂げた地域は他にないかもしれない。統制経済は市場経済に変わり、独裁は民主主義に変わった。生活水準は上がり、貧困は減った。これらの変化を通して、米国とアジア太平洋地域の運命はかつてないほど密接になった。

 私はすべての人に、もちろんすべての米国人に、この地域の未来が自分たちの利害に影響することを知ってもらいたい。なぜならこの地域で起こること が私たちの生活に直接影響するからだ。私たちはこの地域で多くの商業活動を行い、また多くの物を買っている。この地域にはもっと多くの製品を輸出できる し、それによって米国内に雇用を生み出すこともできる。この地域での核兵器の軍拡競争は、より広い地域の安全を脅かす。偉大な宗教を冒(ぼう)とくしてい るこの地域の過激主義者たちは、私たちの両大陸への攻撃を計画している。またエネルギーの安全保障や気候変動の問題は、アジア太平洋地域に台頭する国々を 抜きにしては解決することはできない。これら共通の難題を解決するために、米国は昔からの同盟関係を強化し、新しいパートナーシップを構築する。そのため に、私たちは日本、韓国、オーストラリア、タイ、フィリピンとの同盟に期待する。これらの同盟は、過去の時代の歴史文書ではなく、私たちが共有する安全の 基礎となる永続的な約束だ。

 これらの同盟は、安全と安定の礎をもたらし続ける。そして私が初めて日本を訪れた時には想像もできなかったような機会や繁栄を、これらの国々や人 々が追求することを可能にしてきた。米軍が世界で二つの戦争を行う中ですら、日本とアジアの安全保障に対する私たちの献身は揺るがない。その決意は、この 地域への米軍の展開、とりわけ若い兵士たちの派遣を通して見ることができるはずだ。彼らのことを誇りに思う。

 私たちは、アジア太平洋地域やさらに広い地域で、より大きな役割を果たす構えのできている新興国に期待する。インドネシアやマレーシアなどは民主主義を導入し、経済を発展させることで国民の潜在能力を引き出した。

 21世紀においては、ある国の安全保障や経済成長のために他国が犠牲になる必要はない。私たちは、台頭する大国を見る時にそう考える。中国の台頭 を米国がどう見ているか、疑問に思っている人が多いことを知っている。だが、既に述べたとおり、相互に結びつきを強めた世界における国同士の力関係は、一 方の利益が他方の損失になる「ゼロサム」ゲームである必要はない。他国の成功を恐れる必要はないのだ。影響力を競うのではなく、協力関係を育てることが、 アジア太平洋地域の発展につながる。

 どの国に対するのとも同じように、米国は中国に対し、私たちの利益に重点を置きながら近づく。まさにそうした理由から、相互にかかわる問題におい て、中国と実利的な協力を求めることが重要だ。なぜなら、21世紀の難題に一国だけで取り組むことはできず、中国と米国が一緒に取り組めば、お互いにより 良い状況を迎えることができるはずだからだ。中国が世界の舞台でより大きな役割を果たそうと努力することを私たちは歓迎する。経済の発展と、それに基づ く、より大きな責任を伴う役割だ。中国との連携が、経済再生に向けた努力にとって重要であることは明らかだ。中国はアフガニスタンとパキスタンの安全と安 定を促進し、核不拡散体制に尽力し、朝鮮半島の非核化を後押ししている。

 米国は、中国を封じ込めることを望まない。また中国との関係強化が、私たちの(他の国々との)2国間同盟を弱めることにはならない。それどころ か、強く豊かな中国の台頭は、地域の国々の共同体を強める源となる。だから、今回の北京訪問を契機に、私たちは戦略や経済の対話を深め、軍同士の連絡を改 善する。私たち(米中)が、すべての問題で意見が一致することはないだろう。米国は、大切にしてきた基本的価値観を主張することはためらわない。その価値 とは、すべての人々の宗教、文化に敬意を払うことなどだ。人権や人間の尊厳を支えることは米国に深く根付いているからだ。私たちは、憎しみよりもパート ナーシップの精神で、これらの議論を進めることができる。

 さらに、私たちは2国間関係だけでなく、多国間組織の発展が地域の安全と繁栄を深めると信じる。米国が近年、多国間の組織から離れていたことを 知っている。しかしはっきりと言う。それは既に過去のことだ。アジア太平洋地域の一国として米国は、地域の未来を形作る議論にかかわり、適切な機関が設立 され、発展した時に、完全に参加する意向を持っている。

 これこそが、私が今回の外遊で始める仕事だ。アジア太平洋経済協力会議(APEC)は地域の通商と繁栄を促進し続ける。私は今夜、APEC(首脳 会議)に参加するのを楽しみにしている。ASEAN(東南アジア諸国連合)は東南アジアの対話、協力、安全保障の触媒であり続ける。私は、加盟10カ国の 指導者すべてに会う初の米国の大統領になるのを楽しみにしている。そして、米国は、今日の課題に取り組む中で、東アジアサミット(首脳会議)に米国がより 公式な立場で関与することを楽しみにしている。

 我々が、より深く、幅の広い(アジアへの)関与を追求するのは、我々全体の未来がかかっているからだ。その未来がどのような形になるのか。我々の繁栄、安全保障、普遍的な価値観や願いを前に進めるために何をすべきかについて少し述べたい。

 まず、我々は力強い経済回復を実現し、均衡ある持続的な成長を追求しなければならない。

 アジア太平洋諸国やその他の国々による迅速で前例のない協調行動が経済的破滅を回避し、我々が過去数世代で最悪の不況から浮上し始めるのを助け た。我々は、国際経済構造を変革するという歴史的一歩を踏み出し、G20は今や国際経済協力のために最重要視される討議の場となった。

 G20へのシフトは、国際金融機関において、アジア諸国が発言力を強めたことと相まって、米国が21世紀において、より広く、より包括的な関与を 追求していることを明示している。日本は、G8の主要メンバーとして、将来の国際金融構造の形成において指導的役割を果たし続けてきたし、今後も果たし続 ける。

 我々は今、経済回復の入り口にあり、回復の持続を確実にしなければならない。世界的不況をもたらした景気過熱と不況という、これまで通りのサイク ルに戻ることは絶対にできない。不均衡な成長をもたらした従来通りの政策を続けることはできないのだ。今回の不況が教えてくれた重要な教訓の一つは、成長 を続けるために米国の消費者とアジアの輸出に大きく依存することには限界があるということだ。米国人が借金を負い職を失ったとき、アジア製品への需要は急 激に落ちた。需要が急に落ちた際に、この地域からの輸出は急激に落ち込んだ。アジア諸国の経済があまりに輸出に依存しているため、成長が止まった。これが 世界不況を深めてしまった。

 我々は今、歴史的にもまれな曲がり角に立っており、違う道を選択する機会を得ている。まず、我々がピッツバーグのG20で合意した、均衡ある成長のための新たな戦略を追求するという誓約から始めなければならない。

 このことについてはシンガポールでさらに話すつもりだが、米国において、この新戦略は、貯蓄を増やし、消費を減らし、財政システムを改革し、長期 的赤字を減少させることを意味する。また、我々が全世界に対して製造、生産、販売できる輸出をより重視することを意味する。米国にとってこれは一つの雇用 戦略だ。現在、輸出は給与のいい何百万もの米国人の雇用を支えている。たとえ少しでも輸出が増えれば、さらに何百万人(の雇用)を生む可能性がある。これ らの雇用は、風力タービンや太陽光パネルから、日常で使う技術に至るまでのすべてから生み出される。

 この不均衡を改善することによって、アジアの労働者と消費者は、より高い生活水準を享受する機会を与えられる。彼らは生産性を著しく改善すること でこれまで高い生活水準を可能としてきた。住宅、インフラ、サービス業への投資を増やすことにもなる。世界経済がより均衡を取れるようになれば、繁栄はさ らに伸び、深まる。

 何十年もの間、米国は世界で最も開放的な市場を有し、この開放性こそが20世紀の全般にわたってこの地域と他の多くの国々の成功をもたらした。新たな時代にあって、世界中の他の市場を開放することは、米国の繁栄のみならず、世界にとって非常に重要だ。

 この新戦略で不可欠な部分は、野心的で均衡の取れた(世界貿易機関=WTO=の多角的貿易交渉である)ドーハラウンドの合意へ向けた前進だ。どん な合意でもよいというわけではなく、全世界の市場を開放し、輸出を増大させる合意でなければならない。この目標を我々がタイムリーに達成できるかどうか。 それを確かめるため、我々はアジアのパートナー諸国と協力する用意がある。また、我々は地域的貿易パートナーをも協議のテーブルに招きたい。

 我々は、アジア諸国・地域の経済統合が継続的に続くことによって、すべての国々の労働者、消費者、ビジネスが利益を得ると信じている。同時に、我 々は韓国の友人たちと、(自由)貿易協定の前進のために必要な課題を克服していく。米国は、環太平洋パートナーシップ諸国(シンガポール、ニュージーラン ド、チリ、ブルネイ)とともに、広範な加盟国を持ち、21世紀の貿易協定に値する高い基準を持つ地域協定を形成するという目標を目指す。

 パートナー関係を持ちながら、我々はこのようにして回復を維持し、共通の繁栄を進めていくことができる。しかし、均衡ある成長の追求だけでは十分でない。我々には、持続可能な成長も必要だ。これは我々の惑星のためであり、ここに暮らす未来の世代のためだ。

 すでに米国は過去10カ月間、気候変動の問題に対して近年にない取り組みを進めてきた。最新の科学を採用し、新エネルギーに投資し、エネルギー効 率の基準を高め、新たなパートナーシップを築き、気候変動に関する国際的な交渉に参加してきた。米国は、まだすべきことが残っていることを知っている。だ が、我々は責任を果たそうとしており、また果たし続けるだろう。

 コペンハーゲン(で開かれる気候変動枠組み条約第15回締約国会議)の成功をめざす取り組みもこれに含まれる。私は、これが容易だという幻想は 持っていない。しかし、前進すべき道の輪郭は明確だ。すべての国が責任を受け止めなければならない。米国を含む温室効果ガスの大量排出国は、明確な削減目 標を持つ必要がある。途上国は、経済支援と技術支援を受けながら具体的な排出抑制策を取らなければならない。各国が国内で取る行動には透明性と説明責任が 求められる。

 私たち一人一人が、地球を危険にさらさずに経済を成長させるため、できる限りの努力をしなければならない。我々は共に協力すべきだ。私たちが正し い規制策と奨励策をとれば、私たちの有能な科学者や技術者、起業家の創造力を解き放つ。新たな雇用やビジネスを作り出し、まったく新たな産業を生む。

 私たちはこのような21世紀の課題に取り組むと同時に、20世紀の負の遺産である安全保障問題に対する努力も倍増させなければならない。核兵器の脅威のことだ。

 プラハで私は、世界から核兵器を廃絶する米国の決意を断言した。そして、この目標に向けた包括的な課題を示した。日本がこの取り組みに参加してい ることをうれしく思う。日米両国以上に核兵器の威力を知る国はない。私たちは共に核兵器のない未来を追求すべきだ。これは、我々に共通の安全保障に欠かせ ず、私たちすべてに通じる人間性が大きく試されている。我々の未来そのものが不安定な状態に置かれている。

 一点だけ明確にしておく。核兵器が存在する限り、米国は強力で効果的な核抑止力を維持し、韓国と日本を含む同盟国の防衛を保障する。

 しかし、アジア地域で核兵器の開発競争が拡大すれば、数十年にわたって築かれてきた安全と繁栄が覆される。我々には核拡散防止条約(NPT)の基 本的な約束の堅持が求められる。すべての国は核の平和利用の権利を持ち、核保有国は核軍縮を進める責任があり、核を持たない国は(核兵器開発を)放棄する 責任がある。

 実際、日本は、真の平和と力を獲得するために、この道を歩むしかないという好例を世界に示している。数十年にわたって日本は核兵器開発を拒否しつつ、核の平和利用の利益を享受してきた。これによって日本の安全は増し、地位も高まった。

 我々の責任を果たし、プラハで私が示した課題を前進させるため、私たちは国連安保理において、(核兵器全廃に向けた)国際社会の努力に関する決議 を満場一致で採択した。ロシアとは備蓄核兵器の削減に関する新たな合意を目指している。我々は核実験全面禁止条約(CTBT)の批准に取り組み、条約発効 を目指している。(オバマ大統領の提唱で開かれる)来年の「核安全保障サミット」では、(盗難などの)危険にさらされている世界の核物質を4年以内に安全 に確保するという目標を前進させる。

 以前に述べたように、世界的な核拡散防止体制を強化するということは、特定の国を挙げて非難することではない。すべての国が責任を果たさなければならない。その中にイラン・イスラム共和国が含まれる。北朝鮮も含まれる。

 北朝鮮は何十年にもわたって核兵器の開発を含む対決的姿勢と挑発行動を続けてきた。その道がどこに行き着くかは明白だ。われわれは平壌に対する制 裁を強化してきた。彼らの大量破壊兵器に関する活動を禁じる、かつてないほど包括的な国連安保理決議を可決した。我々は、脅しには屈しない。我々は、言葉 ではなく行動によって明確なメッセージを送り続ける。北朝鮮が国際的な義務を果たすことを拒絶するなら、(北朝鮮の)安全は強まるのではなく、弱まるだけ だ。

 北朝鮮には、取り得るもう一つの道もある。米国は、我々のパートナー諸国と協力しながら、さらに(米朝の)直接外交にも支えられながら、北朝鮮に 別の未来を提供する用意がある。北朝鮮は、自国民への恐ろしい抑圧につながる孤立の代わりに、国際社会への統合という未来を持ち得る。貧困にしがみつく代 わりに、経済的な機会という将来を持つことができる。貿易と投資、観光は、北朝鮮の国民により良い生活の機会をもたらすことができる。不安定を増大させる 代わりに、安定と尊敬される将来を得ることができる。こうした尊敬は、好戦的な態度によっては得られない。国際的な責務を完全に果たすことによって、国際 社会の中で地位を占めようとする国でなければ獲得できないものだ。

 北朝鮮がこの将来を実現するための道筋は明白だ。6カ国協議に復帰し、NPTへの復帰を含む過去の約束を守り、朝鮮半島の完全かつ検証可能な非核 化を実現することだ。また周辺諸国との完全な関係正常化は、拉致された人々について被害者の日本人家族が完全な説明を受けない限り実現しない。これが、自 国民の生活向上に関心を持ち、国際社会に参加したいならば、北朝鮮政府が取ることのできるすべてのステップだ。

 この(北朝鮮)問題に注意深く対処するのと同時に、我々はアジアのすべてのパートナー諸国と協力し、国境を越える21世紀の脅威と闘う。無実の市 民を殺す過激主義者を根絶し、我々のシーレーンを脅かす海賊行為をやめさせ、感染症防止の我々の取り組みを強化し、今の時代でも続く厳しい貧困の撲滅に取 り組み、女性や子ども、移民の弱みに乗じた人身売買人を廃業に追い込み、現代の奴隷制といえるこの悪に永久に終止符を打つ。

 まさに我々が協力すべき最後の分野は、基本的人権と全人類の尊厳の擁護だ。

 アジア太平洋地域には多様な文化がある。素晴らしいさまざまな伝統と個性の強い各国の歴史がある。我々は、この地域の諸国民の著しい才能と推進力 によって、人類が進歩発展してきたのを繰り返し見てきた。だが、もう一つ明確なのは、地域の伝統文化と経済発展は人権を尊重することによって阻害されず、 逆に強化されたことだ。人権を守ることによって、末永く続く安全がもたらされる。これはいかなる形でも金で買うことができない。これこそ、米国の民主主義 と同様、日本の民主主義に見られる物語だ。

 自由と尊厳は、すべての民族が抱く願いだ。人類共有の思いがある。自分の思いを語り、指導者を選ぶ自由。情報へのアクセスが可能であること。自分 の望む形の礼拝。法の支配への信頼。そして、公平な法の運用だ。これらは安定を阻害する要因ではなく、安定の礎石だ。だから、我々はいつもこうした権利を 求める人々の側に付く。

 この信条が、ビルマ(ミャンマー)に対する我々の新しいアプローチを導いている。長年の善意もむなしく、米国による制裁も、他の諸国による関与政 策も、ビルマの人々の生活改善に成功しなかった。このため、我々は今、(軍政の)指導部と直接対話を行い、民主改革へ向けた具体的ステップがみられなけれ ば、現行の制裁が続くことを明確にしている。我々は、統一された、平和で繁栄し、民主的なビルマを支持する。ビルマがその方向に動けば、米国との関係改善 は可能だ。

 取られるべき明確なステップがある。まずアウンサンスーチーさんを含む政治囚の無条件解放と少数民族との紛争終結。さらに、政府と民主的野党勢 力、少数民族の間で共通の将来展望を探る真の対話だ。これこそ、ビルマ政府が国民の要求に応える方法だ。これがビルマに真の安全と繁栄をもたらす道だ。

 これらが、アジア太平洋における繁栄、安全保障、人間の尊厳を改善するために米国が取るステップだ。我々は、日本との親密な友好関係を通じてこれ を行う。日本との関係は、この地域における我々の取り組みの要だ。我々はパートナーとして、また、私が今日話した関与拡大によってこれを行う。また、太平 洋国家として、地球のこの地域で人格形成の一時期を過ごした大統領を持つ国として、これらを実現する。さらに我々は、かつてと同じ目的意識を持って、これ を行う。その目的意識は、50年近く日本の人々との関係を導いてきた。

 こうした関係がどのように結ばれたかの話は、前世紀半ばにさかのぼる。太平洋における実戦が静まり、しばらくしてからだった。そのとき、日本の安 全保障と安定に対する米国の関与が始まり、日本人のふんばりと勤勉さもあって、「日本の奇跡」と呼ばれた現象を導いた。世界でもまれに見る急速かつ力強い 経済成長期だった。

 その後、何年、何十年と、この奇跡は地域に広がった。そして、たった一世代で、何百万人もの人々の生活と運命が、永遠によい方向へと変わった。こ の進歩は、ようやく手に入った平和によって支えられ、(日米の)相互理解の新たな懸け橋によって強められたのだ。この懸け橋は広く大きな空間を隔てた両国 をしっかりと結びつけた。

 しかし、我々には、まだやるべき仕事がある。科学技術の新発見によって太平洋両岸で雇用を創出し、地球温暖化を防ぐ。そして、死の兵器の拡散を食 い止め、分断された朝鮮半島で、南の人々を恐怖から、北の人々を欠乏から解放することだ。また、若い女性が身体でなく人格で判断され、どの国の若者たちも 自分の才能、力、選択によってどこにでも行けるようにすることだ。

 どれを取っても容易なことではない。後退や困難もあるだろう。しかし、この変化の時に、この奇跡の土地で、歴史は我々に不可能はないと教えてくれ る。これが、米国にとっての政治課題だ。これが、日本との、またこの地域の国々、人々とのパートナーシップの目的だ。疑いがあってはならない。米国初の太 平洋(出身)の大統領として、私は、この太平洋国(米国)が、非常に重要なこの地域における我々の指導力を強化し、維持すると約束する。どうもありがと う。【転載終了】


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【転載開始】2009年11月14日(土)

鈴 木 宗 男

 10時からサントリーホールでの「オバマ大統領東京演説」に出席する。

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 昨年の選挙中の演説も凄いと思ったが、今日の演説に出席者は十分感激と感銘を受けたことだろう。勿論私もその一人である。

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 約40分の演説の中で「私も鳩山首相も、国民によるチェンジ(変革)で民主的に選ばれた。民主主義の勝利だ」と強調されていた。私はこのフレーズを聴きながら、デモクラシーが普天間問題を解決する一つのポイントになるのではないかと思った。

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 民主主義の勝利というなら、選挙結果を尊重しなくてはならない。沖縄の想い、心を十分受け止めなくてはいけない。沖縄県民の総意はどこにあるかを冷静に 考え、あわせて日本政府は沖縄の声をしっかり米国に正しく伝え、新しい枠組みの中でしっかり議論していくことである。ロードマップ見直しについても、議論 しても良いのではないか。

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 オバマ大統領の演説を聴いて、改めて「言葉は力なりき」を痛感しながら、その言葉をしっかり受け止めて対応すべきである。

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 今日は9時から釧路市で民主党の主催で、釧路管内市町村、各種団体との「地域主権民主党政策懇談会」が行われ、私も出席する予定だったが、アメリカ大使 館からオバマ大統領演説の案内が来たので、釧路には行けなかった。秘書が代理出席しているので、懸案事項をよく把握し、きちんと対応していく。

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 16時から東京陸別会。19時から医療関係者との懇談会。

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 20時から我が故郷足寄町の「足並み会」研修団と懇談。

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 土曜だったが、忙しい一日だった。 【転載終了】

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カリフォルニア州、デフォルト宣言か?!

2009-06-24 12:28:21 | バラク・オバマ

非常事態庁(FEMA)が、登場か?!
カリフォルニアの非常事態宣言が発せられた時.......。


 バイデンが、パヌエル前国務長官が、『オバマ大統領の試練』と呼んだ出来事なのか。北朝鮮、イランは確かに作られたハード・ソフト両面パワー作戦と思われる。とは言っても、遙か彼方の局地試練にしかすぎない。どうとでもあしらうことは可能だ。


 カリフォルニアは違う。単なる地方州ではない。ほぼ一国と同等の規模を持つ。しかも米国の重要州でもある。アメリカ分裂の計画もある。非常事態宣言が発せられると、FEMAの登場もあり得る。最も大きな試練となることは間違いない。


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実況検証

《今から過去3ヶ月》NYダウと日経(ライブ)

日経平均株価グラフ

円相場(ドル)(ライブ)


【転載開始】カリフォルニア州の財政破綻が引き起こすアメリカのデフォルト宣言

 

728日にカリフォルニア州の発行している州債券の大口返済の期日が到来するが、どうやら返済資金が枯渇しているために、不渡りになる可能性は大きいようである。

 

            かの俳優のアーノルド・シュワルツネッガー知事が62日に議会で「このまま何も措置が取られなければ、2週間後に悲劇的な事態が到来する」と語っていることを考えると、それは十分あり得ることである。

 

カリフォルニア州の破綻を夕張市と同等に見ていては、とんでもないことになる。同州の経済規模は、カナダやブラジルより大きいのだ。それゆえ、もしもデ フォルト宣言が発動されるようなことになったら、大変な事態が発生することになるはずである。夕張市が破綻するのとはわけが違いのだ。

 

このカリフォルニア州債券は、建国以来初めて連邦政府が直接債務保証する形で発行された債権であるから、不渡りの発生は、オバマ政権の首を絞めることに なってくることは必定である。だが、実はそうなることをオバマ政権は折り込み済みで、手を打っている可能性があるのだ。

 

それが、6月始めにアメリカ合衆国緊急事態管理庁(FEMA)がプレスリリースした、非常事態演習の実施である。この演習は727日から31日までの間に、連邦・州の全官公庁が参加して行なわれることになっているのだが、なんとそれには、カナダ、メキシコ、それに英国までが参加するというのだから、驚きである。

 

非常事態が発生し、戒厳令が施行された後には連邦政府に自治体および州政府の権限が移され、この連邦緊急事態管理庁(FEMA)が、連邦政府の執行機関と して活動することになるのだが、その際には、大統領の上に位置するほどの権限を持つことになり、大統領を動かすことすらできると言われている。

 

元外務相のキャリアで2005年に自主退職し、原田健夫国際戦略研究所を立ち上げ、貴重な情報をを発信している原田健夫氏は22日の日刊現代に寄稿し、今回のFEMAによる非常事態演習について次のように語っている。

 

「軍事史をひもとけば、演習がすぐさま実戦に転化する例はいくらでもある。いや、後者が現実になるからこそ、前者も行われるのである。西部海岸の巨大な州 が債務不履行に陥り、大混乱に陥る中、崩壊していく米国。その後に、彼らが求めている新秩序は何か。そこに思いをはせるべき時がやってきている」

                                                          

                                                                                          
                  窮地に立たされるか、オバマ大統領
                                                 
 

       
原田氏が語っていることは非常に重要である。我が国の主要新聞の社説欄には決して載らない内容だが、私がかねてから伝えているように、アメリカがニューダ ラー「アメロ」の発行に踏み切る際には、カナダとメキシコを巻き込むことになっている点を考えると、今回予定されている非常事態演習に両国が参加する点は 大変意味深である。

 

また、非常事態演習がカリフォルニア州の返済日を挟んでいることも奇妙である。こうしたことを考えると、先のHPで記載した、バイデン副大統領が選挙期間 中に語った、「大統領就任から半年以内に、オバマ大統領は大変勇気のいる選択を迫られることになる」という奇妙な発言が、現実味を帯びて迫ってくる。

 

            時はあたかも、皆既日食のあとである。この皆既日食が覇権国アメリカの凋落をもたらすものだということは、占星術師たちの間では、かねてから言われてきていることである。

 

            北朝鮮とイランの不穏な動きの裏には、先のHPで述べたようにドルの暴落を防ぐだけでなく、アメリカ国内で発生する経済的混乱から目をそらすために、朝鮮半島や中東での騒乱や戦争行為を引き起こす狙いが隠されているのかもしれない。

 

欧米や日本のマスコミは、今回のイランの大統領選挙では不正があったように伝えているが、必ずしもその情報は正鵠を得たものではないようである。マスコミ が伝える情報から一歩引いて眺めてみると、選挙を利用したCIA(アメリカ情報局)による暴動発生工作の実体が垣間見えてくるようである。

 

            それらも皆、カリフォルニア州から連邦政府に飛び火する可能性の高い、「ドル崩壊」と「デフォルト宣言」に絡(から)んだ動きだと考えると、つじつまが合ってくる。

 

            いずれにしろ、皆既日食のあと辺りから、不穏な動きが始まる可能性が大きいことを、今のうちから頭に入れておいて欲しいものである。【転載終了】