飄(つむじ風)

純粋な理知をブログに注ぐ。

「原発がどんなものか知ってほしい」の平井憲夫さん 完全版

2012-02-22 14:45:19 | 平井憲夫

原発がどんなものか知ってほしい」は、 既に転載した!
平井憲夫』カテゴリーにある!
平井憲夫氏の言わば、遺言だ!!
無念にも実現した・・・・・・。


 当時の転載動機は、原子力政策は陰謀に基づくものだと判断したからである。陰謀? そう、地球温暖化は詐欺であるとの認識から、それに続く原子力政策は同じくエネルギー詐欺であると、判断したからである。

4thumb400x303173


 穏やかな言い方ではないかも知れないが、それ以外の表現は今も見あたらない。


 これを陰謀と言わずして、何が陰謀か?


 平井さんは、そのようには言ってはいない。しかし、謎を突き詰めると、同じ見解になるであろう。誰もがこの政策遂行において、ウソを吐いているからである。政府も官僚もそして、原子力推進の電事連(東電始め九社)においては、その典型である。


 そして、その理由は、地球温暖化である。その宣伝広告は、さすがに取りやめられたが、今でもエネルギー不足、電力不足が叫ばれている。実は余っているのである。


 これをエネルギー詐欺と呼ばずして、何と呼ぶか?


 詐欺は、陰謀によって行われる。これは当然至極の形態だ。だから、陰謀である。


 その事を再び思い起こされる平井憲夫氏の『遺言』講演動画である。あまり、視聴されてはいないと思われるので掲載したい。どこかの法律家対象の講演動画だ。長いが、今に新しい。


 平井憲夫氏は1997年1月他界した。多分、内部被曝による癌だろう。


 この期に及んでも、いまだに原発推進が止まない。 


「原発がどんなものか知ってほしい」の平井憲夫さん 完全版(1996年10月12日)

 

当然だろう!!

【転載開始】枝野経産相、今夏原発ゼロでも対応  

2012年2月19日 10時13分

 

 枝野幸男経済産業相が本紙の単独インタビューに応じ、需要がピークを迎える夏の電力対策で「どういった場合でも対応できるよう最大限の努力をす る」と述べ、原発の運転ゼロを想定していることを明らかにした。原発の再稼働では安全性を最優先に判断する考えをあらためて示し、電力不足を理由に再稼働 を目指す動きをけん制した。

 昨夏までは国内54基ある商業用原発のうち13基が運転していた。しかし、福島第1原発事故後、定期検査後に 再稼働した原発はなく、20日に定検入りする関西電力高浜3号機(福井県)を含め運転中の残る3基も4月下旬までに停止。夏場を前に原発の全基停止が現実 味を帯びている。

 枝野経産相は「原発が止まっている状況では、需要の抑制と代替発電などを相当頑張って、それでも完全に対応できる状況で はない」と難しさを認めながらも「供給の上積みと最大需要を下げる努力をさらに進めていく」と強調。原発ゼロでも対応できる方策を春にも公表する考えを示 した。

 供給力の具体策では、原発に代わる火力発電量の増加や電力各社の電力融通の拡大などが見込めるとした。

 節電も「できる範囲でお願いしたい」と述べ、各家庭で冷房や照明を落とすなど社会的な節電意識の高まりに期待した。

 産業界への影響では「無理をかけずに乗り切りたい」と明言。昨夏のような「電力使用制限令」の発動や自動車業界の「休日操業」は回避できるとの見通しを示した。電力料金値上げは「(原発事故を起こした)東京電力以外そういう話は上がってきていない」と述べた。

  一方、経産省原子力安全・保安院が安全評価(ストレステスト)を妥当と評価した関電大飯原発3、4号機(福井県)の再稼働を認めるかどうかの政治判断では 「原子力安全委員会が『安全』と言った時に、専門家でもない人に理解できるかだ」と、国民感情に配慮する考えを強調した。

(中日新聞)【転載終了】

 

東北関東大震災が、いつの間にか、原発シンドロームになった!!

2011-03-17 13:22:17 | 平井憲夫

マグネチュードが二転、三転、M9.0・・・・。
名称が、東北・太平洋沖大地震から
東北関東大震災
(東北大震災とも言うらしい)になった
どうやら、
また変わる可能性がないとは言えない!!


 さしあたり、『原発シンドローム大震災』となる可能性すら感じる。ともかく、現在の名称:東北関東大震災を通称するが、ついでにこの名をタグに用いる。

Article13657810b2c806a00000578106_6


 というのは、


嘗て、『原発がどんなものか知ってほしい!!』として、故平井憲夫さんの手記を連載したことがある。


 奇しくも、氏の遺言は的中した。


 その時は、地球温暖化『詐欺』をテーマに、原子力政策の利権構造を糾弾する目的であったが、その時、平井氏は、恐ろしくお粗末な、原子力発電所の実態を、技術者の立場で暴露したものである。

6z20110315ddreu00427g200000


 それが如実に露呈した。


 極めて予言的であるので、タグに『東北関東大震災平井憲夫タグに変更:2012-2-22)にとりまとめた。


 結論から書いておこう。


 数多くの原子力発電所は、高度な技術の粋を集めた難攻不落(=絶対事故は起きない)の施設のように思われているが、とんだデマで、実は何時事故が起きても、又、今回のように災害には案外弱い代物であるとの暴露であった。

8z20110316ddreu01385g200000


 その理由は、原子力政策が巨大な利権構造の上に立つ、現代の摩天楼の如きものである指摘である。そして、それは奇しくも露呈した。彼の暴露が、不幸にも真実となった。


 もう、日本人は欺されないだろう。


 現在、その真実が現在進行形にある。予断を許さない危機的状況にある。確かに巨大震災であることには変わりがないが、果たして、短期間に十倍もの誤差が出るものか、素人には合点がいかない。

4g20110316ddd1900040g300000


 当初、M8.4からM8.9になり、最終的にM9.0の超巨大地震になった。15倍以上になった訳である。それは、どう見ても誤差と言うにはあまりに大きい。


 何か意図があると考えるか、あまりにアバウト過ぎるとしか考えようがない。それとも、結果から後付しているのであろうか? それはあまりに科学的な数値とは言えない。


 とまれ、


 これから起こることは、『予期せぬ、未曾有の大震災により・・・・・・・云々』との枕詞が、多用されるだろう。言い訳にならない、言い訳がまかり通ることになる。その理由は、『原発シンドローム大震災』となる公算が大きいからだ。

Article13657810b25a1c000000578861_6


 事態はますます悪化している。全ては後手に推移している。本日、『焼け石に水』が実施された。成功を願うが、心許ない。テレビで見る限り、『焼け石に水』の感がぬぐえない。

Article13657810b25998f00000578715_6

Article13663080b2ddb1a00000578671_9


 しかし、それでも起死回生の成功を祈る!


 もう原子力発電は、the End だろう。それはあまりに多くの欺瞞に満ちた推進計画があったからだ。それが行きすぎた『安全神話』だ。神話だったのである。それに利権が後押していたとするなら、神話をこえて『悪魔のささやき』となる。


 それが露呈してきている。


 一旦、これまでの方向性は大幅に見直されることになるだろう。これまでの原子力政策は破綻した。多大な犠牲を伴って破綻した。残るは、奇跡的収拾を祈るしかない。


【転載開始】

原発 緊急情報(10) 政府・マスコミ、

ごまかし。危ない?!

Images



政府とマスコミがごまかしを始めた。これはどうしてもすぐ多くの人が気がついて理解しておかなければならない。

 

それは「1時間あたりの放射線」と「そこに住んでいる子供が受ける放射線」の問題だ。実に危険なごまかしを始めた。

 

放射線の強さを「シーベルト」で示すが、これには「年間にあびるシーベルト」、「1時間あたりのシーベルト」、「白血病になるシーベルト」、「瞬時にあびるシーベルト」と4つある.

 

この複雑なことを利用して、昨日から政府とマスコミは歩調を合わせてごまかし始めた。子供をもつ親はその責任から、絶対に次のことを理解して欲しい。(今、私は計算中)

 

・・・・・・・・・

 

まず、法律で決められた「普通の人は一年に1ミリシーベルトまで(自然放射線を除く)」というのは、「1年間」だ。

 

政府発表やテレビで報道しているシーベルトは「1時間あたりのシーベルト」だから、1ヶ月少し(42日)住んでいるところの場合、それを1000倍する必要がある。

 

白血病になるシーベルトは約400ミリシーベルトで、これは1時間でも1年でもなく、そのままである。だから1時間400マイクロシーベルトのところに1時間いても大丈夫だが、1ヶ月あまり住んでいると白血病になる.

 

レントゲンを受けると「一度に600マイクロシーベルト」の放射線を受けるが、これは瞬時である.

 

・・・・・・・・・どのぐらいで何が起こるか・・・・・・

 

4シーベルト       死ぬ

 

400ミリシーベルト   白血病

 

1ミリシーベルト(1年) 法律で定められた限界

 

・・・・・・・・・・・・

 

1) 福島原発2号炉から放射線が漏れたときに枝野官房長官が発表した数値は1時間に400ミリシーベルト。
(もし、その場所に1ヶ月少し住んだら、400シーベルトになり死亡.その100分の1で死亡するから1日いたら死亡する)

 

2) 文部科学省が3月16日に発表した福島原発から20キロの地点(福島県浪江町周辺)の放射線は1時間330マイクロシーベルトであった(1時間あたりと思う)。
(そこに1ヶ月少し住んだら330ミリシーベルトになり、白血病になる数値・・・これをテレビでは「安全な放射線」と言っていた。)

 

3) 3月15日頃の東京の高い値は10マイクロシーベルトぐらいだった。
(東京に1ヶ月少し住むと、10ミリシーベルトで、1年間に浴びて良い値の10倍になる。1年ぐらい住むと子供はかなり危険。胃のレントゲンが1回で600マイクロシーベルトだから、1ヶ月で17回のレントゲンを受けることになる。安全とは言えない.)

 

・・・・・・・・・

 

【政府のトリック】

 

政府やマスコミは「福島原発から20キロのところの放射線は、330マイクロシーベルトだから、胃のレントゲンの2分の1」という言い方をしている。だから安全という.

 

しかしそれは「そこに1時間しかいない人」の事であり、住んでいる人ではない。だから、1ヶ月あまり住む人は330ミリシーベルトを浴びることになり、子供も親も白血病になるだろう.

 

すぐ待避しなければならない。決して「安全な放射線」ではないのだ。

 

・・・・・・・・・

 

今、私(武田)は少し動揺している.

 

もし文部科学省が16日に発表した値が正しく、私の計算があっていれば、政府は直ちに浪江町の人をもっと遠く(風上)に待避させる必要があるからだ。

でも、まったくその気配はない.なぜなのか?

 

私の計算が間違っているのか? それでは浪江町の少し南の人はどうなのだろうか?たとえばある地点で測定してみるとその3分の1の100マイクロシーベルトのところに住んでいる人は、3ヶ月住むと白血病になる.子供はさらに早いかも知れない。

 

もう一度、慎重に考えてみる.もしこの計算が本当なら大変だが、どこかに間違いがあることを願う.

 

原子力の専門の人、チェックしてください。もし、この計算が正しいと大変ですから。間違えていたらすぐ訂正します。でも重要な事ですから。

南無三! 私の勘違いであってくれ!

(平成23317日 午前9時30分 執筆)

 

武田邦彦【転載終了】

 

 


原発がどんなものか知ってほしい!!⑧最終回

2008-06-01 08:44:36 | 平井憲夫

また、ぞろ原子力発電に傾斜を始めた企て.....。
後のことは関係ない、利権しか考えない
悪の企て、アルゴア以来の、否、温暖化キャンペーン以来の
悪の企て......。で、掲載することにした。,

 

 これで最終回とする。しかし、時を改めて問いたいことがある。それは、原子力発電の安全性もさることながら、必要とする事の合理性についてである。

 Forsmark3では今後のエネルギーコスト上限150ドル時代における石油に代わるエネルギー源は何であろうか。人類は木材、石炭、石油などの太陽エネルギーの蓄積物を使い尽くしてしまい、今残されたのは太陽だけとなった。では原子力はどうか。私は、存在(創造物)のコアである「核」(ウラニューム)を破壊することは、与えられた者(人類)の与えたモノ(神)への反逆または裏切り行為であり、破壊した者は必ず「天罰」を受けるものと信じている。だから私は原子力を人類のエネルギー源として認めたくないし、膨大な投資に対してリスクが大きすぎるのでやがて採用されなくなると思っている。(増田 俊男氏)>という意見もある。増田 俊男氏は経済評論家である。<経済大変動>というコラムの中での発言であるが、賛同する。

 核分裂は破壊であるから、なじめないという点と、原油高騰は明らかに作られたものであって、おそらく200ドルを超えるであろうとの予測の中から、原子力発電への回帰は起こっているという不自然さからである。そこには原子力マフィアの壮大な仕掛けが見え隠れする。この問題は、原子力発電所に従事する人々の資質・取り組みを越えた問題であるから、批判の対象とはならない。

 原油のピーク論議も、耳にするほどに怪しい。昨今、アフリカでは世界最大級の油田が発見されたと騒いでいるのに、枯渇枯渇と騒ぎ立てる。バイオエタノールに至っては、穀物を家畜を越えて車の食料に置き換えて、食料危機とさらなる環境破壊に駆り立てる。それもE3(バイオ由来のエタノール)でなく、ETBEをも同時に推進しようとするダブルスタンダードが存在する。ETBEは、バイオエタノールに石油から作るイソブテンを混ぜた燃料で、石油業界が必死で押している。

 いずれも利権絡みに事は進展する。怪しい。実に怪しい。Ooi_nuclear_power_plant_3_4

 地球温暖化に至っては、最近、こういう記事があった。

 <(木星・火星も温暖化) 気候変動が木星や火星まで広がっている。
 元副大統領ゴア氏は壊滅的な人間が原因の温暖化を避けるために、人類にビジネスの仕方を変えようと音頭をとっているが、その一方で、木星でも気候変動が観察できると学者たちの発表があった。3年前のニュースで、地球の極地で氷が減っているのと同じくらいの割合で火星の氷冠が縮小しているというものがあったが、これはそのニュースに続くものである。

 地球の二酸化炭素が、宇宙を飛んでワープしたとでも言うのだろうか。温暖化は、太陽活動と言えばいいのに、二酸化炭素にどうしても結びつけるのは魂胆がある。そう読むのは投稿者を含む『世迷い言』の一部の者達である。

 そうしたら、イギリスではあきれた規制案が出たそうな。

 <(イギリスの二酸化炭素排出規制案) イギリスのある政府関係者は次のような二酸化炭素排出規制・取引案を持っている。国民すべての排出量を割り当て、ICカードを全国民に持たせ、それをクレジットカードとして使わせ、ガソリンの購入(10リットルで23kg)、飛行機の搭乗(ロンドン-ローマ片道900Kg)などの時にCO2排出を記録し計算し、コントロールする案がある。このクレジットを使わなかった人はその権利を売ることができる。現在では、それにかかる費用が膨大であるため、実現するかどうかはわからない。

 誰かが、温暖化で世間を踊らせ、その裏で着々と利権を掠め取り、莫大な富の偏在と格差の拡大を図っている。そう見るのは不自然であろうか。その為に飢餓が津波のように歩み寄りつつある。

 その中枢に、オクシデンタル石油のオーナ一族であるアル・ゴアのノーベル賞がある。チベットもその流れだ。四川大地震も.....といえば、それこそ『世迷い言』になりきるので抑制するが、原子力発電回帰はその結果と見るから,,,,,,。

 原子力発電所問題を提起するのである。

【転載開始】<平井憲夫氏>

原発がある限り、安心できない

 みなさんには、ここまでのことから、原発がどん なものか分かってもらえたと思います。

 チェルノブイリで原発の大事故が起きて、原発は 怖いなーと思った人も多かったと思います。でも、 「原発が止まったら、電気が無くなって困る」と、 特に都会の人は原発から遠いですから、少々怖くて も仕方がないと、そう考えている人は多いんじゃな いでしょうか。

 でも、それは国や電力会社が「原発は核の平和利 用です」「日本の原発は絶対に事故を起こしません。 安全だから安心しなさい」「日本には資源がないか ら、原発は絶対に必要なんですよ」と、大金をかけ て宣伝をしている結果なんです。もんじゅの事故の ように、本当のことはずーっと隠しています。

 原発は確かに電気を作っています。しかし、私が 二〇年間働いて、この目で見たり、この体で経験し たことは、原発は働く人を絶対に被曝させなければ 動かないものだということです。それに、原発を造 るときから、地域の人達は賛成だ、反対だと割れて、 心をズタズタにされる。出来たら出来たで、被曝さ せられ、何の罪もないのに差別されて苦しんでいる んです。

 みなさんは、原発が事故を起こしたら怖いのは知 っている。だったら、事故さえ起こさなければいい のか。平和利用なのかと。そうじゃないでしょう。 私のような話、働く人が被曝して死んでいったり、 地域の人が苦しんでいる限り、原発は平和利用なん かではないんです。それに、安全なことと安心だと いうことは違うんです。原発がある限り安心できな いのですから。

 それから、今は電気を作っているように見えても、 何万年も管理しなければならない核のゴミに、膨大 な電気や石油がいるのです。それは、今作っている 以上のエネルギーになることは間違いないんですよ。 それに、その核のゴミや閉鎖した原発を管理するの は、私たちの子孫なのです。

 そんな原発が、どうして平和利用だなんて言えま すか。だから、私は何度も言いますが、原発は絶対 に核の平和利用ではありません。

 だから、私はお願いしたい。朝、必ず自分のお子 さんの顔やお孫さんの顔をしっかりと見てほしいと。 果たしてこのまま日本だけが原子力発電所をどんど ん造って大丈夫なのかどうか、事故だけでなく、地 震で壊れる心配もあって、このままでは本当に取り 返しのつかないことが起きてしまうと。これをどう しても知って欲しいのです。

 ですから、私はこれ以上原発を増やしてはいけな い、原発の増設は絶対に反対だという信念でやって います。そして稼働している原発も、着実に止めな ければならないと思っていあす。

 原発がある限り、世界に本当の平和はこないので すから。

優しい地球 残そう子どもたちに【転載終了】

原発がどんなものか知ってほしい!!⑦

2008-05-31 10:41:55 | 平井憲夫

また、ぞろ原子力発電に傾斜を始めた企て.....。
後のことは関係ない、利権しか考えない
悪の企て、アルゴア以来の、否、温暖化キャンペーン以来の
悪の企て......。で、掲載することにした。

 Fukushima1 コメント氏は、やはり原発関係者であった。それはそれで結構である。議論こそ大切であるから、大いに発言なされる事は歓迎する。ならば、『原発に関係しているものですが....』という前置きがあるのが望ましい。それはなかった。あたかも善意(知らないと言うこと..法律用語として)を装って、来られた。
 そこから、聡く巡らすと感づく。不思議なもので、言葉は丁寧でも、言霊に険(けん)が感ぜられた。すぐに攻撃性を感得した。敢えて、引き込むことにした。即ち、直接論争をせずに、本文にちょっと反論した。ついて来られた。

 『Re:原発がどんなものか知ってほしい』については、投稿者は既読であった。
<平井憲夫氏>の文書に触れたのは、約1年前。注目したので、そのあたりを探せばすぐにヒットする。当然というか、自然というか、関連記事として当然目を通す。当たり前の行動である。真実の追究しようという意識があれば、尚のこと、抜かすはずがない。その上で、時を経て、熟慮の上転載を決断した。裁判の審理は、主尋問、反対尋問を経ないで証拠とはならない。常識である。
 しかし、敢えてそのことは言わないでおいた。そしたら、何度もお付き合い頂くことになった。またお越し頂いたら歓迎する。その方が、核心が見えてくる。

 原発関係者とおぼしきコメント氏は、後輩達の懸命の努力にあらぬ誤解のなきことを願っておられるので、一言申し上げたい。言うまでもなく、本ブログにおいて一線の従事者を誹謗中傷するものではないことは明らかである。寧ろ、共に安全を杞憂するものである。そして、そのほとんどの方は、信念に基づいて真剣に安全性を追求しておられる事を信じている。しかし、それでも尚、原発が必要か否か、本当に安全か否か、問題を含んでいないか否かを問うことは重要である。

 コメント氏こそ、
『Re:原発がどんなものか知ってほしい』の著者その人ではないかと勝手な想像をしたのだが妄想であろうか.....。 『Re:原発がどんなものか知ってほしい』について、やけに詳しい。『Re:原発がどんなものか知ってほしい』は、個人を装った、一つの裏の広報と推察していることも付記しておきたい。

【転載開始】<平井憲夫氏>

どうしようもない放射性廃棄物

 それから、原発を運転すると必ず出る核のゴミ、 毎日、出ています。低レベル放射性廃棄物、名前は 低レベルですが、中にはこのドラム缶の側に五時間 もいたら、致死量の被曝をするようなものもありま す。そんなものが全国の原発で約八〇万本以上溜ま っています。

 日本が原発を始めてから一九六九年までは、どこ の原発でも核のゴミはドラム缶に詰めて、近くの海 に捨てていました。その頃はそれが当たり前だった のです。私が茨城県の東海原発にいた時、業者はド ラム缶をトラックで運んでから、船に乗せて、千葉 の沖に捨てに行っていました。

 しかし、私が原発はちょっとおかしいぞと思った のは、このことからでした。海に捨てたドラム缶は 一年も経つと腐ってしまうのに、中の放射性のゴミ はどうなるのだろうか、魚はどうなるのだろうかと 思ったのがはじめでした。

 現在は原発のゴミは、青森の六ケ所村へ持って行 っています。全部で三百万本のドラム缶をこれから 三百年間管理すると言っていますが、一体、三百年 ももつドラム缶があるのか、廃棄物業者が三百年間 も続くのかどうか。どうなりますか。

 もう一つの高レベル廃棄物、これは使用済み核燃 料を再処理してプルトニウムを取り出した後に残っ た放射性廃棄物です。日本はイギリスとフランスの 会社に再処理を頼んでいます。去年(一九九五年) フランスから、二八本の高レベル廃棄物として返っ てきました。これはどろどろの高レベル廃棄物をガ ラスと一緒に固めて、金属容器に入れたものです。 この容器の側に二分間いると死んでしまうほどの放 射線を出すそうですが、これを一時的に青森県の六 ケ所村に置いて、三〇年から五〇年間くらい冷やし 続け、その後、どこか他の場所に持って行って、地 中深く埋める予定だといっていますが、予定地は全 く決まっていません。余所の国でも計画だけはあっ ても、実際にこの高レベル廃棄物を処分した国はあ りません。みんな困っています。

 原発自体についても、国は止めてから五年か十年 間、密閉管理してから、粉々にくだいてドラム缶に 入れて、原発の敷地内に埋めるなどとのんきなこと を言っていますが、それでも一基で数万トンくらいの 放射能まみれの廃材が出るんですよ。生活のゴミで さえ、捨てる所がないのに、一体どうしようという んでしょうか。とにかく日本中が核のゴミだらけに なる事は目に見えています。早くなんとかしないと いけないんじゃないでしょうか。それには一日も早 く、原発を止めるしかなんですよ。

 私が五年程前に、北海道で話をしていた時、「放 射能のゴミを五〇年、三百年監視続ける」と言った ら、中学生の女の子が、手を挙げて、「お聞きして いいですか。今、廃棄物を五〇年、三百年監視する といいましたが、今の大人がするんですか? そう じゃないでしょう。次の私たちの世代、また、その 次の世代がするんじゃないんですか。だけど、私た ちはいやだ」と叫ぶように言いました。この子に返 事の出来る大人はいますか。

 それに、五〇年とか三百年とかいうと、それだけ 経てばいいんだというふうに聞こえますが、そうじ ゃありません。原発が動いている限り、終わりのな い永遠の五〇年であり、三百年だということです。

住民の被曝と恐ろしい差別

 日本の原発は今までは放射能を一切出していませ んと、何十年もウソをついてきた。でもそういうウ ソがつけなくなったのです。

 原発にある高い排気塔からは、放射能が出ていま す。出ているんではなくて、出しているんですが、 二四時間放射能を出していますから、その周辺に住 んでいる人たちは、一日中、放射能をあびて被曝し ているのです。

  ある女性から手紙が来ました。二三歳です。便箋 に涙の跡がにじんでいました。「東京で就職して恋 愛し、結婚が決まって、結納も交わしました。とこ ろが突然相手から婚約を解消されてしまったのです。 相手の人は、君には何にも悪い所はない、自分も一 緒になりたいと思っている。でも、親たちから、あ なたが福井県の敦賀で十数年間育っている。原発の 周辺では白血病の子どもが生まれる確率が高いとい う。白血病の孫の顔はふびんで見たくない。だから 結婚するのはやめてくれ、といわれたからと。私が 何か悪いことしましたか」と書いてありました。こ の娘さんに何の罪がありますか。こういう話が方々 で起きています。

 この話は原発現地の話ではない、東京で起きた話 なんですよ、東京で。皆さんは、原発で働いていた 男性と自分の娘とか、この女性のように、原発の近 くで育った娘さんと自分の息子とかの結婚を心から 喜べますか。若い人も、そういう人と恋愛するかも 知れないですから、まったく人ごとではないんです。  こういう差別の話は、言えば差別になる。でも言 わなければ分からないことなんです。原発に反対し ている人も、原発は事故や故障が怖いだけではない、 こういうことが起きるから原発はいやなんだと言っ て欲しいと思います。原発は事故だけではなしに、 人の心まで壊しているのですから。

私、子ども生んでも大丈夫ですか。たとえ電気がなくなってもいいから、私は原発はいやだ。

 最後に、私自身が大変ショックを受けた話ですが、 北海道の泊原発の隣の共和町で、教職員組合主催の 講演をしていた時のお話をします。どこへ行っても、 必ずこのお話はしています。あとの話は全部忘れて くださっても結構ですが、この話だけはぜひ覚えて おいてください。

  その講演会は夜の集まりでしたが、父母と教職員 が半々くらいで、およそ三百人くらいの人が来てい ました。その中には中学生や高校生もいました。原 発は今の大人の問題ではない、私たち子どもの問題 だからと聞きに来ていたのです。

 話が一通り終わったので、私が質問はありません かというと、中学二年の女の子が泣きながら手を挙 げて、こういうことを言いました。 

 「今夜この会場に集まっている大人たちは、大ウ ソつきのええかっこしばっかりだ。私はその顔を見 に来たんだ。どんな顔をして来ているのかと。今の 大人たち、特にここにいる大人たちは農薬問題、ゴ ルフ場問題、原発問題、何かと言えば子どもたちの ためにと言って、運動するふりばかりしている。私 は泊原発のすぐ近くの共和町に住んで、二四時間被 曝している。原子力発電所の周辺、イギリスのセラ フィールドで白血病の子どもが生まれる確率が高い というのは、本を読んで知っている。私も女の子で す。年頃になったら結婚もするでしょう。私、子ど も生んでも大丈夫なんですか?」と、泣きながら三 百人の大人たちに聞いているのです。でも、誰も答 えてあげられない。

 「原発がそんなに大変なものなら、今頃でなくて、 なぜ最初に造るときに一生懸命反対してくれなかっ たのか。まして、ここに来ている大人たちは、二号 機も造らせたじゃないのか。たとえ電気がなくなっ てもいいから、私は原発はいやだ」と。ちょうど、 泊原発の二号機が試運転に入った時だったんです。

 「何で、今になってこういう集会しているのか分 からない。私が大人で子どもがいたら、命懸けで体 を張ってでも原発を止めている」と言う。

 「二基目が出来て、今までの倍私は放射能を浴び ている。でも私は北海道から逃げない」って、泣き ながら訴えました。

 私が「そういう悩みをお母さんや先生に話したこ とがあるの」と聞きましたら、「この会場には先生 やお母さんも来ている、でも、話したことはない」 と言います。「女の子同志ではいつもその話をして いる。結婚もできない、子どもも産めない」って。

 担任の先生たちも、今の生徒たちがそういう悩み を抱えていることを少しも知らなかったそうです。

 これは決して、原子力防災の八キロとか十キロの問題 ではない、五十キロ、一〇〇キロ圏でそういうことがい っぱい起きているのです。そういう悩みを今の中学 生、高校生が持っていることを絶えず知っていてほ しいのです。【転載続く】


原発がどんなものか知ってほしい!!⑥

2008-05-30 09:30:18 | 平井憲夫

また、ぞろ原子力発電に傾斜を始めた企て.....。
後のことは関係ない、利権しか考えない
悪の企て、アルゴア以来の、否、温暖化キャンペーン以来の
悪の企て......。で、掲載することにした。

 原子炉の廃炉解体は、議論の多いところである。その理由は、解体されてその後どうなっているのかという情報がないからである。そして、ほとんどは稼働中。最大の理由は、チェルノブイリの永久閉じこめ処置。Hamaoka_npp_2_mlit1975
<浜岡原子力発電所> 
 そして、一般論として放射性物質(残渣)の永久毒性(永い半減期)が、本能的に『始末に困る、やっかいなもの』として認識されるのは、又、当然である。最終的に深度地下に永久埋設と言うことになるが、誰もその安全性に信用をおいてない。というより、それでも最悪の迷惑物質との認識には変わりがない。いかに補助金で釣ろうとしても、当該地の自治体
志願が反対運動でをつぶされてしまう。
 実験では、どうなったか承知していないが、残渣処理は解決していない。

 
平井憲夫氏>の文書は、直截で、ある意味攻撃的である。本当のところはどうかは知らないが、本人は『内部被爆』により発病したと思っているのであるから、当然と言えば当然である。批難する方が不謹慎である。水俣病・肝炎薬害感染その他の認定・不認定の同じ情緒的問題がある。
 
『Re:原発がどんなものか知ってほしい』の著者は、平井憲夫氏の発病について、こう言っている。
 『(前略)でも、これもよく話題にのぼる話なのですが、果たしてその「ガンになったというのは、本当に被曝が原因か?」という事です。
 残念ながら私はご本人を良く知りません。
 だからもしかしたら現場監督にありがちなヘヴィースモーカーだったのではないかとか、余計な事をついつい考えてしまったりします。
 現状では、原子力発電所における作業とガンの発生について明確な因果関係は示されていないはずです。(後略)』

 これを見て、投稿者は思った。同じだ。チッソとミドリ十字(今はない)の同じ体質だ。であるから、どちらに真実性があるかと問われるならば、
平井憲夫氏の方である。方や、理論理屈を並べ立てているに過ぎず、平井憲夫氏は命を削っている。

 コメント氏から、再度、コメントを頂いた。既に公開したが、全文掲載する。常に議論は公平であらねばと考える。

コメント掲載
飄平さん今日は
IPアドレス: 58.188.229.48

『都合の悪いブログだな、何とかやめさせよう。もしくは、欺瞞性を指摘しておかないことには示しがつかない。』
この部分は私の心情の推察でしょうが違います。
この今問題にしている当該文章、恐らくは原発が内蔵する問題点を一般に提起する上では最強のテキストかも知れません。
しかしながら、内容の3割はねつ造か歪曲、4割以上が大げさ以上、事実なのかどうか?と言える部分は殆どが一般体験談に近いと言うのが我々の受け止め方です。
そして一番肝心なのは内容において風評被害に遭ったおばあさんを取り上げながら、この文章の拡散はかえって風評被害の拡大に一番寄与しかねないと危惧するのです。
従いましてこの文章を掲載される場合、異論・反論も併せて掲載されることをお願いするだけです。両方読んだ後の判断については口を挟む事では無いでしょう。
ただ今回は内部被ばくに対する見解でついついお節介をやってしまったと反省しております。
今の原子力業界を養護する気持ちなど有りませんが、何かと誤解される面がある後輩達の安全に対する努力すら冷笑されるのは忍びない・・・これが私の本音です。

レイニー様
 分かりました。やはり原発関係者の方ですね。その他の裏の方に対する警戒心から、行きすぎた発言、陳謝します。紳士的に参ります。
 原発関係者の方に、全く悪意はありません。むしろ、尊敬しています。お説の趣旨に添って、掲載は続けますが配慮することを誓います。そして、さらに勉強をして参ります。失礼の段、お詫び致します。<飄平>。

【転載開始】<平井憲夫氏>

廃炉も解体も出来ない原発い

 一九六六年に、日本で初めてイギリスから輸入し た十六万キロワットの営業用原子炉が茨城県の東海村で稼 動しました。その後はアメリカから輸入した原発で 、途中で自前で造るようになりましたが、今では、 この狭い日本に一三五万キロワットというような巨大な原 発を含めて五一の原発が運転されています。

 具体的な廃炉・解体や廃棄物のことなど考えない ままに動かし始めた原発ですが、厚い鉄でできた原 子炉も大量の放射能をあびるとボロボロになるんで す。だから、最初、耐用年数は十年だと言っていて、 十年で廃炉、解体する予定でいました。しかし、一 九八一年に十年たった東京電力の福島原発の一号機 で、当初考えていたような廃炉・解体が全然出来な いことが分かりました。このことは国会でも原子炉 は核反応に耐えられないと、問題になりました。

 この時、私も加わってこの原子炉の廃炉、解体に ついてどうするか、毎日のように、ああでもない、 こうでもないと検討をしたのですが、放射能だらけ の原発を無理やりに廃炉、解体しようとしても、造 るときの何倍ものお金がかかることや、どうしても 大量の被曝が避けられないことなど、どうしようも ないことが分かったのです。原子炉のすぐ下の方で は、決められた線量を守ろうとすると、たった十数 秒くらいしかいられないんですから。

 机の上では、何でもできますが、実際には人の手 でやらなければならないのですから、とんでもない 被曝を伴うわけです。ですから、放射能がゼロにな らないと、何にもできないのです。放射能がある限 り廃炉、解体は不可能なのです。人間にできなけれ ばロボットでという人もいます。でも、研究はして いますが、ロボットが放射能で狂ってしまって使え ないのです。

 結局、福島の原発では、廃炉にすることができな いというので、原発を売り込んだアメリカのメーカ ーが自分の国から作業者を送り込み、日本では到底 考えられない程の大量の被曝をさせて、原子炉の修 理をしたのです。今でもその原発は動いています。

 最初に耐用年数が十年といわれていた原発が、も う三〇年近く動いています。そんな原発が十一もあ る。くたびれてヨタヨタになっても動かし続けてい て、私は心配でたまりません。

 また、神奈川県の川崎にある武蔵工大の原子炉は たった一〇〇キロワットの研究炉ですが、これも放射能漏 れを起こして止まっています。机上の計算では、修 理に二〇億円、廃炉にするには六〇億円もかかるそ うですが、大学の年間予算に相当するお金をかけて も廃炉にはできないのです。まず停止して放射能が なくなるまで管理するしかないのです。

 それが一〇〇万キロワットというような大きな原発です と、本当にどうしようもありません。

「閉鎖」して、監視・管理

 なぜ、原発は廃炉や解体ができないのでしょうか。 それは、原発は水と蒸気で運転されているものなの で、運転を止めてそのままに放置しておくと、すぐ サビが来てボロボロになって、穴が開いて放射能が 漏れてくるからです。原発は核燃料を入れて一回で も運転すると、放射能だらけになって、止めたまま にしておくことも、廃炉、解体することもできない ものになってしまうのです。

 先進各国で、閉鎖した原発は数多くあります。廃 炉、解体ができないので、みんな「閉鎖」なんです。 閉鎖とは発電を止めて、核燃料を取り出しておくこ とですが、ここからが大変です。

 放射能まみれになってしまった原発は、発電して いる時と同じように、水を入れて動かし続けなけれ ばなりません。水の圧力で配管が薄くなったり、部 品の具合が悪くなったりしますから、定検もしてそ ういう所の補修をし、放射能が外に漏れださないよ うにしなければなりません。放射能が無くなるまで 、発電しているときと同じように監視し、管理をし 続けなければならないのです。 

 今、運転中が五一、建設中が三、全部で五四の原 発が日本列島を取り巻いています。これ以上運転を 続けると、余りにも危険な原発もいくつかあります 。この他に大学や会社の研究用の原子炉もあります から、日本には今、小さいのは一〇〇キロワット、大きいの は一三五万キロワット、大小合わせて七六もの原子炉があ ることになります。

 しかし、日本の電力会社が、電気を作らない、金 儲けにならない閉鎖した原発を本気で監視し続ける か大変疑問です。それなのに、さらに、新規立地や 増設を行おうとしています。その中には、東海地震 のことで心配な浜岡に五機目の増設をしようとして いたり、福島ではサッカー場と引換えにした増設も あります。新設では新潟の巻町や三重の芦浜、山口 の上関、石川の珠洲、青森の大間や東通などいくつ もあります。それで、二〇一〇年には七〇~八〇基 にしようと。実際、言葉は悪いですが、この国は狂 っているとしか思えません。

 これから先、必ずやってくる原発の閉鎖、これは 本当に大変深刻な問題です。近い将来、閉鎖された 原発が日本国中いたるところに出現する。これは不 安というより、不気味です。ゾーとするのは、私だ けでしょうか。【転載続く】

<script type="text/javascript"></script> <script src="http://partsall.geotg.jp/geobp.js" type="text/javascript"></script> <noscript>JavaScriptをONにしてください。</noscript>
ジオターゲティング