飄(つむじ風)

純粋な理知をブログに注ぐ。

「生活の党と山本太郎となかまたち」の清涼感!

2014-12-28 07:17:11 | 小沢 一郎

えいじゃないか!
『やってみなはれ!』
という感じである!
マスゴミは、無視乃至はシカト気味・・・?!
賞味期限切れの扱いだ・・・。

 

それは良い、想定内の反応だ。

ネット界の反応は、様々である・・・。

いわゆるネトウヨ等は、当然の揶揄の嵐だが、

これも想定内の反応であるとしても、

今ひとつ、盛り上がりに欠けるのは散々に勢力を分散させられて、

絶望感が漂っているせいである。

 

 
 

この乾坤一擲の現実的対応が、

今後の波乱を予期する見方が少ないのはその所為である。

 

 先の衆院選で政党要件を失った生活の党は26日、新たに無所属の山本太郎参院議員を加え5人となった。総務省に同日、政治資金規正法に基づく政治団体の届け出を行い、再び「国会議員5人以上」の政党要件を満たし、来年の政党交付金を受け取ることができるようになった。

 党の正式名称は「生活の党と山本太郎となかまたち」に変更した。代表は小沢一郎氏が引き続き務める。生活は衆院選の当選者が小沢氏ら2人にとどまり、「比例代表の得票率2%以上」の条件も満たせずに政党要件を失っていた。【転載終了】

 
 

とは言え、少なからずあった。

さすがは、植草先生である。

巷の汚れた水の中に住む住人には、見通しは効かないようであるが、

純粋さを保つ英知にはそれがはっきり映るようである。

 

はっきりと見解を書いておこう。

今や、政界は民主党でも自民党でもない。

又、

日和見の多いその他諸政党でもない。

ましてや、

CIAの別働隊、共産党でもないのである。

 

 

民主党を分裂させたのは、小沢一郎ではない。

官僚権力とジャパンハンドラーズ達である。

このことを見極めないのは、見識の無さにおいて議論の余地もない。

 

民主党は、主権者の声を真っ向から裏切った張本人であって、

その残党が巣食っている・・・。

自ら瓦解したのであって、

将来の復活は無い。

あるとすれば、禊をして、

自ら汚物を廃棄する以外にない。

 

求めているのは、

清廉であり、正直な、真に主権者の声に耳を貸す政治家たちであって、

それに渇望している主権者は、実は多い。

真の多数派は彼らであるが、

それを埋没させているのは、

それを一番恐れている現在の権力者たちである。

 

その表れが、不正選挙であり、低投票率画策戦略である。

その戦術は、

主権者の絶望感作戦とでも言うべき、

洗脳作戦だ。

それにまんまと引っかかっているから、

このザマなのである。

 

名前などどうでも良い。

面白く盛り上げさすれば、

その洗脳は解ける。

政治は主権者のものである。

時には、高度な政治的判断・策略も必要であるが、

主権者の声なき政治は社会の希望を削ぐ。

 

これは当然の帰結だ。

疎外感が蔓延するからだ。

民度以上の共同体を望むのは不遜である。

民度を上げるのは、別問題で、教育と自由な議論である。

 

 

【転載開始】2014年12月27日 (土)

Photo

山本太郎議員合流生活の党が政界再編核心になる

暗い話題の多かった2014年の日本政治に、大きなクリスマスプレゼントが届けられた。


参議院議員山本太郎氏が生活の党に合流し、


「生活の党と山本太郎となかまたち」


に党名が変更された。


生活の党は政党要件を欠く状況に陥っていたが、山本氏の合流で政党要件をクリアすることになった。


生活の党に所属していた鈴木克昌氏と小宮山泰子氏は総選挙前に民主党に移籍して比例代表で復活当選を果たしている。


太田和美氏は維新の党で比例代表復活当選を果たしている。


「同志」が党籍を変えて議席を守ったのである。


生活の党が政党要件をクリアしたことを歓迎する。


年末がデッドラインであったから、政党要件を満たす方向での調整が当然進められたわけだが、その調整が山本太郎氏の合流で着地した。


山本氏は、


原発、憲法、消費税、TPP、基地、格差


の六大問題において、安倍政権の基本政策に反対の主張を明確に示している。


この山本氏が生活の党に合流したことの意味が大きい。

 

私は、拙著『日本の真実』(飛鳥新社)


http://goo.gl/8hNVAo


において、結論として下記の主張を示した。


拙著の副題は、


「安倍政権に不安を感じる人のための十一章」


である。


十一章のタイトルは、


第一章 日本の支配者


第二章 戦後非民主化


第三章 小鳩の春


第四章 尖閣の罠


第五章 「フクシマの嘘」


第六章 日本を飲み込むTPP


第七章 成長戦略の正体


第八章 財務省の謀略


第九章 「あべさまのNHK」


第十章 絶望の警察、検察、裁判所


第十一章 さまよえる群集

 

結論として示したことは、日本政治の基本方向を、


「戦争と弱肉強食」の方向に定めるのか、


それとも、


「平和と共生」


の方向に定めるのかを、日本の主権者が選択するべきこと。


私の主張はもちろん、「平和と共生」の方向を選択するべきというものであるが、その方法として、


「25%運動」


を提唱した。


同書第十一章「さまよえる群集」


の末尾部分を転載する。


「原発ゼロ、TPP不参加、集団的自衛権行使容認反対、消費税増税阻止、沖縄基地建設阻止で共闘できる政治勢力が結集して、次の総選挙に備えなければならない。


基本理念は「平和と共生」である。「戦争と弱肉強食」に対する「平和と共生」の政治勢力が正面から対峙し、最終的に主権者が判断して選択する。これを日本政治、日本のの民主主義の原点にしなければならない。リベラル勢力の結集が求められている。


現有の議席数にだけ目を奪われれば、希望を見失ってしまうが、政治の基本に置かれるべき政策、思想・哲学を見つめるなら、状況の大転換が生じ得ることに、希望を失う必要はない。


圧倒的な議席数を確保する自公の政権与党であるが、何度も繰り返すように、選挙で投票した有権者は、全体の4分の1に過ぎない。この勢力を結集できれば、いつでも大逆転は発生し得る。国民の過半数を結集するのは困難だろうが、国民の25%を結集することは不可能な目標ではないはずである。筆者はこれを「25%運動」と呼ぶこととする。


主権者である市民が、この政治運動を主導することが必要になる。「主権者フォーラム」を創設し、政治勢力の大同団結を誘導する。こうした戦略が求められている。」


政界再編の核は民主でも維新でもない。


原発・憲法・消費税・TPP・基地・格差


の六大問題で安倍政権に対峙する主権者勢力を結集する「主権者の党」が軸にならなければならない。


「生活の党」がこの方向に軸足を定める方針が明示されたことの意味が重大であり重要なのだ。【転載終了】
 

小出裕章×小沢一郎  「福島第一原発を抑え込むために」

2013-06-04 18:00:00 | 小沢 一郎

さすがは、小沢一郎さん!!
そして、小出裕章先生・・・
このまともな認識を失って、
『放射脳』呼ばわりする人々の欺瞞性が、
浮き彫りにされてくる・・・
彼らは、何も考えていないと同じである!!

 

 日本の大多数が、福島原発の事故(事変)が、遙か過去のように忘れているが、厳然と進行中の話である。

305245_261694420549675_178691735516


 そして、出口の見えない困難な状況は、今もって同じなのである。なのに、東電に任せきりの無策状態は続いている。政府があって、原発事故(事変)には政府が存在しないのである。

 この中で、小沢一郎しか、政治家は居ない。そう確信に至るのである。哀しい現実がそこにある。はっきり言って、政治家は、政府は、何かを意図して原発を、福島を、東北を、そして、日本を放棄しているようだ。

 そう思わざるを得ない。

 福島原発の真の終熄無くして、日本はない。打って一丸となる気迫が日本政府にはない。その中で、再稼働と、世界売り込みには熱心だが、狂っているとしか言いようがない。

 石油・石炭など化石燃料と原子力エネルギーから脱却して、フリーエネルギーに邁進することは、今、地球の要請である。それを押しとどめようとしているのが、今、エネルギー支配で権力を維持している悪徳利権屋集団であると看破することこそ、このキーワードである。



小沢ドイツ 小出1212

小出裕章×小沢一郎  「福島第一原発を抑え込むために」

<書き起こし>
小沢「福島原発の対応をどうしたらいいか。福島だけではなく日本の将来も危ないような事故に政府の対応は甘すぎる。
しかも今や風化しつつある。脱原発はひとつのことだが、福島をどうするかについて伺いたい」


小出「やるべきことは単純。原発が動き、核生成物を作ったそれが事故を起こして外に出た。それでこれ以上出さないように2年も水を入れて冷やしている。
今はそれしかできない。しかも4基も一度に壊れてしまうという人類未経験の事態に直面している。どうしたらいいのか私にもわからない」

「わからないながらも事故当初から自分で思いついたことは発言してきた。提言は実現していない。汚染水は巨大タンカーに移して漏れないようにして、廃液処理装置のある柏崎刈羽に持って行くようにと言った。
柏崎刈羽は当然止まっていて廃液処理装置動くなら処理に余裕があると国会議員に提言した」

「何人かの国会議員に話して、やりますと言った人もいたが、実現しないうちに今や30万トンの汚染水が敷地内のタンクに溜められ、それで足りずに貯水プールを作って、そこから汚染水が漏れるという事態になっている。
もっともっと早くやらなければいけなかったと思う。」

「汚染が地下水に接してしまうと汚染の拡散が防げないので早く原子炉建て屋の付近に遮蔽壁を張り巡らせて炉心の汚染が外に出ないようにと言った。でも政府はいまごろになってこれからやろうと言っている。
しかしそれらはまだ些末なこと。溶け落ちた燃料がどこにあるかをまだ知ることができない」

「放射能本体は原子炉建て屋の内側にある。それがまだ中にあるのか、床を突き抜けてしまっているのか。それを知らなければならない。
いずれなんとかしなければ行けないと言うことは確実だが、それをやることも多分できないと私は思っている。」

「政府は、使用済み燃料プールにある分は少しでも安全な所にどかす。
そのうえで溶け落ちた燃料をつかみ出してそれも少しでも安全な所にうつすと言っているが、
私は使用済み燃料プールのそこにある燃料は必ず移さなければならないと思っている。が、それすら一体何年かかることか。」

「4号機でつかみ出し作業が今年の末から始められるかもしれないが1331体も燃料棒が沈んでいる。それを1体も取り落とすことなくきちんと移せるかというと、それも不安。
1号機にも2号機にも3号機にも使用済み燃料プールがあって、その中にもある。」

「1号機3号機は建屋がぐちゃぐちゃ。プール内にもがれきが。それをつかみ出せるかどうか、私にはわからない。
何年かかるか、私も小沢さんも死んでしまっているかもというような時間がかかる。
それをどけてから溶け落ちた燃料を取り出すことになると思うがたぶんできないと私は思う」

「溶け落ちた燃料が取り出せなければチェルノブイリでやったような石棺を作ることになる。
チェルノブイリはひとつで良かったものが、福島では三つ、悪くすると4つ要る。
チェルノブイリは27年経って石棺はぼろぼろになって作り直している。福島は30年後に3つ、4つ作りなおすことになる。」

「30年後に石棺を作り直す頃には私も小沢さんも確実に死んでいる。
そういう困難な作業を若い人に引き継ぐということ。だから、やるべきことは分かっているがそれは本当に難しい課題。」


小沢「溶けた燃料が1m数十センチの床をあと20センチのところまで溶かしてしまっていると東電が発表していると、ほんの小さく報道されて、それ以後何も報道されていない。
突き抜けてしまったとしてもどの程度の量かもわからない。」


小出「原発の燃料は炉心にある。おおざっぱに言えばひとつの原子炉に100t。
それらは2800°を越えないと溶けない瀬戸物に詰めてある。そのウランを詰めた瀬戸物が溶けてしまった。
100tものセトものが溶け出した。溶けた先にあった鋼鉄製の原子炉圧力容器は1500°で溶けてしまう。」

「福1の沸騰水型原子炉では圧力容器の底から薄い金属の制御棒が突き出している。
2800°が100t落ちてくれば簡単に穴があく。そして放射能を閉じ込める最後の防壁である格納容器に落ちた。
東電はそこに1mの厚さのコンクリートの床張りがあると言う。」

「でも格納容器の床の1m厚のコンクリートだって2800°をこえたものが落ちてくればどんどん壊れる。
東電は1mのうち70cmやられたけどまだあと30cmあると言っている。
その報道を聞いたとき、あなたたちは見てきたのかと(笑)。
建て屋の中はもとより格納容器の中なんて入れない。
「格納容器に近づけないうえに、想定外の出来事だったので、測定器の代えさえない。平常運転に使う測定器がいくつかあったが、それも放射線でやられて次々に壊れるという状況だから、本当に今どうなっているかわからない。
格納容器の床はすでに抜けてしまっているかもしれない。」

「もし、すでに格納容器が破られて溶けた核燃料が地下水に接していれば猛烈な汚染が出てくると思う。
格納容器を放射能を閉じ込める最後の防壁と言ってきたがそれはすでに壊れている。
2年間水を入れ続けてきたのに格納容器の中に水は全然たまらない。みんな漏れている。本当のこと言えば手遅れ」

「放射能を閉じ込める防壁はすでに破られ、水をかければかけるだけ放射能は外へ出てきてそれを止めることもできないのが今の状況。
小沢さんがまだ民主党におられるとき、野田氏が11年暮れに事故の収束宣言を出したが冗談を言うなと思った。」

「収束しているも何も、どうなってるかもわからないでただひたすら水を入れるしかないという事態がいまあって、そのためにたくさんの下請け労働者が被曝しながら今この瞬間も事故に向き合っている。」
「ところが自民党は原発を再稼働させあらたな原子炉も作る、原発を輸出する、それがアベノミクスの主要な柱だと言い出す。もうなんという国かと思う。」


小沢「恐ろしい話だ」
「溶け落ちた燃料は規模は小さくても臨界に達しているということか?」


小出「そうではない。原発はウランを核分裂させた熱で発電しているから熱は核分裂で出るだろうと思うだろう。
でも熱の原因はもうひとつある。」
「一度ウランを燃やすと核分裂生成物という放射性物質が炉心にたまる。放射性物質があればそれで発熱する。
100万kWとされる発電所では、電気になる分が100万kWであって、原子炉の中では300万kW分発熱している。」

「発熱量のわずか1/3だけが電気になる。それが原発。
残りの200万は海に捨ててを海を温めることになるそれでその300万kW分の熱量すべてが核分裂でできているわけではない。
7%分21万kW分は放射能そのものが出した熱。」

「1kWの電熱器が家庭にあるとするとそれが21万個分。それが止めることができずに発熱を続けている。その熱を冷やせなければ簡単に炉心が溶ける。
だから事故が起きたその日に1号機は炉心が溶けた」
「1号機の炉心を溶かした熱は、放射能の熱。放射能だから核種によって急激に減少する。核分裂によってできた核分裂生成物の九割は1日経てばなくなる。
だがそれ以降は寿命の長いものが残っていてなかなか減ってくれない。1年経つとそのまた1/10ぐらいになる」

「1年経てば当初21万kWと言った熱量を発生させた放射能が1/100になる計算。1年後には2100kW相当になる。今では2年経ったからまたその何分の一かに減っている。
それでも何千キロワットの発熱がいまどこかで続いている。」
「だから、今の発熱は臨界によるものではなく、放射性物質がそこにあるがゆえの発熱。
みんな臨界を心配しているし、私も心配ではあるが、多分臨界はないと私は思っている。」


小沢「現在も、将来も?」

小出「確実に断言はできないが、たぶん大丈夫」
「たぶんもう臨界はそこで起きないが、放射能がそこにある限り発熱は避けられないのでそれを冷やし続ける必要がある。」


小沢「石棺を何千度にも絶えられるようにすることは可能?」

小出「チェルノブイリでも、炉心が溶けて下に向かって流れた。その間鉄を溶かしコンクリートを溶かして元々100tだったものが増えてどろどろに溶けて行った。
ただ発熱量そのものは時間とともに減って行くわけだから、どこかでバランスして溶けずにかたまるというところに至る」
「福1でも溶けた炉心がどこかで熱バランスして固まるだろうと思う。そうなれば、石棺を作ることができる。」


小沢「そういう状況になるのが何年後かはわからない?」

小出「今の状況がわからないので、これから1年後2年後にどうなるかもわからない」
「事故があって、これまでこういう経過を経てこうなっているということが分かれば先のことは予想できる。
しかし、今どうなっているかが分からないのでこの先のことはわからない。」


小沢「そうすると、現状のままほっとくしかないということですか。」

小出「今はひたすら水をかけるだけ」
「今できることは水をかけること、それと使用済み核燃料プールに沈んでいる燃料を一刻も早く少しでも安全な場所に移すことが緊急課題。
東電も当然認識して、一番手の付けやすい、一番こわれる危険度の高い4号機からそれをやろうとしている……はずだ」


小沢「しかし、それをきちっと正しく取り出すことは難しいと…」

小出「とても難しいと思う」

小沢「もし、つかみ出しているときに割れたりしたら?」

小出「使用済み核燃料が噴き出してきて核燃料プールでもなんでも汚れてしまう」
「鉛と鋼鉄でできたキャスクに10本20本入れて蓋をしてつり出すということをしないといけないが、1331あるものをキャスクの中に1本1本釣っては降ろしという作業。
途中1体でも落として割れてしまうと放射能が噴き出して汚れてしまうので次の作業が当面できなくなる」
「割れたときに臨界になるということをご心配かと思うが、たぶんそうはならないと思う。
しかし落として割れてしまえば放射能汚染されて作業ができなくなるので4号機だけでも何年かかるかと心配。」


小沢「容器に入れて取り出しても、それをどこに置くかということになる」

小出「東電は4号機の隣にある共用プールにとにかく移そうという計画。でも4号機が終っても1号機から3号機までがある。すると共用燃料プールでは足りなくなる。
共用燃料プール自体すでに満杯状態だからそこに入っている燃料をまず別な所に移すという作業がある。それも大変な作業。」


小沢「そうすると、コストもかかるし、あらゆる意味で大変な作業だろうけど…」

小出「順番としては使用済み燃料プールにあるものを出すというのを先ずやらなければならない。」

小沢「ほっとくとどうなる?」

小出「プールの中にほっておいたら?」
「4号機は定期検査中で原子炉は止まっていた。炉心にあった燃料棒も全て使用済み燃料プールに入っていた。
本来なら事故とは無縁のはずだったのに、なぜか爆発が起きて建て屋が天井まで吹き飛んでしまった」


小沢「水素爆発?」

小出「核爆発だという説もあるが,私は水素爆発だと思っている」
「ただ、4号機の場合、水素爆発にしては変わった爆発だったのは、最上階だけでなくその下も、下の下も爆発で壁が吹き飛んでいる。
それらの階は使用済み燃料プールが埋め込まれているフロアだが、そこの壁が吹き飛んでいて、使用済み核燃料プールが宙づりのような形でいまそこにある。」

「その宙づりのプールに、ふだんなら原子炉の中にあるものからなにから全部そこに入れられていた。
さっきから1331体あると言っているが、その中に広島原発が出した放射性核生成物をセシウム137に換算して1万発を越えるものがある。
それが宙づりのようになったプールの中に、なんとかある」

「その宙づりのプールが大きな余震か何かでひっくり返るともう手の付けようがない。
1号機~3号機から大気中に出た放射性生成物はIAEAに出した報告書では広島原爆の168発分と書いてある。でも4号機の使用済み核燃料プールには1万発分ある。
もし崩れ落ちれば手が付けられなくなる」
「まずは崩れ落ちる前につかみ出す、少しでも安全な所に移すということはどうしてもやらなければならない」


小沢「1号機~3号機の分もある…」

小出「1号機や3号機は大変。
4号機は汚染も少ないから作業員が上まで行ってプールの中を覗き込むこともできたしこれからの作業もなにがしかできる。
1号機や3号機は最上階に行くことすらできない。」
「1号機や3号機はプールの中を見ることさえできないから遠隔操作のカメラなどを使ってどんなになってるか…」


小沢「1号機や3号機も、原子炉だけじゃなくてプールにもあるんでしょ?」

小出「あります。だから、それも少しでも安全な場所につかみ出さなければいけないということは確実に分かっているのだが、行くことができないしどうしていいかわからない」
「1号機3号機は今がれきを少しでもつかみ出そうと作業をしようとしているのだが、現場に行くことができないので遠隔操作でテレビ画面を見ながら重機を動かしている。
遠隔操作だから細かいことはできない。何ヶ月か前、3号機のプールの中から何かを鉄骨をつり上げようとして落としてしまった」


小沢「その中で燃料棒が破損したりしたら、おしまいになっちゃう?」

小出「おしまいというか…、放射能の汚染がさらにひろがるので、」

小沢「処理がますますできなくなる」

小出「そう。」

小沢「なるほど」
「可能性としてそう簡単には核分裂がおきないとすると、巨大な石棺でかこんでしまうのがひとつの方法なのか?」


小出「確実にそうなると私は思う。それしかない。
ただ、それを作る前に、いま使用済み核燃料プールの底に壊れずにあるものはつかみ出して安全なところに移動しないといけない」
「石棺を作る前の作業としてやる使用済み核燃料プールからの使用済み燃料棒の取り出しにしても、10年ではきかないと思う。」


小沢「石棺を作る作業はそれが終ってからじゃないとできないと……」

小出「できません」

小沢「すると、その前に地震でも来て壊れると大変なことになる?」

小出「4号機は本当に心配。東電も、4号機の使用済み燃料プールが宙づりになっていることは事故直後に気づいて、事故直後の放射能の高いときにあえて補強工事をしている。」
「使用済み燃料プールが埋め込まれている階の下の階に行くと燃料プールの底が天井のようにして見える。
東電はそれを下の階から鉄柱を立ててコンクリートで固めたと言っているが、下の階も爆発で強度が危うい。」

「結局格納容器の土台の出っ張りの分厚いコンクリートで支えることができたにすぎない。
使用済み燃料プールの底の半分しか支えられていない状態。
東電は補強工事をしたから震度6にに耐えられると言っているが私は信用できない。
耐震計算の元になる土台の強度すら計算できない状態で行なった計算」

「私は震度6がくれば使用済み核燃料プールが崩れ落ちるのではないかと心配している。
今できることは、とにかく大きな余震が来ないでくれと願うことだけ。でも手をこまねいていることはできないから」


小沢「やる以外ない」

小出「一刻も早くやるしかない。」

小沢「今はそれに手が着いていない?」

小出「東京電力はやっている。キャスクは100tある。それをつり上げるための巨大なクレーンを据え付けるため巨大な建て屋を作るという作業を今やっている。
それができて作業が開始できるようになるのが今年の暮れだと。たぶんそうだろうと思う」
「一日に24時間しかないし、作業員の数も限られている」


小沢「物理的にスピードアップはできないのか」

小出「わからない。東電は今年の暮れじゃないとできないと言っているし、少しでも早めて欲しいとねがっているが、それにしても大変な工事。」
「高さが30メートルもあるような建て屋を作ってそこに100tもの重さの者をつり下げられるクレーンを設置しなければならない。
その工事は大変な作業を猛烈な被曝環境でやらなければならない。
労働者はストップウォッチと被曝計を持って何分間働けるかというような環境で作業している。
急いで欲しいと願うし急いですべきだと思うが、急げと言って急げるものでもない」


小沢「そんなことをしているうちに、燃料プールが破損し、燃料棒が破損すれば、今以上に手が付けられない状態に?」

小出「今までは広島原爆168発分出たものが、4号機には1万発分以上ある」

小沢「そのセシウム137は核分裂しなくても出る?」

小出「セシウム137は、半分に減るまで30年かかる。」

小沢「……。」

小出「すでに福1が運転してウランを核分裂させた結果出たもの。」

小沢「あらたな核分裂がなくても、物質そのもののなかにあるものなのか」

小出「そう」

小沢「一万発分が……。」

小沢「石棺ができても冷却はしなければいけないのか」

小出「石棺ができる状態になっていれば、もう水はいらない。外部からは手を加えない状態になる」

小沢「そのまんま、封じ込める」

小出「完璧に封じ込めて、なにがしかある発熱は建て屋そのものの表面から熱を外へすてる、つまり空冷できる。」
「石棺の外から水を循環させて冷却するということはたぶんできない。」


小沢「する必要がない?」

小出「する必要がないようにした方が得策。表面積の大きな建て屋を作って…」

小沢「ものすごいでかいものじゃないとダメですね」

小出「今ものすごいでかい原子炉建て屋がある。それを覆うようなでかい建て屋になる」
「放射能自体減って行くから、発熱も小さくなる。
巨大な建て屋の巨大な表面積を利用して熱を外に捨てて冷却することは可能だろうし、完璧に閉じ込めることができる。
その方がいい。


小沢「下まではできないですよね、下までぐるっと」

小出「本当は下までやりたいが、下までやろうとすると大変」
「下まで石棺で覆おうとすると、下には汚染水がある。そこでの作業をどうするか」


小沢「土木技術的にはできると聞いたことがある」

小出「私より小沢さんの方が専門家だからよくわかるかもしれない。土木技術上はできるかもしれないが、猛烈な被曝を伴うので現実にできるかどうか疑問」
「チェルノブイリのときには60万人とも80万人とも言われる軍人、退役軍人を集めてきて作業に当たった。
日本でそんなに大量の労働者が集められるかということ自体不安だし、チェルノブイリのころの新聞を見たら真偽は不明だが、チェルノブイリ行きを拒否した兵士が銃殺されたと。」
「ソ連ではそういうことがあったかもしれないが、日本と言う国で原発事故を収束させるだけの作業員をこれから本当に手当できるのか不安だし、海外から労働者を被曝労働に引っ張ってくるということも起るのかなと…」


小沢「事実上無理。」

小出「そうでしょうか」

小沢「国際的には無理。日本人がやる以外にない」

小出「私もそう思うし、そうあるべきだと思うが、これまでの日本政府の動きを見ていると何が起るか不安。」

小沢「放射線の防護服は厚くしてもだめ?」

小出「防護服は、放射性物質を体に付着させたり吸い込んだりしないための防護服。
要するに内部被曝を防ごうというもの。
γ線による外部被曝を防ぐには鉛のスーツというのはあるがほとんど効果はない。人間が着ることのできる鉛など厚さがたかがしれている」
「γ線を防げるような防護服など考えない方がむしろいいと思う。
それより、被曝作業の時間を短縮できるような動きやすい防護服の方がはるかに効果がある。γ線は事実上防げない。


小沢「土木技術で石棺が下までできるとしても被曝を防ぐのは非常に難しい」

小出「そうです」
「今でも下請け作業員が、それも1次2次の下請けじゃなくて9次10次の下請け構造になっている。東電が払った金のほとんどがピンハネされて、下請け労働者には金が行かないという実体だってある。
下請け労働者は生活のために現場に来ている。
今の法体系では被曝労働者は100ミリレムを越えると5年間働けなくなる。もし生活のために被曝労働をした下請け労働者が10日働いて100ミリレムをこえてしまうと、その労働者はもう仕事ができなくなる。生活ができなくなる。」
「被曝量を超えた下請け労働者は、たぶん簡単に首にされる。そうなると生活に困るから労働者自身が自分の被曝量を値切る、正確に申告しないという状況がすでに生じている。」


小沢「ああ、隠して…」

小出「自分で隠す。」
「下請け企業が労働者に隠せと命令して、たとえば線量計に鉛のカバーをつけさせたというようなことももう起っている。
作業員がやめさせられると会社として仕事の受注ができなくなるから。
しかし、それより深刻なのは労働者が自分から被曝を隠さないと生活ができないということ。」

「それにしても大変な被曝作業でどんどん今被曝の量が増えている。作業員も足りなくなるから、これから被曝量隠しもどんどん増えるだろう。
小沢さんを始め、政治の現場にいる人がそれを隠すことがないように、またそういう作業を行う労働者の生活をどう守るかを考えていただきたい。」


小沢「被曝労働者が仕事できなくなる年限を補償してやらなければならない」

小出「そうです。もともとは5年間に100ミリレム、100ミリシーベルトだが、もし10日でおわったら、のこりの4年と355日は仕事ができない」

小沢「なるほど」
「最終的には巨大な石棺であそこの放射能を封鎖する以外ないと。ただ、その前提として使用済み核燃料をより安全な所に移し替えなければならないということ?」


小出「そういう順番なので、使用済み核燃料を取り出すのに10年かかると思っているし、
それから溶け落ちた炉心をどうするかという検討が始まって、東電や国がいうようにそれをつかみ出すということは不可能だと思うので、全部石棺で固める以外ないと思う。」
「その石棺が完成するまで、たぶん私も小沢さんも生きていない、そういう年月がかかる。」


小沢「それでもやらなければならない」

小出「そう」

小沢「何となく、漠然と、大変な危険だと思っていたものが、今日先生のお話を聞いて余計はっきりわかりました。」

小出「ありがとうございます。政治の現場にいる方にちゃんと分かって欲しいと願っているが、安倍さんなんかは全然分かっていないようで、困ったことだと思っています」

小沢「本当に困りましたね。…いやぁ…(ため息) ドイツでの話だが、あれだけの事故を起こした日本人が何考えてるんだと言われる。」

小出「当然そうでしょう」

小沢「よく平気でいるなという感じだった」

小出「当の、事故を起こした国が…」

小沢「それがもう終ったみたいなことを言っている」

小出「事故は収束した。これからまた原子力だ。そうしないと経済が持たないというようなことを平然と言う人たちが国の中枢にいる。」

小沢「恐ろしいことだ」

小出「大変恐ろしいと思う」


小沢「いや、本当にありがとうございました。
僕はいま、しがない野党の立場だが、なんとかして日本の将来、人類の将来の問題なので、
何とかして先生のお話を参考にして実現できるように死ぬまでがんばって行きたい。
よろしくお願いします。」
 ーーーーーーーーーーー
 5.31 小出さんとの対談終えてインタビュー小沢氏
 ーーーーーーーーーーーー
 ※ 小沢氏が聞く方にまわると、意外にインタビュアー能力のあることがわかります。
 経済、外交、防衛、民主制度から原発放射能に至る、多方面にわたる高い識見を培ってきたその源を覗いた気がします。

2013/02/27 参議院 予算委員会-TPPの罠を問う-

2013-03-20 07:00:00 | 小沢 一郎

質問内容は、自民党公約の6項目について、
切り込んでいる・・・!
その中、
安部総理は『聖域なき関税撤廃』ではないと言うことで、
TPP参加交渉を表明した。
その余のことは、どうなっているのか?
と言うことである!!

 自民党議員の中でも、60%のTPP反対層がある。それを例の総理一任という形で、安部総理大臣にTPP参加交渉表明を黙認した。

636c9975s



 いつもの通ってきた道だ。

 総選挙期間中、自民党は『TPP断固反対!』の立て看板を、あちらこちらに立て、幟をはためかせていた。それから、わずかに半年も経たないのである。

 これも公約無視のいつもの手口である。

 デモクラシーは、常に建前であり、既定路線は『TTP交渉参加』であろう事は、誰でも見て取れる。しかし、儀式は済ませなければならない。それが『総理一任』であろう。

 そして、TPP交渉参加の判断基準について、詭弁が弄される。その流れは、『断固反対』はみじんも感じられない。既定路線であるからだ。CSISの命令が、最優先事項になる。そのことはおくびにも見せてはならないから、強気の答弁に徹する。

 ほとんどは、既定の『ウソ』であろう。

 日本の政治家は、その『ウソ』を承知で、取り繕うのが上手い。ほとんど信念や約束は二の次である。それもその内曝かれるであろうが、その時は次の政治課題に転移し、政権の首はすげ替えられる。

 いつもの常套手段である。つまり、傀儡政権だからであろう。

 それに引き比べ、生活党の見解は、ぶれずTPPの核心を衝いていて、見事だ。だから、潰される憂き目に合うのであろう。それを知らない洗脳国民の如何に多いことか? 欺される国民の多いことか? 

20130305123128



 しかし、どうもTPPの本丸が、危ういことになっているようだ。確かに国際金融資本グループの総本山が根底からガタついてきている兆しがある。キプロスは銀行封鎖になったし、JPモルガンも青息吐息の情報もある。

13message2501



 そうすると、登る総理の梯子(はしご)がどうなる事やら・・・。大体、図体がでかいと、頭がいかれているのに、四肢に信号が達するのに時間が掛かる。恐竜の本体が、その内崩れるのも案外早いのではないかとの観測がある。

 その時、手のひらに乗った日本の総理は、どうなるか見物である。TPPなどとっくの昔、破綻している条約草案であるかも知れない。そのために交渉参加を急がせている詐欺工作の疑いが拭えない。

 そうであってほしいものである。


【転載開始】TPP交渉参加の判断基準  

     

  • 政府が、「聖域なき関税撤廃」を前提にする限り、交渉参加に反対する。
  •  

  • 自由貿易の理念に反する自動車等の工業製品の数値目標は受け入れない。
  •  

  • 国民皆保険制度を守る。
  •  

  • 食の安全安心の基準を守る。
  •  

  • 国の主権を損なうようなISD条項(注)は合意しない。
  •  

  • 政府調達・金融サービス等は、わが国の特性を踏まえる。
  •  

 (注)ISD条項...外国政府の差別的な政策により何らかの不利益が生じた場合、投資家(Investor)である当該企業が相手国政府 (State)に対し、差別によって受けた損害について賠償を求める(Dispute)権利を与えるための条項。これが濫用されて、政府・地方自治体が定 める社会保障・食品安全・環境保護などの法令に対し、訴訟が起こされる懸念があります。【転載終了】


2013/02/27 参議院 予算委員会 生活の党 はたともこの質疑




【転載開始】安倍総理のTPP交渉への参加表明を受けて
http://www.seikatsu1.jp/activity/act0000039.html

平成25年3月15日
生活の党代表 小沢一郎

  本日、安倍晋三首相が環太平洋経済連携協定(TPP)交渉への参加表明を行った。生活の党はかねてより、TPPが単なる自由貿易協定ではなく、日本国民の 命と暮らしを脅かし、社会の仕組みの改変を迫る異質な協定であることから強く反対してきた。しかし自公政権が日本の国益を守るより、米国の言いなりにな り、TPP交渉に参加表明したことは、国家百年の大計にもとる重大な誤りであり、即時撤回を強く求める。

 世界やアジア各国の成長を日本 に取り込むために自由貿易を促進し関税や非関税障壁を撤廃し、人、モノ、金、サービスを自由に行き来させることによって、新たな可能性が広がることは事実 である。しかしTPPは、農業生産者が指摘するように、「単なる農業分野の関税引き下げ問題ではない。米国主導であらゆる規制の緩和、ルール改正を同時並 行で進め、国民の命と暮らしよりも大企業の利益を最優先する。食の安全・安心、医療、外国企業からの訴訟など多くの問題を抱えている」など、国民の生命と 財産を守るための協定では全くないのである。

 加えて、今参加表明しても、先般シンガポールで開催されたTPP準備会合で明らかになった ように、米国側は各国交渉者に「日本が交渉に参加した場合、すでに確定した内容について再交渉も文言修正も認めない上、新たな提案もさせない」と伝えてい る。この交渉実態を見れば、安倍首相の「TPP交渉は聖域なき関税撤廃が前提ではない」との主張が全くの欺瞞であることが分かる。自民党の衆院選公約であ る6項目は到底守られず、公約破りは明白である。

 米国の市民団体もTPPの草案文書を基にして「TPPは表向きは貿易協定だが、完全な 企業による世界統治だ」と告発している。国民の生命、財産を守ることが国政を託された国会議員の最大の使命であり責務である。自公政権は今すぐ、TPP交 渉への参加表明を撤回すべきである。

 今、日本政府が最優先すべきは、命、暮らし、地域を守るために震災復興、被災地域再生、原発事故の早期収束、原発ゼロへのエネルギー政策の大転換である。生活の党は引き続き、日本政府のTPP交渉参加阻止に向け、各界各層と連携し闘っていく。【転載終了】


 そして、一昨年の動画であるが、今に新しい・・。

【世界の常識】 旧約聖書 創世記34章 日本人が気がつかないTPPの罠


小沢政治裁判の総括と新たな闘いへの出発

2013-03-13 08:57:20 | 小沢 一郎

小沢一郎代表のスピーチ!!
そして、前後するが植草先生の基調スピーチ!
これで全貌が理解できるはずだ・・・
そうでない場合は、メディアに翻弄されているか?
根拠のない妄想癖と断言する! 

 

 その区別はどこで為されるか? 真実がどこにあるかの一点に尽きる。

 民主党政権は、ウソと欺瞞のために自滅した。政権公約(マニフェスト)反故などは、その結果に過ぎない。そして、自民党がそれに続いて、今躍進中だ!

 その根源は、一つである。

 どんなに美辞麗句を並べようと、気勢を上げようとも、真実がなければ無意味である。その意味で、曾ての民主党もアベノミクスも、その内、化けに皮が剥がれるときが来るだろう。

 その時のために、目を開いておかなければならない。メディアは真実を隠し、多くの人々は、その印象操作による妄想に踊る。


「小沢政治裁判の総括と新たな闘いへの出発」小沢一郎代表のスピーチ

小沢政治裁判の総括と新たな闘いへの出発! 基調報告 評論家 植草一秀


小沢一郎代表・広野ただし副代表対談 -生活の党TV-

2013-03-05 17:59:10 | 小沢 一郎

浮かれアベノミクスは、他に任せて、
真正政治家小沢一郎の話を聞こう!!
政治=生活だ!そして、命である・・・。
危ういデマゴギー
(=政治的な目的で、意図的に流す扇動的かつ虚偽の情報)
に左右されず、自分を見つめれば分かり易い話だ!


 さて、初の政権交代民主党は、自らの虚偽と乗っ取り工作で沈没した。永遠に浮かび上がることはないであろう。

 

 安部政権は、不正選挙によって作られた政権政党だ。当然、そのための恫喝が入るであろう。それがTPP公約違反の背景にある。そして、不正選挙の胴元からは、それなりの恩賞政策が求められる。それがこの度の補正予算に如実に表れている。

 

 つまり、天下り恩賞と公共事業バラマキ予算である。

40f181e9d5aa8c945c4fe7e0df31973f

 

 恩賞の最大享受者は、知らぬ人無き『勝 栄二郎』元財務省事務次官であろう。天下民間企業関連予算がなんと補正予算で1000倍に増えた。10倍ではない。1000倍である。

       
                                                                          
2013年2月26日 掲載
 

増税法案の“お礼”じゃないのか

 
          「さすが、10年に一度の大物次官」と、霞が関で話題になっている。

 26日、参院で成立する補正予算案。総額13兆1054億円と数字だけはデカいが、中でも注目すべきは、独立行政法人「情報通信研究機構」のIT関連事 業に500億円もの予算がついたことだ。これは、野田内閣で“陰の総理”と呼ばれた勝栄二郎・前財務次官が「ブン捕った」予算だというのである。


「勝前次官の天下り先が、通信ネットワーク運営会社なのです。昨年末から、日本のIT事業の草分けであるインターネットイニシアティブ(IIJ)社の特別 顧問に就いている。そういうタイミングで、渋チンの財務省が新規に500億円の大盤振る舞いです。おそらく、独法からIIJに研究開発費などの名目で予算 が流れる。だから、これは“勝予算”だといわれているのです。消費税増税法案を成立させた功労者ですから、財務省にとっては、これくらいの“お礼”はお安 いご用でしょう」(霞が関関係者)


 なにしろ、「情報通信研究機構」の予算は、本予算ではたった5800万円なのに、補正額は862倍の500億円とケタ違いなのだ。これには、衆院予算委 で民主党議員が「査定が甘いのではないか」とカミついたが、麻生財務相は「時間の余裕がないので甘くなった、というご指摘を否定するつもりはありません」 と開き直っていた。巨額の予算の使い道について、所管の総務省はこう説明する。


「より早いネットワークを構築するため施設や、情報セキュリティー分野の研究をするためのお金です。社会の要請があってのことですから、金額は妥当なものだと考えています」(総務省技術政策課)


 国民にしてみれば、官僚の天下り業界にカネを落とせと要請した覚えはない。ジャーナリストの山田厚俊氏が言う。
「大物次官の天下り業界に巨額の予算がつけば、他の業界も、高待遇で天下りを受け入れるメリットは大きいと考える。そうなると、今後も官僚の天下り先が増 えていく。そもそも、今回の補正予算はデタラメだらけで、民主党政権で統廃合が決まった独法にどんどん予算がついている。天下り禁止もナシ崩しに容認さ れ、昔ながらの自民党利権政治が完全復活したということです」


 シロアリを肥えさせるだけの補正予算なら不要だ。巨額の血税をムダに使われても、黙って安倍政権を支持している国民はお人よし過ぎる。 【転載終了】 

 

 本予算で付いた5800万円の部門に、この度、500億円で補正されたという。

 

 濡れ手で粟の天下りではないか? 何とも優雅な天下りではないか?

 

 狡猾な犯罪ものである。そして、それらはほとんど一般国民には縁もゆかりも無い予算処置である。

 

 元の黙阿弥どころではない。もとより、さらに悪くなった。

 

 これだけすりゃあ、元の黙阿弥連中は喜ぶだろう。だから、マスメディアは騒がないのである。相当にお零れがあると踏んでいるはずだ。利で動く政界・財界・官界が如実に浮き彫りにされている。序でにメディア界も一蓮托生だ。

 

 オリンピック誘致に浮かれるのは、利に叶うからである。利を追い求めるから、体罰も起きる。今や、オリンピックは崇高な理念は消え失せ、単なるショービジネスに堕している。

 それと同じで、今、政治を動かしているのは同じ力学だ。

 これは必ず衰退する理念である。古い理念である。何故なら、天与の利が、今に開かれる。それは無限のエネルギーであり、弱肉強食に替わる経済体制が求められている。そんなことは荒唐無稽だろう思うだろうが、資本主義経済体制が崩壊する時、俄に勃興するであろう。

 今だ、時至らずと言うことだろう。

 

【2013年2月27日・生活の党本部】小沢一郎代表・広野ただし副代表対談