森羅万象・考える葦  インターネットは一つの小宇宙。想像、時には妄想まで翼を広げていきたい。

好きなアニメ・漫画、趣味の語学・数学・宇宙、真剣に防災・政治・少子高齢化まで興味の赴くまま自由に大胆に考えていきます。

【nhk news web】 1月27日14:22分、""5000人が踊りの輪に 真夏の南米アルゼンチンで盆踊り大会""

2019-01-27 15:55:49 | 中南米;メキシコ・チリ・ベネズエラ、アルゼンチン…

(真夏の南米アルゼンチンで盆踊り大会)




① ""5000人が踊りの輪に 真夏の南米アルゼンチンで盆踊り大会""

2019年1月27日 14時22分

南半球にあって今が真夏の南米アルゼンチンでは、日系人や地元の人たちおよそ5000人が参加して恒例の盆踊り大会が開かれ、参加者たちは一つの輪になって日本伝統の踊りを楽しみました。

盆踊り大会は、アルゼンチンの日本人会が首都ブエノスアイレス近郊のホセセパス市で毎年開いています。

26日に開かれたことしの盆踊り大会には、日系人や現地の人たち5000人余りが集まりました。参加者は「河内おとこ節」や日本の人気アニメ「ちびまる子ちゃん」の主題歌などに合わせて、会場に設けられたやぐらの周りを輪になって踊りました。

アルゼンチンの盆踊りは、ゆったりとした動きの日本の踊りとは違い、激しい動きが特徴です。浴衣や思い思いの衣装を着たアルゼンチンの若者が体を激しく動かしながら踊ると、観客から大きな拍手が沸き起こっていました。

盆踊り大会に参加した地元の34歳の女性は「毎年来ますが、踊るたびに日本のことが好きになります。来年もまた来たいです」と話していました。

盆踊り大会はもともと日系人の交流を目的に始められましたが、今では参加者の8割以上が日系人以外になり、地元の名物行事になっています。

 ☀ 浴衣姿のアルゼンチンの女の子たち、よく似合ってso cute!

【気象庁】 1月27日15:00分、""各地の震度に関する情報、1月25日~1月27日まで""

2019-01-27 15:16:03 | ☀防災・自然災害/環境対策; 地震.津波.警報、気象・天気、…

(最近の地震活動(速報値))




① 利用の留意事項
◾表示している震源には、発破等の地震以外のものや、震源決定時の計算誤差の大きなものが表示されることがあります。
個々の震源の位置ではなく、震源の分布具合に着目して地震活動の把握にご利用下さい。
◾なお、本ページに掲載している以前の期間に発生した地震については、震源リストをご利用ください。

補足説明
◾★は最新1時間に発生した地震、◆は情報発表した地震を示します。
◾本ページでは、震度1以上を観測した地震についてはすべて、内陸の浅い地震については概ねマグニチュード(M)1.5以上、 それ以外の地震についても概ねM4以上が表示されます。
◾震源決定には気象庁のほか、防災科学技術研究所、大学、及び海外関連機関等のデータを使用しています。
◾本webサイトに掲載されている一部の画像の作成にはGMT(the Generic Mapping tool [Wessel,P.and W.H.F.Smith, New, improved version of Generic Mapping Tools released, EOS Trans. Amer. Geophys. U., vol.79(47),pp579,1998])を使用しています。



② ""各地の震度に関する情報、1月25日~1月27日まで""

地震検知日時、震央地名、マグニチュード、最大震度、情報発表日時


【27日】

1. 2019年 1月27日14時21分 宮城県沖 M3.9 震度2  1月27日14時25分★★

2. 2019年 1月27日12時43分 宮古島近海 M4.6 震度1  1月27日12時46分


 【26日】

1. 2019年 1月26日22時46分 奄美大島北東沖 M4.8 震度2  1月26日22時49分★★

. 2019年 1月26日17時23分 岩手県沖 M5.7 震度4  1月26日17時27分 ★★★★

. 2019年 1月26日14時16分 熊本県熊本地方 M4.4 震度5弱  1月26日14時20分★★★★★

. 2019年 1月26日14時08分 根室半島南東沖 M3.6 震度2  1月26日14時11分 ★★

. 2019年 1月26日09時31分 栃木県南部 M4.0 震度2  1月26日09時35分 ★★

. 2019年 1月26日06時22分 種子島南東沖 M4.6 震度2  1月26日06時26分 ★★


 【25日】

1. 2019年 1月25日21時10分 長野県南部 M3.4 震度2  1月25日21時13分★★

2. 2019年 1月25日14時41分 薩摩半島西方沖 M4.5 震度2  1月25日14時46分 ★★

3. 2019年 1月25日13時53分 種子島南東沖 M3.9 震度1  1月25日13時57分

4. 2019年 1月25日13時48分 種子島南東沖 M4.9 震度1  1月25日13時52分

5. 2019年 1月25日08時32分 茨城県沖 M3.0 震度1  1月25日08時35分

6. 2019年 1月25日07時48分 和歌山県北部 M2.6 震度1  1月25日07時51分

7. 2019年 1月25日04時11分 滋賀県北部 M3.1 震度2  1月25日04時14分 ★★

8. 2019年 1月25日00時13分 茨城県北部 M2.9 震度1  1月25日00時17分



【sbi証券・オープン情報】 1月26日05:00分、""経済指標(週間); 1月28日(月)~31日(木)まで""

2019-01-27 12:52:42 | 経済;投資、負け犬個人投資家の必死の反撃、統計・CP/AIを活用…

(1月カレンダー)




 ① ""経済指標(週間); 1月28日(月)~31日(木)まで""

  更新時間 2019/01/26 05:00頃

🌸1/28(月)

時刻 地域 指標 前回 予想 結果
★8:50 日本 企業向けサービス価格指数(前年比)-12月 1.2% 1.2%
10:30 中国 工業利益(前年比)-12月 -1.8% --
17:30 香港 貿易収支-12月 -450億HKD -560億HKD
18:00 欧州 マネーサプライM3(前年比)-12月 3.7% 3.8%
22:30 米国 シカゴ連銀全米活動指数-12月 0.22 --
0:30 米国 ダラス連銀製造業活動指数-1月 -5.1% -2.1%

🌸1/29(火)

時刻 地域 指標 前回 予想 結果
6:45 NZ 貿易収支-12月 -8.61億NZD 2.00億NZD
9:30 豪州 NAB企業信頼感指数-12月 3 --
9:30 豪州 NAB企業景況感指数-12月 11 --
16:00 スイス 貿易収支-12月 47.4億CHF --
16:45 フランス 消費者信頼感指数-1月 87 --
22:30 米国 卸売在庫(前月比)-12月 -- --
23:00 米国 S&P/ケース・シラー[総合20](前月比)-11月 0.41% --
23:00 米国 S&P/ケース・シラー[総合20](前年比)-11月 5.03% --
23:00 米国 S&P/ケース・シラー[総合20]-11月 213.89 --
0:00 米国 消費者信頼感指数-1月 128.1 125.0

🌸1/30(水)

時刻 地域 指標 前回 予想 結果
★8:50 日本 百貨店・スーパー販売額(前年比)-12月 -2.2% -1.1%
★8:50 日本 小売業販売額(前年比)-12月 1.4% 0.8%
9:01 英国 BRC店頭価格指数(前年比)-1月 0.3% --
9:30 豪州 消費者物価指数(前年比)-4Q 1.9% 1.7%
9:30 豪州 消費者物価指数(前期比)-4Q 0.4% 0.4%
★14:00 日本 消費者態度指数-1月 42.7 42.5
15:00 南アフリカ 民間部門信用(前年比)-12月 5.56% --
15:00 南アフリカ マネーサプライM3(前年比)-12月 5.69% --
15:30 フランス GDP(前年比)-4Q 1.4% 1.0%
15:30 フランス GDP(前期比)-4Q 0.3% 0.3%
16:00 トルコ 経済信頼感-1月 75.2 --
16:00 ドイツ GFK消費者信頼感調査-2月 10.4 10.3
16:00 ドイツ 輸入物価指数(前年比)-12月 3.1% 2.1%
16:00 ドイツ 輸入物価指数(前月比)-12月 -1.0% -0.8%
16:45 フランス 生産者物価指数(前月比)-12月 0.4% --
16:45 フランス 消費者支出(前年比)-12月 -2.0% --
16:45 フランス 生産者物価指数(前年比)-12月 2.6% --
16:45 フランス 消費者支出(前月比)-12月 -0.3% --
17:00 スイス KOF先行指数-1月 96.3 98.0
17:30 香港 小売売上高[価額](前年比)-12月 1.4% 3.4%
18:00 スイス クレディスイス景気期待指数-1月 -22.2 --
18:30 英国 マネーサプライM4(前月比)-12月 0.0% --
18:30 英国 マネーサプライM4(前年比)-12月 0.8% --
18:30 英国 消費者信用残高-12月 9億GBP 8億GBP
18:30 英国 住宅ローン承認件数-12月 63.7千件 62.7千件
18:30 英国 住宅証券融資高[ネット]-12月 35億GBP 35億GBP
19:00 欧州 業況判断指数-1月 0.82 0.80
19:00 欧州 経済信頼感-1月 107.3 107.0
19:00 欧州 サービス業信頼感-1月 12.0 11.1
19:00 欧州 鉱工業信頼感-1月 1.1 0.5
19:00 欧州 消費者信頼感-1月 -7.9 -7.9
21:00 南アフリカ 財政収支-12月 -169億ZAR --
21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数(前週比)-1/25 -2.7% --
22:00 ドイツ 調和消費者物価指数(前月比)-1月 0.3% -0.9%
22:00 ドイツ 消費者物価指数(前年比)-1月 1.7% 1.7%
22:00 ドイツ 消費者物価指数(前月比)-1月 0.1% -0.7%
22:00 ドイツ 調和消費者物価指数(前年比)-1月 1.7% 1.8%
22:15 米国 ADP雇用統計-1月 271千人 170千人
22:30 米国 コアPCE(前期比)-4Q 1.6% --
22:30 米国 個人消費(前期比)-4Q 3.5% --
22:30 米国 GDP(前期比年率)-4Q 3.4% 2.5%
22:30 米国 GDP価格指数(前期比)-4Q 1.8% 1.7%
0:00 米国 中古住宅販売成約(前年比)-12月 -7.7% --
0:00 米国 中古住宅販売成約(前月比)-12月 -0.7% 1.0%
0:30 米国 EIA原油在庫(前週比)-1/25 7970kbbl --
4:00 米国 FOMC政策金利[上限]-1/30 2.50% 2.50%
4:00 米国 FOMC政策金利[下限]-1/30 2.25% 2.25%

🌸1/31(木)

時刻 地域 指標 前回 予想 結果
★8:50 日本 鉱工業生産(前年比)-12月 1.5% -2.3%
★8:50 日本 鉱工業生産(前月比)-12月 -1.0% -0.5%
★8:50 日本 日銀金融政策決定会合[1月22-23日分・主な意見]-1月 -- --
9:01 英国 GFK消費者信頼感調査-1月 -14 -15
9:30 豪州 民間部門信用(前月比)-12月 0.3% 0.3%
9:30 豪州 民間部門信用(前年比)-12月 4.4% 4.4%
9:30 豪州 輸出物価指数(前期比)-4Q 3.7% 2.6%
9:30 豪州 輸入物価指数(前期比)-4Q 1.9% 0.5%
10:00 中国 製造業PMI-1月 49.4 --
10:00 中国 非製造業PMI-1月 53.8 --
11:00 シンガポール マネーサプライM2(前年比)-12月 3.5% --
11:30 シンガポール 失業率-4Q 2.1% --
★13:00 日本 自動車生産(前年比)-11月 6.3% --
★14:00 日本 建設工事受注(前年比)-12月 -10.7% --
★14:00 日本 住宅着工戸数[年率]-12月 95.7万件 95.4万件
★14:00 日本 住宅着工戸数(前年比)-12月 -0.6% 2.1%
16:00 トルコ 貿易収支-12月 -6.5億USD --
16:00 ドイツ 小売売上高指数(前年比)-12月 1.1% 1.5%
16:00 ドイツ 小売売上高指数(前月比)-12月 1.4%⇒
1.6% -0.6%
16:45 フランス 消費者物価指数(前年比)-1月 1.6% 1.5%
16:45 フランス 調和消費者物価指数(前年比)-1月 1.9% 1.8%
16:45 フランス 調和消費者物価指数(前月比)-1月 0.1% -0.2%
16:45 フランス 消費者物価指数(前月比)-1月 0.0% -0.2%
17:55 ドイツ 失業率-1月 5.0% 5.0%
17:55 ドイツ 失業者数-1月 -14千人 -10千人
18:30 南アフリカ 生産者物価指数(前年比)-12月 6.8% --
18:30 南アフリカ 生産者物価指数(前月比)-12月 0.4% --
19:00 欧州 GDP(前年比)-4Q 1.6% 1.2%
19:00 欧州 失業率-12月 7.9% 7.9%
19:00 欧州 GDP(前期比)-4Q 0.2% 0.2%
21:00 南アフリカ 貿易収支-12月 35億ZAR --
21:30 米国 チャレンジャー人員削減数(前年比)-1月 35.3% --
22:30 カナダ GDP(前月比)-11月 0.3% --
22:30 カナダ 原料価格指数(前月比)-12月 -11.7% --
22:30 米国 新規失業保険申請件数-1/26 19.9万件 --
22:30 カナダ 鉱工業製品価格(前月比)-12月 -0.8% --
22:30 米国 PCEデフレーター(前年比)-12月 1.8% 1.7%
22:30 米国 PCEコア・デフレーター(前月比)-12月 0.1% 0.2%
22:30 米国 個人支出(前月比)-12月 0.4% 0.3%
22:30 米国 個人所得(前月比)-12月 0.2% 0.5%
22:30 米国 雇用コスト指数(前期比)-4Q 0.8% 0.8%
22:30 米国 PCEコア・デフレーター(前年比)-12月 1.9% 1.9%
22:30 米国 失業保険継続受給者数-1/19 171.3万人 --
23:45 米国 シカゴ購買部協会景気指数-1月 65.4 60.0
時刻未定 香港 マネーサプライM3(前年比)-12月 3.5% --
0:30 米国 EIA天然ガス貯蔵量(前週比)-1/25 -163bcf --

【ロイター】 1月24日17:03分、""コラム:米中摩擦の着地点、「囚人のジレンマ」回避できるか=熊野英生氏"" & コメント(凡太郎)

2019-01-27 12:35:22 | アメリカ;政治、経済、企業、人物、銃による犯罪・悲劇、文化・歴史、美術…

(中国/北京)




 1月24日、第一生命経済研究所・首席エコノミストの熊野英生氏は、現在のような米中の報復関税の応酬は、ゲーム理論の典型的な「囚人のジレンマ」であると指摘。写真は2012年5月に中国の北京で撮影(2019年 ロイター/Shannon Stapleton)


① ""コラム:米中摩擦の着地点、「囚人のジレンマ」回避できるか=熊野英生氏""

2019年1月24日 / 17:03 / 3日前

熊野英生 第一生命経済研究所 首席エコノミスト

[東京 24日] -

3月1日を期限とする米中貿易協議は、1月上旬に行われた次官レベルの調整を経て、やや楽観視する向きが広がっている。それでも結末はいまだ不透明感が強く、予断を許さない。

そこで今回のコラムでは、米中双方が妥協できる着地点は合理的に考えてどこにあるのかを考えてみたい。🌊 確かに、2020年大統領選挙で再選を狙うトランプ氏が、理屈よりも政治的なかけ引きを重視すると見ることはできる。また、背後にあるのは経済の覇権争いであることから、「出口のない戦い」との見方も根強いだろう。

  🌊 凡太郎は、そういう見方をしていますが…。

しかし、🌀 両国の交渉が非合理的なルールに基づいて行われていると見ること自体が、悲観的な心理を作り出しているのではないだろうか。むしろ合理的な発想に基づき、米中がある程度納得できる妥協点が存在するとの見方に立つことが、前向きな展望を描くためには必要だ。

 🌀 現在の米中貿易戦争は、政治と経済、軍事は分離できません。トランプ大統領と
  ヒラリー議員の大統領選から、ずっと彼をウォッチしていますが、非合理的な唯我独尊
  のパーソナリティで、合理的な発想が出来る人間ではありません。「合理的な発想云々
  …は、前提がそもそも間違っていると思います。


🌸<2024年に対米黒字ゼロは可能か>

 米中協議の目的は、米国が抱える巨額の貿易赤字を是正することにある。言うまでもなく、中国の対米貿易黒字はその大部分を占める。一部報道によると、中国は輸入拡大を通じ、2024年までに対米黒字をゼロにすることを提案したという。本当にそれは可能なのだろうか。

現在のような報復関税の応酬では、不均衡の是正は実現できない。米国が中国からの輸入に高関税をかけると、報復措置として米国からの輸出にも高関税がかかるからだ。米国にとっては輸入も減るが、輸出も減ってしまい、貿易赤字は変化しづらくなる。

これは、「囚人のジレンマ」と言われるゲーム理論の典型的なパターンである。自分の利益だけを考えて攻撃を仕掛けると、必ず反撃され、結局は共倒れに陥る。だから囚人のジレンマに陥ったところから、両者は互いに歩み寄ろうとする。現在の米中は、このまま報復合戦を続けていても双方にとってマイナスになると見込まれるため、ゲームの流れを変えようと行動しつつあるのだろう。


🌸<投資貯蓄バランスで考える>

 米中対立の図式は、🌋 1980年代の日米貿易摩擦に似たところがある。もちろん相違点もあるが、類似点に注目することは有益だ。

 🌋 当時、日本は経済でアメリカと覇権を争っていたとも言えます。その後で完膚なき
  叩かれましたが。今は中国が経済のみならず政治、軍事、科学と全ての分野でのタフ
  な挑戦を続けています。

 🌀 米国の貿易赤字は、中国の不公正に原因があるのではなく、自らの経済体質の結果として拡大している。米国の内需が膨張して国内の供給能力を上回った部分が、海外からの供給、すなわち輸入超となる。つまり、自国の過剰な消費体質が貿易赤字を生み出しているのだ。トランプ大統領が打ち出した減税は、自ら貿易赤字を膨ませる政策だった。貿易赤字を減らすには、減税をやめて財政赤字を削減することが必要だ。

  🌀 その通りですが、トランプ大統領のお頭では、死んでも理解できなないでしょう。

1980年代、こうした考え方は投資貯蓄(IS)バランスとして知られた。日米間の消費体質の違いが、日本の貯蓄超過と米国の投資超過をもたらすとされた。当時の日本は問題解決に向け、公共事業を10年間で430兆円も増やす約束をした。内需拡大によって貯蓄超過が解消されると考えたのである。

おそらく今の中国も、財政支出を増やして米国からの輸入を促進することになるだろう。米中が同時に関税率を引き下げることも必要になってくる。

より難しいのは、米国の過剰消費体質の解消だ。1980─90年代の米国は、日本の内需拡大策にもかかわらず、貿易不均衡を是正できなかった。緊縮財政による景気減速を米政府が許容しなかったからだ。景気と貿易不均衡のどちらを優先するかと問われ、結局は景気拡大を犠牲にできなかった。

今回も中国が財政刺激策を約束しても、米国が財政緊縮に踏み込むことはないだろう。かつての日本と同じく、貿易不均衡の片側にいる中国だけが輸入拡大を目指すことになる。


🌸<人民元切り上げの可能性>

では、中国の内需拡大だけで米国からの輸入を増やせるだろうか。中国の対米輸入額は輸出額の3分の1である。たとえ長い期間をかけて中国が内需を増やしても、貿易収支を均衡させるのは難しそうだ。

そうなると、為替レートの調整が必要になってくる。中国が人民元を大幅に切り上げ、輸出価格を引き上げると同時に輸入価格を引き下げる。相対価格を変化させることで、貿易収支を動かす発想である。

しかし、これは1985年のプラザ合意で日本が経験したショック療法と同じである。中国は避けようとするだろう。代わりに人民元の切り下げを行わず、ゆっくりとコントロールをしながら切り上げていく方法を取る可能性はある。2015年に人民元を切り下げた際に資金が流出した苦い経験から、中国は人民元の緩やかな上昇を歓迎するかもしれない。


🌸<中国からの生産シフト>

米国からの輸入増で黒字を相殺することが難しく、人民元の急激な切り上げも受け入れ難いとなると、中国は対米輸出の生産拠点を他国にシフトさせることを検討するかもしれない。1980年代の日本は自動車を中心に、現地生産を進めた。カナダやメキシコへ工場を移し、そこから米国へ輸出する方法も探った。

米国メーカーから生産委託をされている中国企業の場合、日本と同じ対応にはならないかもしれない。しかし、何かしら生産体制を見直す可能性はありそうだ。

米国偏重だった輸出先を、欧州や日本、アジア各国に分散することも選択肢になるだろう。こうした国々との貿易を促進する、新たな連携を模索するかもしれない。中国は現在、米国から技術移転の強要を問題視されている。こうした問題は、連携を進めると多かれ少なかれ修正を迫られるものだ。いずれにしても中国は、他国と歩調を合わせるために公正なルールに従う必要が出てくる。

当面の米中協議は、中国による輸入拡大の約束を落とし所とするだろう。為替レートの調整や生産拠点の移管、輸出先の分散といった課題は、より長いスパンで中国側が見直しを求められていく。日本は中国のそうした体質変化を見据え、米中の仲を取り持ち、自由貿易を後押ししていく役割を担っていくのではないだろうか。

(本コラムは、ロイター外国為替フォーラムに掲載されたものです。筆者の個人的見解に基づいて書かれています)

(編集:久保信博)

*熊野英生氏は、第一生命経済研究所の首席エコノミスト。1990年日本銀行入行。調査統計局、情報サービス局を経て、2000年7月退職。同年8月に第一生命経済研究所に入社。2011年4月より現職。


【ロイター】 1月26日07:26分、""再送-NY市場サマリー(25日)""

2019-01-27 11:47:59 | 経済;投資、負け犬個人投資家の必死の反撃、統計・CP/AIを活用…

(NYダウ/チャート)
5分足 、19/01/25 、16:50 、EST
24,737.20 、▲183.96




 ① ""再送-NY市場サマリー(25日)""

2019年1月26日 / 07:26 / 1日前

Reuters Staff

(表を付けて再送しました)

[25日 ロイター] -

🌸 <為替> ドルが下落し、一時約1週間ぶりの安値を付けた。トランプ米大統領が、
政府機関の一部閉鎖を3週間解除する方向で議会と暫定合意したと公表した。
終盤の取引で、ドル指数は0.8%安の95.812。早い時間帯に一時、1週間ぶりの安値を記録した。前日には96.676に急伸し、3週間ぶり高値を付けていた。
市場の関心が、来週の連邦公開市場委員会(FOMC)に移る中、ドルは終日守勢に
回った。市場では金利据え置きが見込まれている。
トランプ氏の発表を受け、ドルは下げ幅を縮小する場面があったが、トレーダーらに
よると為替相場は想定ほど強く反応しなかったと指摘。
テンパスのトレーダーは「不透明感が残っており、ドルの反応は特に強くなかった」
と指摘。「それに(政府機関の)再開は一時的なものだ。🌊恒久的な解決に至ると(トラン
プ氏は)実際固く信じてもいる」と話した。

 🌊 状況が全く見えていないで、こういうのを盲信、あるいは妄信と言います。

キャピタル・エコノミクスのエコノミストは、閉鎖に伴う影響が拡大しつつある現状
で、支持率に悪影響が及ぶため、トランプ氏が妥協したと推測する。
ユーロは対ドルで0.9%高の1.1412ドル。
欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は前日、ユーロ圏経済の落ち込みが数週間前の
想定以上となる可能性を示唆し、利上げ時期後ずれを示唆した発言と受け止められた。ユ
ーロは前日、1.1286ドルと2カ月ぶり安値に沈んだ。
ただ、ドラギ氏のハト派発言ですでに弱い域内景気認識は変わらなかったとして、ユ
ーロはこの日持ち直した。
英ポンドは対ドルで3カ月強ぶりの高値を記録した。北アイルランドの民主統一党(
DUP)が、メイ首相の欧州連合(EU)離脱協定案支持を条件付きながらも非公式に決
定したと、大衆紙サンが報じ好感された。

NY外為市場:

🌸 <債券> 国債利回りが上昇。10年債利回りは1週間ぶりの低水準から戻した。上
向きな企業決算を背景に米国株が上昇し、米中貿易摩擦や経済成長鈍化への懸念を相殺し
た。
また、来週に控える米債入札や連邦公開市場委員会(FOMC)、米雇用統計などへ
の警戒感が国債利回りの上昇圧力となった。
米政府機関の閉鎖が経済に与えるに影響への懸念は後退。トランプ米大統領が、政府
機関一部閉鎖の解除に向けて議会と合意したことを明らかにし、2月15日まで3週間の
資金を手当てするつなぎ予算案に署名すると発表した。
SGコーポレート&インベストメント・バンキング(ニューヨーク)の米金利戦略主
任スバドラ・ラジャッパ氏は「(債券)市場は株式市場からヒントを得ている」と述べた

10年債利回りは4.3ベーシスポイント(bp)上昇の2.755%
。前日には2.700%と1週間ぶりの低水準をつけていた。
2年債利回りは4.2bp上昇の2.604%。
S&P500は0.9%高、ダウは0.8%高、ナスダック1.3%高。
ICONアドバイザーズの債券部門シニアバイスプレジデント、ジェリー・ポール氏
は多額の入札を控えているとし、「米10年債に対して慎重」との見方を示した。
米財務省は来週、2年債、5年債、7年債で合計1130億ドル、2年物変動利付債
(FRN)で200億ドルの入札を実施する。
また、来週29─30日のFOMCを控え、追加利上げのタイミングに関する手掛か
り待ちになっているという。
CMEグループのフェドウオッチによると、金利先物が織り込んでいる2019年末
までの利上げ確率は30%と、前日の22%から上昇した。
来週金曜日には米労働省が1月の雇用統計を発表する。

米金融・債券市場:

🌸 <株式> 上昇。ダウ平均株価は183ドル値上がりしたほか、ハイテク株の多いナ
スダック総合指数も91ポイント上げた。政府機関の一部閉鎖がひとまず解除される見通
しとなる中、買いが優勢となった。
週間ではダウ平均とナスダックが5週連続で上昇。一方S&P総合500種指数は年
初来で初の値下がりに転じた。

トランプ大統領は25日、政府機関一部閉鎖の解除に向けて、2月15日まで3週間
の資金を手当てするつなぎ予算案で議会と合意したと発表した。つなぎ予算案は今後上下
両院の承認を経て、大統領の署名によって成立する。これにより1カ月以上続いた政府機
関閉鎖はひとまず解除されることとなった。

アリアンツ・インベストメント・マネジメントのシニア市場ストラテジスト、チャー
リー・リプリー氏は「一部の不透明要素が薄れ始める中で見通しが改善している。政府閉
鎖の解除は間違いなく相場のもたつき感の解消につながるだろうが、一時的な措置にすぎ
ず、不透明感が完全に払拭されるとは考えにくい」と述べた。

政府機関の閉鎖に加え、米中通商交渉やブレグジット(英国の欧州連合離脱)などの
不透明要素が相場の重しとなっている。

企業の決算発表が続く中、S&P500企業のうちこれまでに22%超が決算を発表
、約7割の企業の業績がアナリスト予想を上回った。
個別銘柄ではコーヒーチェーンのスターバックス(スタバ)が3.6%高。
四半期の売上高と利益が市場予想を上回った。積極的な販促や人気の高いホリデーシーズ
ン向けドリンクが集客につながった。
日用品のコルゲート・パルモリブは0.6%安。四半期の売上高は上振れした
ものの、今年の通年利益は減少するとの見通しを示した。
半導体のインテルは5.5%安。四半期決算は景気失速が目立つ中国の需要
減退が響き、売上高が市場予想を下回ったほか、今第1・四半期の売上高・利益見通しも
アナリスト予想に届かなかった。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を3.41対1の比率
で上回った。ナスダックも2.56対1で値上がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は約75億5000万株。直近20営業日の平均は77億90
00万株。

米国株式市場:

🌸 <金先物> ドル安・ユーロ高の進行に伴う割安感などを追い風に買われ、反発した
。2月物の清算値は前日比18.30ドル(1.43%)高の1オンス=1298.10
ドルと、中心限月ベースで昨年6月14日以来約7カ月ぶりの高値となった。週間では1
5.50ドル(1.21%)高。
外国為替市場では、対ユーロでドルが急落。ドル建てで取引される金塊などの商品に
割安感が広がる中、早朝から金買いが活発化。相場は午前中に一時1299.80ドルと
、節目の1300ドルが目前に迫った。
また、来週には米連邦準備制度理事会(FRB)による金融政策会合が開かれるが、
追加利上げペースの減速観測がくすぶっており、金利を生まない資産である金塊には支援
材 料となっている。
このほか、米中間の通商摩擦や米政局の混迷、英国の欧州連合(EU)離脱問題など
、内外の不確定要因も引き続き金相場の地合いを支えている。

NY貴金属:

🌸 <米原油先物> ベネズエラを巡る地政学的リスクや対ユーロでのドル安進行などを
背景に買われ、続伸した。米国産標準油種WTIの中心限月3月物の清算値は前日比0.
56ドル (1.1%)高の1バレル=53.69ドルだった。4月物は0.56ドル高
の53.98ドルとなった。

石油輸出国機構(OPEC)加盟国であるベネズエラの政情が一段と不安定になる中
、反米左派のマドゥロ大統領が23日、米国との断交を発表。これに対し、米政府はベネ
ズエラ産原油の輸入制限ないし全面禁輸などあらゆる措置の可能性を検討しているもよう
。米国が実際にベネズエラの原油輸出に制裁措置を講じれば、国際石油市場への供給が減
少するとの懸念が広がり、原油が買われた。

また、外国為替市場では朝方から対ユーロでドル安が進行。ドル建てで取引される原
油などの商品に割安感が生じたことも、原油買いを後押しした。さらに、この日の米株式
相場は米主要企業の業績期待などを背景に寄り付きから上昇。投資家のリスク選好意欲が
回復したことから、株式と並んでリスク資産である原油にも買いが入りやすかった。米石
油サービス会社ベーカー・ヒューズが25日に発表した統計によると、同日までの1週間
の国内石油掘削リグ稼働数は前週比10基増の862基となったが、相場の反応は限定的
だった。

NYMEXエネルギー:

🌸 ドル/円 、NY終値 、 109.53/109.56

始値 、 109.8

高値 、 109.95

安値 、 109.47

🌸 ユーロ/ドル 、NY終値 、 1.1412/1.1417

始値 、 1.1345

高値 、 1.1419

安値 、 1.1339

米東部時間

🌸 30年債(指標銘柄)、 17時05分 106*00.00 3.0662%

前営業日終値 106*21.50 3.0330%

10年債(指標銘柄)、 17時05分 103*04.00 2.7585%

前営業日終値 103*17.00 2.7120%

5年債(指標銘柄)、 17時05分 100*04.00 2.5975%

前営業日終値 100*11.75 2.5450%

2年債(指標銘柄)、 17時01分 99*25.38 2.6105%

前営業日終値 99*28.25 2.5620%

  終値 、 前日比 、 %
🌸 ダウ工業株30種 、 24737.20 、 +183.96 、 +0.75

        前営業日終値 、 24553.24

🌸 ナスダック総合 、 7164.86 、 +91.40 、 +1.29

 前営業日終値 、 7073.46 

🌸 S&P総合500種 、 2664.76 、 +22.43 、 +0.85

 前営業日終値 、 2642.33


🌸 COMEX金 2月限 、 1298.1 +18.3

前営業日終値 、 1279.8

COMEX銀 3月限 、 1569.9 +39.9

前営業日終値 、 1530.0

北海ブレント 3月限 、 61.64 +0.55

前営業日終値 、 61.09

米WTI先物 3月限 、 53.69 +0.56

前営業日終値 、 53.13

CRB商品指数 、 180.6782 +1.4424

前営業日終値 、 179.2358







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