じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

南風の便り 6

2020-02-14 19:07:53 | 南風の便り
セブシティー コロンストリートとペライズストリートの交差点

ダイビングとバレンタインデーの話を少し

数日前アポ島でマンタを見ました。
場所はロックポイントのコーナーを曲がり切ってすぐの駆け上がり、水深8メートルでした。
私はフィリピンでマンタを見るのはこれで3度目・・・たった3度で、アポ島では初めてでした。

この日はやはり出るべくして出たような条件の日でした。
濁りが強い上に両方からの緩い潮の流れがぶつかる当たりにプランクトンが集まる、アポではあまり見られない条件でした。
他の海でマンタに会った時の条件に似ていたので、少し予感めいたものがあったのですが本当に出てしまうとびっくりです。
それは4メートル位の大型のブラックマンタでした。

南の島でも寒い事もあるのです。
雨期と乾期があまりはっきりしないネグロス島ですが1月末から2月初めは曇ったり雨が降ったりすると寒いのです。
日中の気温26~27度で何が寒いか、と言われますが、ふだんの気温が32~33度ですから26~27度は寒いのです。
なので夜はエアコンなんか絶対要りません。
暑い季節、日本も夏の頃にはエアコン全開で寝たくなる夜も有りますが2月半ばの深夜には毛布が欲しくなります。
気温は23~24度位まで下がります。
私の家は水シャワーしかありませんのでダイビング後のシャワーを浴びるのに気合いが要ります。

それでも、日中の晴れ間の日射しは太陽が南回帰線の折り返し点を離れて赤道に向かって来ているので、さすがに凄いです。
風が北風で涼しいので勘違いして肌を露出し続けるととんでもない事になります。
とくにダイビングの行帰りは要注意です。
この季節、海はほとんど毎日風が吹きます。
波も高くダイビングポイントまでの船の移動はスリル満点です。
波が高くて危険と言う事では無く、風に起こされたチョッピーな波が船を揺さぶるためです。

船の上では波しぶきをかぶる事もしばしばで、ボートコートが無いと震えます。
この寒さに勘違いして飛沫の掛からない場所に寝そべって日なたぼっこ気分で焼いていると、あっと言う間に悲惨な日焼けになります。
日本でも真夏の7~8月よりも6月の方が紫外線は強く日焼けしやすいと言われていますが、その季節がドゥマゲッティーでは2月3月なのかも知れません。
いやいや、これから先は11月位まで、ずっとこの調子なのでした。

ドゥマゲッティーの冬の風物詩に「ぽんかん」売りが有ります。
これは日本のぽんかんと基本的には同じもののようですが、輸出の原産地は中国です。
ドゥマゲッティーの季節がぽんかんに関係が有るのでは無く、輸出国がぽんかんの季節なのですからドゥマゲッティーの風物詩と言うのは的外れかも知れませんが季節限定の売り物です。
1ヶ5ぺソ(13円位)のぽんかんは地元でも人気です。
味はオレンジ、食感はみかん?でとてもおいしいです。
道ばたに沢山のぽんかん売りが並び、カゴをさげて売り歩く人もいます。
そしてその影でマンゴーの姿を見かけなくなる季節でも有ります。

2月はバレンタインディーがありましたが、ドゥマゲッティーではカップルがレストランで食事をするのが流行りのようです。
街中のちょっと気の利いたレストランはその日予約でいっぱいでした。
私も日本からのお客様を案内して「ラブ・アス」(現地語で新鮮)と言うレストランに海鮮料理を食べようと出かけたのですが、予約で満員でした。
この店は街でもベスト5に入る高級店で、普段は静かで客もあまり見かけないのです。
しかし、金萬日本人はここで店の人にチップをギッチリと握らせ、あっという間に席を確保するくらいは簡単な事でした。
ここではバイスから来る牡蠣とマッドクラブを食べましたが、どちらも新鮮で特に蟹はハサミの甘味が最高でした。

フィリピンスタイルのバレンタインディーはプレゼントもどちらからと決まっているわけでは無く、ましてやチョコレートなんどと言う限定した物を送る習慣では無いようです。
ホワイトデーはどうも無いような感じであります。

「ラブ・アス」に席の予約をしてやってくる若者は街でも豊かな方の人達でしょう。
こんなレストランやホテルのラウンジのような所に来ない学生はもう少し地味な食堂風を大人数で借り切ってパーティーをしています。
通りがかりに覗いてみるとゲームをしたりアマチュアバンドがいたりビリヤード台を持ち込んでいたりと、こちらの方が楽しそうでした。
ドゥマゲッティーの次のお祭りは何なのでしょう?

4月のホーリーウィークでしょうか。

・・・ではまた。

           では、また。

(2002年 2月18日に書きました)

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ミニ ツーリング

2020-02-14 16:49:48 | 日記
愛車 MT-07

本日もバイトだったんですが午後2時半に終わって速攻で帰宅しバイクに乗った訳であります。

いや、天気的には鈍曇りでしてお日柄が良いとは言えないんですけれども、しかし気温が上がりまして、帰宅時の車の温度計は15度を指したのであります。

15度か・・・これならバイクに乗っても寒くは無いぞ、と言うことで帰り道を急いだ次第であります。

まっ、ツーリングとは名ばかりでして、家を出て東北道の宮城インターまで下道を8キロ程走って高速に乗る訳です。
で、東北道に入ったら北へ向かって少し走り富谷の分岐から仙台南部道路へ周る訳であります。
で、南部道路から東部道路へ入ってまた東北道へ戻り、最初に乗った宮城インターの先の泉パーキングETC出口から降りるのであります。

これで高速の一周が90キロ程度なんですが料金が格安でして390円なのであります。
いや、もっと安い240円の回り方もあるんですが1時間も高速を走って390円なら文句は無い訳でして、ここはひとつ太っ腹と素直に支払う次第であります。

まっ、高速道路をただ走って何が面白いんだと言われますと返事に困るんですが、私ゃバイクに乗っているのが好きという変態なので目的も無く走っているはこの上ない喜びなんであります。

で、泉PのETC出口で高速を降りてから家までが8キロでして、都合106キロは時間にして1時間と15分でありました。

で、気温が15度もあったら寒くは無いべなと甘い考えで防寒のバイクジャケットとバイクパンツの下は比較的軽装で行った訳ですが・・・はっきり言って寒かったであります。

やっぱし日差しだね・・・気温が高くともお天道様の助けが無いとまだ寒いんですね。
いや、帰り道の気温は13度だったんで少し冷えて、ただいまは絶賛鼻水垂れまくりであります。

でもたまに乗ってやらないとバイクも拗ねますから・・・いや、機械だからなんて言ったらダメなんですぜ。
バイクと人はちゃーんと気持ちが通じるんでありますよ。

とはいえ、バイクってのは乗り物としてはかなりの役立たずだと思うんであります・・・まっ、車種にもよりますが。
乗り物的実用度では軽トラが天下無敵だとするとMT-07のようなロードバイクは「屁」でありましょう。
なんとなれば、軽トラはMT-07を積んで高速も走れますが、MT-07は近所に豆腐を買いに行くにもカゴさえ付いていないのでとても不便であります。
その意味で語れば実用バイクの王様はスーパーカブにトドメを刺しますが、しかしカブは高速に乗れないという大きな欠点もある訳で、言ってみれば「無冠の帝王」でありましょうか・・・なんちゃって。

私の経験じゃ趣味のバイクはフィリピンの女性に似てますかね。

熱望して手に入れたものの日常の足は車だし、たまの休日に乗ろうとしても雨が降ったり寒かったら乗れないし、で知らず知らずのうちに疎遠になりやすいのがバイクであります。

何かの拍子に見初めて手に入れたものの、その後なんとなくタイミングが悪くて会う機会も減り、気持ち的にはもーいいかな、と思いつつも、思い出して乗ってみると燃え上がっちまうといいますか、なんなんだこの癒され感は〜と、また気持ちが後戻りしてみたりする訳であります。

しかし、乗っても乗らなくても車検や保険や税金の支払いは否応無しに迫ってくるし、放っておくとバッテリーなどが上がってまた出費がかさむ訳であります。

いや、だからと言って乗ったら乗ったでタイヤは減るしオイル交換は頻繁になるしで、やたらと金がかかる訳であります。

と、言うことで、趣味のバイクは実用性とか経済性とはかけ離れた存在が愛おしく、また意味不明の理不尽さを楽しめる心が無いとお付き合いしきれないものだと思う訳であります。
以上のような観点で私はフィリピン女性と趣味のバイクは似ているんじゃないかと、まっ、少ない経験から語ってみた訳ですが・・・はい、そこのあなたの異論と反論を認めます。








コメント (2)
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