笑うなよっ!!!
完成した「不揃いの団子たち」
その 盛りつけ例
まっ、食欲をそそる出来映えて無い事は作った本人が一番感じている所でありますので追い討ちを掛けるような言葉は無用に願います。
事の始まりは「暇である」と言う事に間違いは無い訳ですが、その暇つぶしに家の周りを散歩などしていたら「よもぎ」がワンサカと生えているのに出会した訳です。
ほほぉ~よもぎかぁ~・・・ならば草餅であるな、と、聡明な私は閃いた訳であります。
で、家に戻って笊と小刀を持って草摘みに出掛け、時たま草の影に乾涸びた犬の糞など発見するもおかしく、せっせと摘んだ訳であります。
まっ、我が家地方程の田舎になりますと団地の土手にボウボウと生えているもんですから摘むと言ってもあっという間であります。
あとで面倒が無いようにきれいな所だけを大胆に摘みまして小笊一杯にするにの僅かに30分程でありました。
うん・・・婆様が存命の時分には当たり前のように供されていた草餅やら草団子でありましたが、今ではそれも昔話になっちまいました。
喰いたければ時分出作るしか無い訳でして、本日は暇も絶頂と言う事で草餅作りに励む事に気持ちが傾いた次第であります。
さて、草は採れた・・・次は餅だな、と、思い小型餅つき機を探しましたが見つからず。
家の者に尋ねると「何年前の話しよ?」と言う感じでして、とっくの昔に処分したと。
ぬわぁにぃ~!!!(怒)と、息巻いても無い物は無い訳でして・・・ンじゃぁ米粉で草団子だな、と、路線変更であります。
まず、草を軽く洗って擂り鉢でする訳です・・・これ、干して乾かせばお灸の「もぐさ」でありますが、本日は食用なんで筋張らないように丁寧に擦り込みました。
と、言う事で草が擦り上がったら擂り鉢に水を適量入れます・・・米粉が一袋300グラムだったので水は8掛けの240ml・・・推定ですが。
で、それをグチャグチャと捏ねまして、混ざったと思ったら熱湯のたぎる鍋に適当な大きさに丸めて放り込みます。
最初は団子を意識して小さめに丸めていたんですけれども、すぐに面倒になって下手したら饅頭程の大きさになっちまいまして・・・故に「不揃いの団子たち」な訳であります。
で、鍋の中に沈んでいた団子が浮かび上がったらサッサとすくって流水に浮かべた笊の中に放り込んで一気に冷やします・・・ここが一番の胆でして、食感はここで決まると言っても過言ではない私しゃ思いますが・・・まっ、水加減もナニですけど。
しかし、簡単なもんですなぁ~・・・米粉で作る団子なんて物は。
あとは乾かして少し砂糖を混ぜたきな粉をまぶして出来上りであります。
と、言う事で、私のインチキ製作法による草団子でありました・・・食べてみたら美味かったですよ。
草・・・多過ぎたかもなぁ~草の風味が半端無くて、むせるようでした、ってかぃ。
さて、