参加すること、それ自体が自己目的化している。
普通、交渉事といえばお互いに勝ち取りたいこと、守りたいことがあり、結果としてこれだけ失うものはあったけど、これだけのものは勝ち取れた、という話になる。
さて、安倍政権はいったい交渉で何を勝ち取りたいのか。今回の参議院選挙での選挙公約でも「攻めるべきことはせめる」とあるが何を国益のために勝ち取りたいのか具体的にはわからない。
最初から負けゲームである。
以下は、昨年12月の衆議院選挙での自民党のTPPに関する政権公約である。
TPP交渉参加の判断基準
1.政府が、「聖域なき関税撤廃」を前提にする限り、交渉参加に反対する。
2.自由貿易の理念に反する自動車等の工業製品の数値目標は受け入れない。
3.国民皆保険制度を守る。
4.食の安全安心の基準を守る。
5.国の主権を損なうようなISD条項(注)は合意しない。
6.政府調達・金融サービス等は、わが国の特性を踏まえる。
阻止するぞ!守るぞ!というスローガンの羅列である。私たちがおこなう反対運動ならともかく、交渉に臨む姿勢ではない。
つまり政府交渉チームは、国益を失うことは前提(当たり前)、いかにそれを最小限にしてTPP参加を果たすかが目標となっている。
こうした問題をマスコミが報じない中、マレーシア現地から発信し続けているアジア太平洋資料センター事務局長の内田聖子さんのブログ・ツイッターは、特にここ数日、必読である。
普通、交渉事といえばお互いに勝ち取りたいこと、守りたいことがあり、結果としてこれだけ失うものはあったけど、これだけのものは勝ち取れた、という話になる。
さて、安倍政権はいったい交渉で何を勝ち取りたいのか。今回の参議院選挙での選挙公約でも「攻めるべきことはせめる」とあるが何を国益のために勝ち取りたいのか具体的にはわからない。
最初から負けゲームである。
以下は、昨年12月の衆議院選挙での自民党のTPPに関する政権公約である。
TPP交渉参加の判断基準
1.政府が、「聖域なき関税撤廃」を前提にする限り、交渉参加に反対する。
2.自由貿易の理念に反する自動車等の工業製品の数値目標は受け入れない。
3.国民皆保険制度を守る。
4.食の安全安心の基準を守る。
5.国の主権を損なうようなISD条項(注)は合意しない。
6.政府調達・金融サービス等は、わが国の特性を踏まえる。
阻止するぞ!守るぞ!というスローガンの羅列である。私たちがおこなう反対運動ならともかく、交渉に臨む姿勢ではない。
つまり政府交渉チームは、国益を失うことは前提(当たり前)、いかにそれを最小限にしてTPP参加を果たすかが目標となっている。
こうした問題をマスコミが報じない中、マレーシア現地から発信し続けているアジア太平洋資料センター事務局長の内田聖子さんのブログ・ツイッターは、特にここ数日、必読である。
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