2024年5月13日
金沢地方裁判所 御中
意見陳述書
-裁判所はこれでも原子力規制委員会に追従するのか-
原告 北野 進
今回の能登半島地震で壊滅的被害を受けた珠洲市に住む原告の北野です。
珠洲市にはかつて関西電力、中部電力、そして被告北陸電力の3社による原発の建設計画がありました。私は地域で反原発運動に取り組む中で1991年から石川県議を3期務め、県議会でも珠洲原発阻止に向けて活動し . . . 本文を読む
盛本副団長、浅田副団長、堂下事務局長とともに今日は志賀町で原告団街宣行動。
今にも雨になりそうな空模様の中、午前中はどんたく高浜店前、道の駅「ころ柿の里しか」入り口で活断層問題や規制委追随で司法の責任を放棄した金沢地裁の問題点などを訴える。
今月の街宣行動を志賀町内としたのは来週に原子力防災訓練が控えてるから。
訓練内容の詳細はまだわからないが、今回は南西からの風が吹き、放射能 . . . 本文を読む
志賀原発の運転差止めを求める金沢訴訟の第33回口頭弁論が5月31日、金沢地裁で開かれた。
今回、裁判長の左手に座る左陪席の裁判官が後退したが、新たな裁判体も「原子力規制委員会の結論を待つ」という従来の方針を踏襲ることを明らかにした。
今回の弁論では、原告弁護団から裁判長に「その『結論』とは何を指すのか」と問う質問が飛んだ。
裁判長は「合議します」と述べ、別室で約6分間協議し、「敷地内断層につい . . . 本文を読む
「志賀原発を廃炉に!訴訟」の第32回口頭弁論が本日(2月4日)午後2時から金沢地裁205号法廷で開かれた。
今回の原告意見陳述は全国一般石川地方労組の尾崎彰信さん。
原告団に加わるに至った思い、住民を食い物にしてきた原発マネーの実態、志賀原発の危険性、フクシマに寄せる思いと原発ゼロへの決意、そして最後に「裁判長は『憲法の番人』として、福島第一原発事故で、主権在民、基本的人権と平和は守られ . . . 本文を読む
志賀原発を廃炉に!訴訟第31回口頭弁論が昨日(11月5日)、金沢地裁205号法廷で開かれた。
口頭弁論の内容については、すでに原告団HPにアップされているのでご覧にただきたい(こちらから)。
ここでは今回の口頭弁論に関して、私なりに気になったことを3点に絞って書いてみたい。
まずは傍聴制限についてである。
コロナ感染防止のため、前回は傍聴者と傍聴者の間を2席ずつ空けて座るようにし、傍聴者は . . . 本文を読む
第30回口頭弁論で意見陳述をしていただいた原告の谷内直さん(石川県教組執行委員長)の陳述原稿を紹介します。
原告団HPにはすでに谷内さんの陳述原稿(裁判所に事前に提出したもの)や上申書、第56準備書面、そして被告が提出した「弁論の更新に当たっての意見書」がアップされていますが、谷内さんの当日の陳述は、事前提出の原稿の趣旨を変えない範囲で、さらに強く思いを込めたものでしたので、下記に紹介します。 . . . 本文を読む
8カ月ぶり、かつ裁判長交代の中で迎えた志賀原発差止め訴訟(金沢訴訟)第30回口頭弁論は、最後に裁判長が「現時点では平成30年3月26日に(前裁判長が)示した方針に沿って進める」という、ある意味驚き、ある意味落胆の審理方針を示す中で閉会した。
「現時点では」という枕詞を付けてはいるが、当面、「規制委員会の審査会合の判断を待つ」という規制委追随、司法の思考停止・責任放棄を継続するということだ。
以 . . . 本文を読む
志賀原発の運転差止め訴訟(金沢訴訟)の第30回口頭弁論が7月13日(月)に開催される。
新型コロナの影響で3月に予定されていた期日が延期となり、実に約8カ月ぶりの開催である。
205号法廷という金沢地裁ではもっとも広い法廷を使用するが、コロナの感染防止対策で傍聴席を約3分の1に減らしての開廷となるため、今回の傍聴は抽選となる。
当日の抽選スケジュールは次の通り。
13:15 裁判所からの説明 . . . 本文を読む
昨日(3月24日)は志賀原発を廃炉に!訴訟原告団街宣行動。
先月は直前に県内でコロナ感染者確認ということもあり中止としたが、屋外での感染リスクは低いので今月は実施。
どこまで自粛するか悩ましいところだが、福島から9年、停滞する金沢訴訟。伝えたいことはたくさんある。
とはいえ通行人との接触は避けるため、ビラまきは中止し、アピールはマイクとメッセージボード、そして横断幕だ。
規制委追随、司法 . . . 本文を読む
右側の建物が富山地裁
快晴に映える立山連峰を望みながら志賀原発株主差止め訴訟第2回口頭弁論に多くの原告、サポーターらが結集。
傍聴券は今回も抽選。
富山、石川だけでなく福井からも「福井から原発を止める裁判の会」の皆さんが駆けつけました。
今回の原告意見陳述は高岡市の小嵐喜知雄さん。
北電の経営方針の転換を求め、株主として株主総会に出席し発言してきた取り組みを報告し、特に特定重大 . . . 本文を読む
志賀原発を廃炉に!訴訟の第29回口頭弁論が昨日(11月21日)、金沢地裁が開かれた。
被告・北陸電力からは加島滋人裁判長が判断を待つとした規制委の新規制基準適合性審査の状況について報告する上申書が11月14日付けで提出されている。
第28回口頭弁論(8月1日)以降の審査会合は10月25日だけなので、今回はその報告である。
当日の審査会合は、北電の「敷地内断層の活動性評価」に対して規制委側から . . . 本文を読む
志賀原発を廃炉に!訴訟原告団は志賀町勤労協との共催で11月16日、志賀文化ホールで「志賀原発を廃炉に!講演会 『福島で起こったことは石川でも起こる』-フクシマ取材の現場から-」を開催した。
講師は東京新聞「こちら特報部」記者の榊原崇仁さん。
2013年までは中日新聞北陸本社で県政を担当し、署名入りの志賀原発関係の記事をバンバン書いていたので、北陸中日新聞の購読者にとっては見覚えのある名前かも . . . 本文を読む
北陸電力株主による志賀原発の運転差止め訴訟(富山訴訟)の第1回口頭弁論が今日(9月27日)11時から富山地裁で開かれた。
裁判所には多くの報道関係者と共に35枚の傍聴券を巡って傍聴希望者が倍近い人数並び、関心の高さが伺えた。
約45分間の口頭弁論の中、まず被告側から北陸電力が補助参加するとの申し出があった。実際は金沢訴訟の被告北電の代理人弁護士が富山訴訟でも参加してくることになる。
そして被 . . . 本文を読む
志賀原発を廃炉に!訴訟原告団の街宣行動。
金沢の武蔵が辻エムザ前と片町キララ前で。
今日の街宣ではマイクを握ったひと全員が先日の東電刑事裁判について触れ、被告である旧経営陣3人全員無罪の不当性を訴え、高裁での逆転判決を求め、引き続き連帯を強化していくことを誓う。
あわせて、このような判決は安全確保の責任感、緊張感に欠けた北電経営陣をさらに弛ませt次なる過酷事故を招くものだと指摘し、志賀原発の一 . . . 本文を読む
連日の猛暑が続く中、志賀原発を廃炉に!訴訟(金沢訴訟)の28回目となる口頭弁論が開かれる。
被告北電からは原子力規制委員会の審査会合の進捗状況を記載した上申書の提出が報告される。
続いて原告意見陳述、今回は富山の八尾町の山里で無農薬農業を営む和田美智子さん。
自らの生き方、暮らし方を通じて志賀原発廃炉への思いを熱く語る。
その後、弁護団からは3年経っても審査はほとんど進んでいない、いつまで待つ . . . 本文を読む