2021年7月2日 北國新聞
奥能登国際芸術祭2020+が9月14日から10月24日までの会期で開催されることが昨日(7月1日)の実行委員会役員会で決まったそうだ。
6月30日に閉会した珠洲市議会6月定例会では市議から開催を不安視する声が相次ぎ、総務教育常任委員長の委員長報告でも慎重な判断を求めるとの指摘もあったが、再延期は避けたいとの思いが泉谷市長はじめ関係者の間で強かったのだろう。
7月 . . . 本文を読む
今朝(11月19日)の北國新聞の石川政治欄。
昨日開催された北國新聞政経懇話会での藻谷浩介氏の講演要旨が紹介されてる。
「『金沢一人勝ち』は幻想」の見出しに惹かれ目を通したが、「北陸新幹線金沢開業後の金沢の観光客増は皆さん思ってるほど多くはない。もっと増やせる。外国人を増やせ。上客を増やせ」という話で、金沢の観光の課題はそんなとこにあるん?とややガッカリして読み終えた。
そこは参加者の皆さん . . . 本文を読む
芸術祭は果たして地域づくりにつながるのか。
全国各地で芸術祭が乱立し、アートと地域の関係について様々な議論が展開されるなか、大阪市立大学・吉田隆之准教授が学術的、客観的にこのテーマに迫った「芸術祭と地域づくり ”祭り”の受容から自発・協働による固有資源化へ」が刊行された。
この本で調査対象とされたのは、吉田さんが愛知県職員時代に直接かかわり、いま「表現の不自由展・その後」の中止問題で注目を . . . 本文を読む
六本木ヒルズ森タワーと渋谷ヒカリエ。
いずれも私にはちょっと場違いな高級高層ビルだが、六本木ヒルズ森タワーの53階にある森美術館では、ベルリンを中心に活動し、奥能登国際芸術祭にも出品した塩田千春さんの展覧会「塩田千春展 魂が振るえる」が開催されている。
彼女の25年間の活動が網羅的に体験できる初めての展覧会とのことで、せっかくの機会だからと足を延ばした次第。
塩田千春といえば糸を空間に大 . . . 本文を読む
最近は珠洲にこもる生活が定着していたが、今日は久々に外での勉強会。
大阪市内で開かれた文化経済学会関西支部主催のシンポジウム「大阪アーツカウンシルの現在とこれから」に参加。
奥能登国際芸術祭が縁で親交がある大阪市立大の吉田隆之准教授がモデレーターを務める。
折りしもあいちトリエンナーレで表現の自由、芸術の自由をどのように捉え、守っていくかが問われているが、企画中止を受けての検証委員会でもアーツ . . . 本文を読む
北陸中日新聞(8月4日)
あいちトリエンナーレ2019の「表現の不自由展・その後」の中止決定に端を発し、言論や表現の自由に関わる深刻な事態が各地で続いている。
北陸中日新聞(8月10日)
神戸市は今月18日に予定していた現代アートのシンポジウムの中止を決定した。あいちトリエンナーレの芸術監督を務める津田大介さんの参加を問題視し、抗議や問い合わせが相次いだからとのこと。
愛知県豊田市でも津 . . . 本文を読む
「大地の芸術祭の里」十日町市の視察報告4は、芸術祭に対する地元の理解について触れたい。
2000年に第1回を開催し、準備期間から数えれば、十日町市民が芸術祭とかかわりすでに約20年が経過してる。
十日町市の印象も、これまでの暗い雪国(失礼!能登も大して変わりませんが)に代わり「大地の芸術祭」が真っ先に浮かんでくる(全くの個人的な印象です!)。
そんな中、市民の芸術祭に対する理解は進んでいますかと市 . . . 本文を読む
「大地の芸術祭の里」十日町市では、立派な拠点施設、数多くの常設作品で地域全体を里山美術館にしようと取り組みが進んでいるが、さて芸術祭カ開催中の入込数の推移はというと・・・
このように順調に増加している。
念のため、この入込客数のカウント方法について確認しておきたい。
カウント方法は、奥能登芸術祭でも議論してきたが、全国各地それぞれの芸術祭によって全く違うので他との比較はできない。
大地の芸 . . . 本文を読む
「大地の芸術祭の里」十日町市は芸術祭会期中だけでなく、いつ訪れてもアートを楽しめる地域全体が里山現代美術館である。
(参照:視察報告1)
当然ながら、それだけの施設を充実させ、多くの作品を展示するとなると予算が心配となる。
こちらは越後妻有里山現代美術館キナーレの内部。
48メートル×48メートルの正方形の回廊型の美術館である。
ショップや、カフェ、温泉施設まで整っている。
さて気にな . . . 本文を読む
市長選挙が終わり、2回目の国際芸術祭開催に向けて動き出した珠洲市。
至るところにまだ昨年の芸術祭の余韻が残っているという市長だが、一方でアートはもう結構!という声も聞こえてくる。
いずれにしても継続開催となれば新たな課題も浮上する。
そこでさる5月29、30日と、今夏で7回目の芸術祭(トリエンナーレ)を開催する「大地の芸術祭の里」十日町市を視察に訪れた。
今年は珠洲からも大地の芸術祭へ視察、ある . . . 本文を読む
1昨日、昨日と大地の芸術祭の里、十日町市を視察。
今夏、7回目の開催を迎えるが、会期前のこの時期に行っても、拠点施設は開館しており、常設作品も157点もあり(奥能登国際芸術祭の4倍!)十分楽しめる。
もちろん、アートを楽しみにいったのではなく、視察目的は継続開催していいる芸術祭先進地の課題を学ぶこと。
継続開催し常設作品が増える中での作品の活かし方やメンテナンスの負担、拠点施設の活かし方 . . . 本文を読む
「奥能登国際芸術祭2017」開催の経済効果が今日の市議会議員全員協議会で報告された。
市内の直接効果(観光消費額)は4億1800万円、1次波及効果、2次波及効果の直接効果比を0.25として1億500万円。
合計5億2300万円とのこと。
12月議会の一般質問で、経済効果は5億円を超える程度ではないかと指摘したが、そういう意味ではほぼ私の予想通り。
インプットする数字は推計値なので、推計次第で . . . 本文を読む
昨日は、金沢21世紀美術館で行われた「2017年国際展報告&検証会 国内編1」というイベントに参加。
全国的に乱立状態と言われる芸術祭、もちろん海外でもたくさんの芸術祭が開始されている。
おもしろかった、楽しかったという地元住民や来場者の声、たくさんの人が来て地域の活性化につながったという主催者の声は聞こえてくるが、果たしてそこに展開された作品のレベルは?あるいは他の芸術祭と比べての特徴は?とい . . . 本文を読む
昨年7月、北アルプス国際芸術祭の視察で大町市を訪れたが、縁あって芸術祭半年後の大町市を再び訪れることになった。
駅前の実行委員会事務局が入ってた空き店舗はシャッターが落りたまま。
駅前から続く商店街も、土曜日だがご覧の通り。
裏通りは、日中は人通りが少ないが、夜はあちこちのスナックからカラオケの声が響く。
芸術祭後、元気になったのはこの大町名店街という名前の商店街。
商 . . . 本文を読む
珠洲市議会最終日。
議案の採決だが、H28年度の歳入歳出決算の認定に反対し、討論をおこなった。
一般質問でも取り上げた芸術祭の作品制作に係る契約について、非公開のままでは認定できないとの立場だ。
決算は賛成多数で認定された。
これで12月議会は閉会となるが、年末、そして年始と、議会改革特別委員会の作業部会で議会基本条例の制定に向けた議論が本格化する。
以下は本日の討論原稿。
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