運転開始から40年を超えながら再稼働の審査合格となった高浜1、2号機、美浜3号機、東海第二原発の廃炉を求める「老朽原発このまま廃炉!大集会inおおさか」が12月5日、大阪市内のうつぼ公園で開催された。この4機の中で唯一今年6月に再稼働した美浜3号機は10月23日、特定重大事故等対処施設(いわゆるテロ対策施設)が完成していないため、約4か月運転し、再び停止となっている。
集会名の「このまま廃炉! . . . 本文を読む
今週の社会新報(2月10日号)の「佐高信の視点」のタイトルは「原子力最中」。
一見意味不明で首を傾げそうだが、この「最中」は和菓子の「モナカ」である。
佐高信が選考委員を務める「むのたけじ地域・民衆ジャーナリズム賞」の今年度の応募作品の中にあった三浦英之著「白い土地」(集英社)に出てくるそうだ。
お菓子のネーミングとしては、佐高信が書いている通り「強烈な名前」だが、著者の創作ではなく、実際に . . . 本文を読む
「福井から原発を止める裁判の会」が福井市内で開いた学習会に参加。
テーマは「原発廃炉の時代『私たち』の選択は?」。
講師は大阪府立大名誉教授の長澤啓行さん。
長澤さんは「原子力発電に反対する福井県民会議」が設置した「原子力発電所の廃炉問題に関する検討委員会」で座長を務め、昨年12月に「原子力発電所の廃炉問題に関する提言」を発表している。
今回の学習会はこの提言の解説と参加者からの質疑を中心に行 . . . 本文を読む
福島第一原発事故からまもなく9年。
脱原発の国民世論が確たるものとなる中にもかかわらず関西電力は再稼働路線を突き進み、あろうことか運転開始後45年越え、44年越え、43年越えとなる「老朽原発「」高浜1、2号機、美浜3号機の再稼働まで画策し、早ければ6月にも高浜1号を動かすのではないかと言われている。
これに対して関西を中心に老朽原発の再稼働に反対する運動が大きく拡大している。
昨年は現地高浜 . . . 本文を読む
昨日(10月9日)付けの社会新報の「佐高信の眼」で、佐高信は原子物理学者・武谷三男と歴史家・羽仁五郎の会話を紹介している。
武谷はある日、羽仁から「『うそをついてはいけない』という教育はよくない」と言われ、前から疑問に思っていたことを一瞬にして解決してもらった気がしたという。
どういう意味か、以下、佐高の文を引用する。
・・・「うそをつくな」という教育では、結局善良な人間がバカをみる。「うそを . . . 本文を読む
予見できたのに何ら対策を経てず3.11を迎え、過酷な避難を強いられる中、双葉病院の入院患者さん44人がなくなった。
震災関連死も2227人にのぼる(2019.3.31時点)。
自死に追い込まれた人、や甲状腺がんを発症した人、そしていまだに避難生活を強いられている人も数万人にのぼる。
かつて、珠洲でも「地震がきたって大丈夫」「津波が来たって大丈夫」という大きな見出しでチラシやカラー刷りのパ . . . 本文を読む
昨日から通常国会がはじまり、安倍首相は施政方針演説をおこなった。
全体、目新しさが乏しく「1億総活躍社会」など目を引くスローガンも見当たらない。
当然ながら厚労省の毎月勤労統計の不正に大きな関心が集まり、アベノミクス偽装との批判の声も上がっているが、アベノミクスといえば成長戦略の柱の一つである原発輸出が総崩れした中、何か言及がないのか前文に目を通してみる。
「『成長と分配の好循環』によって、 . . . 本文を読む
加賀市が100%出資する加賀市総合サービス株式会社は今日、今春4月から地域電力事業に参入すると発表した。
当面は公共施設への電力供給をおこない、再生可能エネルギー100%をめざすとのこと。
加賀市総合サービス株式会社のHPより
同社の取締役会長を務める宮元陸加賀市長は、かつての自民党県議時代も含め、はっきり言って思想的にはかなり右寄りだが、ことエネルギー政策に関しては東日本大震災以降、脱原 . . . 本文を読む
北陸中日新聞(1月15日)
今朝の北陸中日新聞。
新電力が青年団と提携するユニークな取り組みを紹介している。
単に安いよ!安いよ!だけではないこのような動きも注目していきたい。
それにしても朝刊一面トップに新電力の料金プランの方が北陸電力の基本料金より安い!と具体的に数字を示されてしまった北陸電力の怒りは如何ばかりか
本店営業部や小松支店の皆さんは朝から頭に血がのぼっているのではなかろうか。 . . . 本文を読む
北國新聞(1月12日)
3千億円もの損失計上でも株価アップ
株式市場から見ると長期的業績圧迫要因が薄れたってことらしい。
原発=「長年まとわりつく疫病神」、これは日立限定の話ではなく、日本経済、日本社会、そして日本の政治から見ても言えることだ。 . . . 本文を読む
北陸中日新聞(2019.1.5)
経団連の中西宏明会長(日立製作所会長)の年頭の会見が波紋を広げている。
インタビューの生映像は見つからないが、各社の報道内容から概ね下記のような発言だったようだ。
東日本大震災から八年がたとうとしているが東日本の原発は再稼働していない。
お客様が利益を上げられてない商売でベンダー(提供企業)が利益を上げるのは難しい。
どうするか真剣に一般公開 . . . 本文を読む
北國新聞(18.9.1)
北國新聞北陸経済欄の連載記事「苦悩する現場」。
最終回は電力供給。
「酷暑も電力不足なし」の大見出し。
「安定供給ありがとうございます」と現場の皆さんには感謝申し上げなければならないが、なぜ「苦悩する現場」なのかと言えば、2基停止から7年経過した志賀原発の不要論がますます高まるからだ。
発電せず、維持管理のコストが膨らむ一方の志賀原発のために、地元企業や家庭(特に . . . 本文を読む
志賀原発を廃炉に1訴訟原告団は昨日、大飯原発3、4号機差止訴訟控訴審判決に対して、下記の通り、抗議声明を発表した。
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大飯3,4号機差止訴訟控訴審判決に対する抗議声明
名古屋高裁金沢支部(内藤正之裁判長)は本日、大飯原発3、4号機の運転差止を認めた福井地裁判決(樋口英明裁判長)を覆し、再稼働を認める判決を下した。
本件は、 . . . 本文を読む
7月4日(水)、関西電力大飯原発3,4号機差止訴訟控訴審の判決が言い渡されます。
2017年11月20日に結審して以降、原告側弁護団は弁論再開の申し立てを行い、原告も毎月20日、裁判所前で弁論再開のアピール行動をおこなってきました。しかし、名古屋高裁金沢支部・内藤裁判長は原告らの声に耳を傾けず、7月4日の判決を通知してきました。
差止めを認めた2014年5月の「樋口判決」(福井地裁)に対し . . . 本文を読む
大飯原発3、4号機差止訴訟控訴審の原告である「福井から原発を止める裁判の会」は、名古屋高裁金沢支部の内藤裁判長が昨年11月、強引に結審したことに抗議し、弁論の再開を求め、裁判所前でアピール行動を展開している。
高裁審理では、地震学者で原子力規制委員会の元委員長代理である島崎邦彦氏が証人として出廷し、関電の基準地震動の計算は過小評価だと指摘した。重大な証言にもかかわらず、内藤裁判長は指摘さ . . . 本文を読む