福島第一原発事故からまもなく9年。
脱原発の国民世論が確たるものとなる中にもかかわらず関西電力は再稼働路線を突き進み、あろうことか運転開始後45年越え、44年越え、43年越えとなる「老朽原発「」高浜1、2号機、美浜3号機の再稼働まで画策し、早ければ6月にも高浜1号を動かすのではないかと言われている。
これに対して関西を中心に老朽原発の再稼働に反対する運動が大きく拡大している。
昨年は現地高浜町での反対集会や高浜町から関電本店までの200kmを16日間の徒歩でつなぐリレーデモ、、関電包囲大集会なども開催され、「老朽原発をうごかすな!」という声は、関西各地で今までにない大きなうねりとなっている。
こうした中で、この間の一連の取り組みをさらに大きく結集しようと「老朽原発をうごかすな!大集会」を実現するための相談会が昨日(1月18日)京都市内で開催された。
会場はこの間の運動を担ってきた現地福井をはじめ関西各府県の市民団体や労働団体、さらに名古屋の老朽原発運転差止め訴訟を担ってる団体なども含め約60人が参加。昨年浮上した関電の原発マネー不正還流問題や前日の伊方原発の差止め仮処分の決定などもあり、止めるぞ!止められるぞ!という熱気に満ちた会合となった。私も呼びかけに応えて参加し、久々、関西の皆さんのパワーに触れることができた。
活発な意見交換を経て、最終的に
集会名称は「老朽原発をうごかすな!大集会inおおさか」
日程は5月17日(日)、大阪市内(会場未定)で開催することなどが確認された。
細部についてはこの日の意見を踏まえて今後詰められていくが、並行して全国の仲間に参加が呼びかけられていく。
石川県は隣接県であり若狭の原発で重大事故が起こったときの影響は避けられないが、琵琶湖の水が汚染されたら1200万人が影響を受けるという関西圏と比べ危機感が薄いのが現実。
地元に志賀原発があり、どうしてもそちらの運動に力点を置かざるをえないという事情はあるが、「例外中の例外」(政府)だったはずの60年運転がなし崩しに認められるようになると、志賀再稼働のためのコストが大きな負担になっている北電経営陣にとっては大歓迎である。
石川からも老朽原発をうごかすな!という声を上げ、5月の集会の成功に向け協力してきたい。
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