ブログ仙岩

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認知症サポーター

2016-09-09 08:39:32 | エッセイ
今朝福島民報「あぶくま抄」に、オレンジ色のリストバンド(オレンジリング)を身に着けている人を見かける。

認知症について正しく理解し、接し方を学んだ人が生活の様々な場面で、認知症の人及びその家族をサポートする制度で、厚生労働省で開催される「認知症サポーター養成講座」を受講することでサポーターになれる。

郡山市では18,600人超の人がいると。病院や介護施設などで「オレンジカフェ」と称する集いの場つくりも進んでいるという。

我が町にも、認知症の方がおり、一人で自宅ら外出、100メートル歩くと三叉路を右に曲がり、また100メートル歩いて丁字路に突き当たり帰宅困難に、幸い家族が気付き連れ戻したが、それ以来玄関の戸は鍵が掛かっていることが多くなった。

郡山のように、認知症の人や家族、地域住民が集いコーヒー飲みながら語らい、音楽を楽しむ場がいわきにも欲しい。

直木賞作家荻原浩さんの小説の「明日への記憶」に、若年性アルツハイマーと向き合う家族が描かれており、突然病に倒れ、記憶が薄れていく夫を献身的に支える妻の姿が映画化されて10年になると。

いざわが身に降りかかったらと思うと家族にも大きな負担がかかる。身内以外でも支えになってもらえれば心強い。オレンジの輪が広がることを切に願うものである。