ブログ仙岩

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獺祭忌(だっさいき)に思う

2016-09-18 09:17:00 | エッセイ
明日19日は正岡子規の命日糸瓜(へちま)忌として知られるが、もう一つ「獺祭忌」とも呼ばれ、捕獲した魚を食べる前に並べる獺(カワウソ)のことで、転じて、詩文を作るときに、多くの参考書を並べ散らかすことから、子規はその居を獺祭書屋と号した。それになぞらえた忌日の名である。

カワウソは愛媛や高知で見られたが絶滅種の判断が下され、子規はさぞ嘆いているであろう。昭和迄生息していた哺乳類の「絶滅」は初めてという。開発など人為的に進められての悲劇である。

また、NHKはまなかあいづで、五七五の俳句が2題読まれている。プレバトでは夏井いつきさんが厳しく評価したり、俳句甲子園での審査から、選択問題を出したりして、俳句ブームの感がある。

昨日の土曜ホットタイムのボヤキ川柳では「赤とんぼ秋のせなかを開けに来る」?など・・・。

何はともあれ、秋の夜長に、五七五に季語を思い浮かべ、頭の体操をしてみたいものである。