秋の七草、萩・薄・葛・撫子・女郎花・藤袴・桔梗の七種の草である。
2番目の薄は昭和30年代まで、かやぶき屋根の材料として、日本各地に萱場があり、わらぶき屋根に使われた稲よりも気高い雑掌であった。
しかし、薄の葉で手足を切った経験が何度もあった。皮膚が切れやすいガラス質のとげがのこぎりのように並んでいるからである。また、雑草では、しっかり根を張り、素手ででの草引きは簡単ではない。成長が早く、薄の名はすくすく育つことに由来している。
今は見れなくなった、萱場には手入れが施され、定期的に刈り、春先には火入れをして、すすきの群落を保っていた。
風に揺れるすすきの白い穂は秋の風物詩であるが、おしべとめしべを出して風に運ばれ、他の薄からの花粉を取り込み受粉する。花が終わると枯れてしまうが、根元では次の芽が準備されており、枯れてもいつまでも立っている。
船頭小唄に、俺は河原の枯れすすき・・・とあるが、立ち枯れのすすきは悲しい運命のように思えても、事実は生命力が強く、プライドの高い植物である。
2番目の薄は昭和30年代まで、かやぶき屋根の材料として、日本各地に萱場があり、わらぶき屋根に使われた稲よりも気高い雑掌であった。
しかし、薄の葉で手足を切った経験が何度もあった。皮膚が切れやすいガラス質のとげがのこぎりのように並んでいるからである。また、雑草では、しっかり根を張り、素手ででの草引きは簡単ではない。成長が早く、薄の名はすくすく育つことに由来している。
今は見れなくなった、萱場には手入れが施され、定期的に刈り、春先には火入れをして、すすきの群落を保っていた。
風に揺れるすすきの白い穂は秋の風物詩であるが、おしべとめしべを出して風に運ばれ、他の薄からの花粉を取り込み受粉する。花が終わると枯れてしまうが、根元では次の芽が準備されており、枯れてもいつまでも立っている。
船頭小唄に、俺は河原の枯れすすき・・・とあるが、立ち枯れのすすきは悲しい運命のように思えても、事実は生命力が強く、プライドの高い植物である。