6/24(月) 東京は蒸し暑い、とはいいながら今朝は涼しかった。昨日の朝は某所にて迎えたが同じくらいに涼しい。
先週末、羽田空港は雨に煙っていた。空港に辿り着く前までは激しかった雨が漸く小雨となっていた。この日の午後、北に向かう便に搭乗した。この便に、修学旅行らしき一団が後部座席を占め、出発も少し遅れた。何時ものように、後部席を取ることも叶わなかった。
北国の空港は霧に霞んでいたが、着陸に支障はなかった。予約したホテルにチェックインしたのは17時30分ごろ。駅から地下街を歩いてホテルに向かったので、すっかり汗ばんでしまった。シャワーで汗を流した後、指定されたお店に向かった。
魚をメインにしたお店か?北国の街らしい雰囲気と都会的な店づくりがマッチしていた。満席の様相であった。八か月ぶりに会うTakahsima軍団との懇談であった。
相変わらず元気な面々、カメラを向けると三人三様の表情を作った。日頃の姿の延長とも云えようか・・・?。
北国の都会から、明日はT女史が車で最北の町まで送ってくれるとのこと。最北の町、と言うよりは農村に滞在している「Tugawaさんに会いたい」とのことであった。一時会で切り上げて、小雨交じりの街をホテルに戻った。テレビ塔も霞んでいた。
翌朝八時、新さっぽろ駅前でT女史と落合、一路最北の町を目指して北上する。順調に行って五時間半の行程とか。小雨交じりの中、高速道路に乗った。私は取得したばかりの運転免許をバックの中に忍ばせていた。
留萌で高速道路を下り、日本海沿いの道路をひたすら北上する。自動車の数は少ない、道路は広い。私の運転練習には持って来いの環境である。Tの温情で、一時間弱北の道を走った。勇気づけようとして「上手だよ」などど云う。だが、上手いわけはない、ヨタヨタと走らせた。
途中、道の駅に寄り、ランチを食して天塩から稚内に至る原生花園沿いを走る。何時のまにや夏を思わすような日差しとなっていた。
遮るもののない原野を一直線に抜ける道路「エゾカンゾ」の黄色い花が咲き、青い空と雄大な原野が延々とつづく。
三時前、予定より少し遅れて稚内市上勇知の「悠遊ファーム」に到着した。此処を訪れるのも八か月振り、昨年の10月以来である。ファームの先にある畑で、Tugawaさんやボランティアのメンバーが作業をしているとのことで、畑に向かった。
Tugawaさんとの話もそこそこに、Tは札幌へと引き返した。帰りも数時間を要すのだ・・・。お疲れさん、と云うしかない。
三時過ぎに作業を終えたファームのオーナー渡部さんが、サロベツ湿原センターへ案内してくれた。今がピークだろうと「エゾカンゾウ」の咲き乱れる場所へと車を走らせる。車がまばらな道路が数十キロもつづく。
道と空と海が一体になったように思える。そんな風景の中を走らせる。一時間ほど前には、この道を反対に北上してきたのだ。
黄色のエゾカンゾの花がそこかしこに咲く中、湿原センターに着いた。一キロばかりの木道が設えてある湿原を花を愛でながら散策した。五時を前にしてか、吹き渡る風が寒い。
『エゾカンゾ』茎の丈は50~80㎝になろうか、ユリのような花弁。湿原を背に、tugawa&watabeさん。
遥かに丘陵を望むが、広々とした湿原の広大さに北の大地と呼ばれる所以を実感する。
今夜は「バーベキュー」とか、帰路ハムやソーセージ・肉を直販してる店に立ち寄り、渡部さんは食材を求めたのであった。
つづく・・・