オヤジの弁当箱

日々の手作り弁当だけが生甲斐のしょぼくれオヤジ。弁当メニューと併せて日々の雑感を付記。

新盆も終え・・・

2013-08-19 | Weblog

8/19(月) 例年なら、今週末辺りから夏季休暇を取るのだが、亡父の新盆のために先週一週間を休暇とした。そんなことから、今朝は久々の出勤となった。

出勤前にジムに立ち寄って一汗流そうと、早めに家を出た。着替えなど一式を持ち、人形町駅から浜町公園内のスポーツセンタに向かう。相変わらずに暑い・・・ジムで流す前に大汗となった。

公園の入り口に辿り着いて「待てよ、確か今月の休館日は19日だった」と、思いだしたのだ。何なんだよ一体、邪魔な着替えを持ち、汗を垂らして歩いたのは・・・。大した呆けオヤジ振りであった。

しょうがない、時間も早いので会社に入る前に喫茶店で一休み。汗が引くのを待ちながら、アイスコーヒーを啜りながら本をめくったのであった。休暇明け早々から、大頓馬なオヤジである。

先週の高知も連日の暑さ、雨が全く降っていない。田圃や畑もおお困り、我がミカン畑では雑草も伸びていなかった。これはこれでいいのだが、樹木が弱っている。

                         

川の水量もすっかり少なくなり、名物の鮎の生育も止まって小ぶりのようだ。

                            

スイカや瓜は、少し熟してくるとハクビシンであろう、すっかり食い尽くされていた。この害獣に目を付けられると無残なものになる。南瓜だけは喰わないが、甘味のあるものは全滅にされる。

                     

毒でも盛ってやりたいのだが、それも面倒なのとお盆なので諦めるしかない。

14日、真言宗豊山派北寺の宗圓住職が来て「新盆供養」をした。この田舎でも、地域によって供養のスタイルが異なる。水棚を用意し、そこに位牌を入れて供養するが、この飾り方なども地域により違うそうだ。

               

何しろ初めてのことなので、葬儀屋に聞いたりお寺に問い合わせたりと、なかなか事が進まなかった。昼前には親せきなども来てくれ、供養の宴となった。この暑さでは、来てくれる方も大変であったろう。

何とか新盆の供養を終え、16日の夕刻には送り火を焚き、しきびと茄子・胡瓜の供え物である乗り物を持って、霊を墓に連れて行ったのである。この後、回り灯籠や提灯を仕舞った。

 花火

 郷里で過ごす最後となるこの夜、隣町の夏祭りで花火大会があるとのこと。初盆で来た長女が娘(二歳)に見せてやりたいというので、初めて夜道を運転して祭りで込み合う会場へと向かった。

祭り会場のグランドでは「よさこい踊り」が繰り広げられ、祭り気分を盛り上げていた。しかし踊り手たちの動きで砂埃が凄い。離れて上手くもない踊りを眺める。八時となり、港で花火が始まった。

生の花火を眺めてから、遥かに年月が経つ。ドーンと云う音、夜空に開いたとりどりの模様と色に、過ぎ去った日の神宮外苑の花火に重ねてみる・・・。あの日も暑い夜だった『遠い日や 夜空に描く 走馬灯』

帰り車が込み合う前に会場を後にした。運転の方は、程々。ぶつかることもなく、溝に嵌まることも川に落ちることもなく帰り着いた。

 鮎

今年は雨が極端に少ないので、安田川の水量も細っている。鮎の方は、最長が遅く小ぶりであった。それでも、親戚や従兄弟が捕った鮎を頂いた。羽根川という近隣の川で従弟のKATUOが山のように鮎を突いてきた。

羽根川ではモリで突くのが解禁となり、先週には300匹も捕ったそうだが、河原でバーベキューをするこの日、100匹ほど突いてきた。従兄弟がシャクった安田川の鮎と食べ比べをしながら、従兄妹たちとひと時を過ごした。

夜、この突いた鮎を40匹ほど開きにした。横浜から帰省した従妹が開きが欲しいと云うので大半を持たした。鮎の開きは、ビールの肴に最高である。ちょぅとぐらい塩を利かした方が肴には好い。注意をしないと焼きすぎて焦がす、何しろ鮎が小さいのだから。

                         

土曜日に帰京、日曜日の朝から貰ってきた鮎の開きを作った。大きめの鮎で、今夏はじめてとなる「鮎ずし」も作る。背開きにして、中骨を取り塩水に付けて洗い、生酢に一時浸す。最後に柚子酢で〆る。

               

酢飯は「てまいら酢」をメインに使い、柚子酢も少し加える。胡麻・刻み生姜・大葉を酢飯に混ぜて大きめに握り、鮎に載せて形を整える。これが私の鮎ずしである。                     

鮎姿ずしに、焼き物は開きと丸。これに『ウルカ』(鮎の内臓の塩漬け)と、鮎尽くの肴でビールを飲る、これがささやかなる私の贅沢なひと時である。只、鮎を好まない人もいるのは確かだが、我が相棒は鮎好きなのがいい、違いの分かる男といえよう。

 

暑い夏、鮎とビールで乗り越えよう・・・。

 

 

 

コメント
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