3/5(土) 昨日の金曜日、週末と云うこともあり早い時間から酒場へ。酒場といっても何時もの安酒場「ちょっぷく」で口開けの一杯だ。HOYAの兄いを誘いだして、軽く足慣らしの酒がスタートした。「明日は土曜日だ、ゆっくり飲むか・・」という心情だった。
「ちょっぷく」でウオーミングの後、銀座へと向かった。久しぶりの銀座だが、向かう先は決まっている。六丁目の「順」である。3月1日が十五周年とのことであった。その日に行っては混雑しているであろうと、金曜日の早い時間にしたのだ。我らが入ったのは八時前、流石にこの時間には客の姿はなかった。
入院中のママさんの様子など訊き、客が入ってない間にと、HOYA兄いに二・三曲唄って貰った。ハイボールを飲みながらアルバイトの姐さんを相手に他愛もない会話を・・・。ポツリポツリと客が姿を見せ、予約の電話が入りだした。それを潮時に席を立った。スーツと来て、さっと帰る。これが一番いいのだ、勘定書きが来なければもっといいのだが・・・、そうはイカンザキか。
人形町へ戻ろうと銀座通りの交差点に向かった。と、兄いが目敏く「梅林」いうトンカツの店を見つけた。「この店には昔、女房とよく来たんだよ」と懐かしげに言う。『じゃあ入ろうぜ』と、店に入ってみると、中々の盛況ぶりだ。知らなかったが、有名な店らしい。
止せばいいのに二人とも「カツ丼」を注文した。これが不幸の始まりとも知らずか、知ってか。オイラの場合、お腹が張ると飲めなくなるタイプなんだ。それが分かっていながら、丼飯のカツ丼をすっかり平らげてしまった。米と汁の塩梅が抜群に良かった。肉は薄くてオイラの人情の如き、ちょいと甘目の設えが万人向きだ。赤だしの味噌汁は文句なしのGood!。一番安い千円のカツ丼由、肉の厚さは致し方ないな。
で、人形町に舞い戻って今度は「ローカーボ」となったが、店は繁盛していた。二人分の席を詰めて空けてもらい、悪徳ちゃんの隣に腰を落ち着けた。この夜のローカーボは、お姐さんの占有率が高かった。然し、腹が一杯なのでアルコールの吸収も舌の廻りも悪い。おまけに腹の具合も落ち着かない。パトロール隊の面々を残して、先に帰ることにした。老兵は消え去るのみと・・・・・・。
斯様な花金の夜を過ごし、今朝は「築地市場」へと出掛けた。田舎の従姉からせがまれていた「鮭」を送るために。母が世話になっているし、夏には「鮎」、冬は「猪肉」と、何かと手配をしてくれる。年に二・三度の鮭や明太子は致し方ない。何時もの「北田」で一箱送ってもらうように手配した。
珍しく他の魚を買わなかった。今夜、家族は出掛けると云うし、私は「ちょっぷく」か「奈加野」辺りで飲んでいることだろうから。弁当用に鮭を一つ持って帰ったが・・・・・。
今夜の話題は、明日の競馬「弥生賞」と、平和島のボートレースがどうなるかだ? 期待は全く出来ないが、期待しない勝負毎をしてはいかん、イカンザキだと言い効かせて、明日は出撃しよう!