3/22(火) 本日の四時ごろに人形町に戻ってきた。今朝からANAのシステムトラブルがニュースで流れていた。若干危惧をしながら高知竜馬空港に向かったが、三十分ほどの遅れで羽田に着いた。
帰省中は一日雨に降られたが、後は好天に恵まれ予定の作業?を終えた。大した作業でもないが、蜜柑畑に有機肥料(油粕)を入れ、枯れてしまった果樹の後に、「はるみ」「不知火」の蜜柑二本と「ヤマモモ」を一本植えた。この果樹の買い出しの序に、思い立って山さとに在るカフェ「ごちごち」に行った。
ごちごち戸は、土佐言葉で、”ゆつくり”とか”のんびり”とか云う意味合いである。この小さなカフェは、東京のOB会事務局に勤める後輩IGARASHI君の奥さんが五年前に開いた店である。ご主人からこの店のことを聞き、訪ねるのは二度目。IGARASHI君が連休で来ているかと思い訪ねたのだが・・・。この日の午後に帰ってくるとのことであった。
奥さんは高知の出身で東京で働いていたが、退職を機に予ねてからの夢だった陶器とカフェの店を山里に開いたそうだ。会津出身のご主人の方は、仕事の関係もあり偶に高知に来るそうだが、週に二日だけの営業のカフェなので、奥さんも子供がいる東京と行き来しているとのこと。この日は、地区の仕事で臨時休業だったが、コーヒーをご馳走になってきた。
帰ってから、蜜柑とヤマモモの苗を植えた。そして焚火と焼き芋もを忘れることがない。そして、今年第一回目の草刈を挙行した。日曜日は野菜などを植える準備で畑を耕した。チョットした作業ながら疲労困憊、往年の体力・気力はどこえやら、なんとも情けない限りだった。
夕食を従姉や従弟がきて賑やかに摂るのが恒例。今回は、カニシャブ・合鴨シャブ・トンカツ・エビフライ・ハンバーグ・ロールキャベツ・刺身・大根&鶏煮・カボチャ煮・マーボ茄子などに、たっぷりの野菜サラダ、こんな献立であった。お蔭で喰い過ぎだ。ああ~苦しい・・・。
故郷の川の流れは穏やかであった。山と山に囲まれたほんの少しの平地、こんな所だが人は住み着き小さいながらも社会を作る。山や山の間に見える、少しばかりの空。そして、小さな川の流れは海へとつづく。少しだけ山・川から恵みを頂きながら静かに暮らす村なのだ。
のんびりと長閑な日々を過ごしてきた。贅沢な時の流れに身を置いてきたとも云えよう。田舎者の唯一の取り柄、お得とも云えよう・・・・。