オヤジの弁当箱

日々の手作り弁当だけが生甲斐のしょぼくれオヤジ。弁当メニューと併せて日々の雑感を付記。

カニ飯

2016-12-05 | Weblog

12/5(月) 週末の土曜日は久々に平和島でボート遊びに興じた。が、乏しいお小遣いを減らしただけで終わった。それでも、短い時間とは云え非日常の中で過ごせたのはよかった。

夜は、小僧の相方の両親と地元で食事会。この日、小僧は漸く家を出て婚約者と住むことになった。入籍は年が明けてからとのことだが、自分たちがいいと思うようにするだけのことだ。所詮は自分で、自分たちで生きて行く人生なのだから・・・・・。これで、朝飯の残りを喰うやつが居なくなった。

日曜日は会社に出た後、有楽町の交通会館に寄った。佐賀からNPOへの「ふるさと納税」のPRで、地球市民の会事務局長IWANAGA君が来ていると連絡を貰っていたためだ。佐賀のNPO関係者がチラシを配り、返礼品の試食などを勧めていたが、IWANAGA君の姿はなかった。訊くと、別件で来ていないとのことだ。

ついでだと、徳島の椎茸や秋田の比内鶏のガラなどを買って帰った。全ては弁当の為であったが、この日は「セイコカニ」を食すことになっていた。セイコと云うのは、越前カニのメスのことだ。メスカニは小さいので、専らカニ味噌を食す。これが美味いんだよナ。小さいののに、これが近年値上がりをしている。

師走となり美味しくなったろうと、金沢に住む義妹に頼んであったようだ。義妹が、土曜日に福井の港町まで出かけて送ってきたのだ。旨かったねぇ~、実に。気の毒なことに頼んだ方の家人は、ここ何年もカニやエビが駄目になっている。蕁麻疹が出るようになったのだ。

美味いものは一人で喰うのが私の主義だが、家人は子供達に連絡をしていた。そんなことで私の取り分が減ってしまった。カニを喰いながら『やっぱ、カニ飯を炊かなきゃ』と、宣言したのであった。カニ飯を炊くのは毎年のことなのだ。

この夜には間に合わない、炊くのは翌朝の今朝となる。カニ飯も家人は食さない、弁当にも入れるなと云うが、、白飯は別にあったので土釜で「カニ飯」だ。牛蒡の笹掻と薄揚げを刻む。酒・醤油・塩に、カニの足で採った出汁で炊いた。分葱とショウガを刻み薬味にする。

弁当用の菜は、小芋の煮っ転がしと冷凍塩秋刀魚、冷凍のコロッケをを揚げるついでに、鶏と牛蒡の唐揚げ。前日に買った厚みのある椎茸とホウレンソウをバターソテーする。以上であるが、仕上げになった頃に、次女から家人に電話が・・・。

                         

「カニご飯取に寄れないから、帰りに寄るからとっといて」とのことだとか。次女は同じ沿線に住み、銀座まで通っている。昨夜、『明日はカニご飯だぜ、弁当取に寄ったら』と、冗談に言った。処が当人は、すっかりその気になっていたようだ。食いしん坊だねぇ~。『しょうねぇな、俺が会社まで弁当を届けるよ』と、言ったのである。

二合半ほどカニ飯を炊いた。小僧もいないし、長女は夜勤明けで弁当は要らない。家人も食べないのだ。誰かに喰わすしかないのだ。長女にも電話し、食べに来るように伝えた。なんとか消費しないと・・・・、美味い飯なんだから?

と云うような週明けの朝であった。

                        

茹でてから、一番出汁で煮た小芋は美味しかった。椎茸のソテーも、身が厚くて旨味充分であった。勿論「カニ飯」は最高さ。苦労して小さなカニの足の身をほじくったのだから・・・。

 

今夕、IWANAGA君と会うことになっている。彼が形町まで来るとのことだ。さ~て、安酒場に案内するか・・・・。

 

 

 

 

 

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