ああ、失敗したな…
1ページ目で頭がどんよりしました。
有川浩の作品は好きでいくつか読んでいますが、こんなの初めて!
本文が始まってすぐ引き込まれるのが常ですから。
そして、それは何回目でも復元されます。
なのに、今回は…
え?これ何の話?
拳銃って…
ハードボイルドな話だったっけ?
作品紹介を頭にダウンロードしてみます。そんなはずない!
確か、倒産寸前の子供服メーカーの話だったよね?
同業関連の話だから興味を持ったのです。
それが…
まあ、いいわ。読み始めたんだし、買ったんだし、読むよ。
倒産寸前の子供服メーカーは、
社屋内の一部を使って学童保育のような事業を行っていました。
契約している小学生が学校が引けた後通ってきて、
保護者が仕事を終え、迎えに来るまでの数時間そこで過ごすのです。
割り当てられたスペースはあるけれど、
本業は倒産寸前なのですから、社員も追われるような仕事はないようで、
そんな雰囲気を感じた子供たちは社員にちょっかいを出しに来ます。
何かの拍子に、子供が発した言葉が私に電気ショックを与えました。
「波動砲発射って言ってよ」
え、なんて言った?
「エネルギー充填120パーセントって言ってよ」
連射です。
え、なんで君たちはそれ知ってるの?
これ、いつの時代の設定だったっけ?
子供たちのセリフは紛れもなく、宇宙戦艦ヤマトのド定番です。
いつの時代の設定だったっけ?'70年代?な、わけないか…
もやもやとドキドキを共存させながら読み進めると、
もう、波動砲的な描写が出現しました。
エンジェルメーカー(社名)終焉まで
あと○○日
この会社は解散日が決まっていて、それに向けてある社員が毎日書き変える掲示です。
社員の中では少し年かさのデザイナーが勝手に担当していましたが、
これが、宇宙戦艦ヤマトで使われた表現だと説明されるのです。
最初からなんとなく気になっていた主人公の名前が「大和」だったのも伏線だったのかしら。
そして、畳みかけるようにヤマトネタが続きます。
主人公の大和君は昔のヤマトは知らず、ヤマトを認知したのはキムタク主演の実写映画だったと。
彼は30代前半という年齢らしいので、まさに今現在を生きていることになります。
だとすると…
子供たちがあんなセリフを知っていたのはなぜなのでしょう。
あー!そうなのか!
子供たちは、2013年にテレビ放映された「宇宙戦艦ヤマト2199」を見ていたのですね!
ドキドキを超えてゾワゾワになりました。
それにしても、どんないきさつでヤマト登場となったのでしょうか。
作者の有川浩は軍オタと聞いていますから、きっと自身でもアニメを見ていたのだとは思いますが。
私がこの「キャロリング」読んだのは電子書籍版で、あとがきも解説もなかったのでわかりません。
紙版でそのあたりを確かめてみたいものです。
1ページ目で頭がどんよりしました。
有川浩の作品は好きでいくつか読んでいますが、こんなの初めて!
本文が始まってすぐ引き込まれるのが常ですから。
そして、それは何回目でも復元されます。
なのに、今回は…
え?これ何の話?
拳銃って…
ハードボイルドな話だったっけ?
作品紹介を頭にダウンロードしてみます。そんなはずない!
確か、倒産寸前の子供服メーカーの話だったよね?
同業関連の話だから興味を持ったのです。
それが…
まあ、いいわ。読み始めたんだし、買ったんだし、読むよ。
倒産寸前の子供服メーカーは、
社屋内の一部を使って学童保育のような事業を行っていました。
契約している小学生が学校が引けた後通ってきて、
保護者が仕事を終え、迎えに来るまでの数時間そこで過ごすのです。
割り当てられたスペースはあるけれど、
本業は倒産寸前なのですから、社員も追われるような仕事はないようで、
そんな雰囲気を感じた子供たちは社員にちょっかいを出しに来ます。
何かの拍子に、子供が発した言葉が私に電気ショックを与えました。
「波動砲発射って言ってよ」
え、なんて言った?
「エネルギー充填120パーセントって言ってよ」
連射です。
え、なんで君たちはそれ知ってるの?
これ、いつの時代の設定だったっけ?
子供たちのセリフは紛れもなく、宇宙戦艦ヤマトのド定番です。
いつの時代の設定だったっけ?'70年代?な、わけないか…
もやもやとドキドキを共存させながら読み進めると、
もう、波動砲的な描写が出現しました。
エンジェルメーカー(社名)終焉まで
あと○○日
この会社は解散日が決まっていて、それに向けてある社員が毎日書き変える掲示です。
社員の中では少し年かさのデザイナーが勝手に担当していましたが、
これが、宇宙戦艦ヤマトで使われた表現だと説明されるのです。
最初からなんとなく気になっていた主人公の名前が「大和」だったのも伏線だったのかしら。
そして、畳みかけるようにヤマトネタが続きます。
主人公の大和君は昔のヤマトは知らず、ヤマトを認知したのはキムタク主演の実写映画だったと。
彼は30代前半という年齢らしいので、まさに今現在を生きていることになります。
だとすると…
子供たちがあんなセリフを知っていたのはなぜなのでしょう。
あー!そうなのか!
子供たちは、2013年にテレビ放映された「宇宙戦艦ヤマト2199」を見ていたのですね!
ドキドキを超えてゾワゾワになりました。
それにしても、どんないきさつでヤマト登場となったのでしょうか。
作者の有川浩は軍オタと聞いていますから、きっと自身でもアニメを見ていたのだとは思いますが。
私がこの「キャロリング」読んだのは電子書籍版で、あとがきも解説もなかったのでわかりません。
紙版でそのあたりを確かめてみたいものです。
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