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ひまわりさんの日々の信仰日記と再臨信仰のエッセンスについてご紹介しています

 黙示録の獣の刻印とは 第2回

2016年05月06日 | 日記

  二つの獣の権力の台頭

獣の刻印の問題は、もっとも興味を引く預言です。では、獣の刻印とは何でしょうか。この獣の刻印とは何かということを知りたくて、多くの人が聖書を探り調べてきました。聖書の中で最も重要な預言が、獣の刻印に関するものです。そこで、この獣の刻印に興味があるという人に、私は逆に尋ねるのです。では獣の勢力、権力と言うのは何ですかと。ほとんどのクリスチャンが、獣の勢力が何かということは知りません。「獣の刻印を受けなければいいんでしょ」と言います。しかし、この獣の刻印が何かということを知らなければ、どうしてこの獣が強要しようとする刻印について知ることが出来るでしょうか。

獣が刻印を人々に強要する前に、私たちはこの獣が何かという事を知らなくてはいけないのです。黙示録3章22節にこのように書かれています。「耳のあるものは御霊が諸教会に言う事を聞くがよい」。耳のある人、皆さん全員耳を持ってきたでしょうね。この肉の耳だけでなくて、霊的耳を持ってこられたことを期待しています。この奥義を解くための知恵を、聖霊から皆さん一人ひとりがいただかれることを私は願い祈る者です。

黙示録13章11節から18節を見ますと、そこに、獣の刻印について書かれています。では、黙示録13章の11節からお読みします。「わたしはまた、ほかの獣が地から上ってくるのを見た。それには小羊のような角が二つあって、龍のように物を言った。そして、先の獣の持つすべての権力をその前で働かせた。また、地と地に住む人々に、致命的な傷がいやされた先の獣を拝ませ、また、大いなるしるしを行って、人々の前で火を天から地に降らせることさえした。さらに、先の獣の前で行うのを許されたしるしで、地に住む人々を惑わし、かつ、剣の傷を受けてもなお生きている先の獣の像を造ることを地に住む人々に命じた」。15節。「それから、その獣の像に息を吹き込んで、その獣の像がものを言う事さえできるようにした。また、その獣の像を拝まない者を皆殺させた」。

黙示録13章を研究すると、二つの獣の権力が登場します。一つは、海から上ってきます。第二の獣は地から上ってきます。これらの、二つの獣は、獣の刻印に関する重要な役割をそれぞれ果たすことになります。ここでは、第二の獣が地に住む人々を、第一の獣の像を拝むように強制すると聖書は言っています。ですから第二の獣が、獣の刻印を全地の人々に強要するわけですけれども、その背後で糸を引いているのが第一の獣というわけです。第二の獣が、獣の像なるものを造って全地の人々に拝ませようとします。その獣の像とは何の獣かというと第一の獣であり、その第一の獣を拝ませようとするわけですね。

つまり、第一の獣の権力を尊重しない人々がいたら、拝まない人がいたら、第二の獣がその人たちを罰する、迫害するようになると言うのです。ですから、第二の獣が、獣の像を拝ませようとするのは自分のためではなくて、最初に登場する第一の獣のためにそのような行為に出るわけですね。

次に16節をお読みします。「また、小さい者にも大いなる者にも、富める者にも貧しい者にも、自由人にも奴隷にも、すべての人々にその右の手あるいは額に刻印を押させ」。興味深い聖句ですね。この獣の刻印と言うのは、右の手か額に押されるとありますね。それはどういう意味でしょうか。頭にポンとスタンプを押すのでしょうか。常識的に言ってそんなものではないとわかりますね。では、どういう意味でしょうか。

この獣の教えを受け入れて、信じるならば、従うならばその獣の刻印を同意して受け入れることになるという象徴ですね。象徴的に書かれています。また、その獣の教え、教理を信じることなく同意しなかったとしても、圧力に負けてその権力に屈してしまうならば、その時は、やはり獣の刻印を受けることになるわけです。