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ひまわりさんの日々の信仰日記と再臨信仰のエッセンスについてご紹介しています

 異言とは何か? 第3回

2016年05月21日 | 日記

サタンの活動は、よくテレビなどで紹介されるマジックのような底の浅いものではありません。サタンが与える「霊的賜物」は本物の「霊的賜物」とあまりにもよく似ているため、イエス様は何度も繰り返し、「人に惑わされないように気をつけなさい」(マタイ 24:4)と警告されたのです。これは「にせキリストたちや、にせ預言者たちが起って、大いなるしるしと奇跡とを行い、できれば、選民をも惑わそうとする」(マタイ24:24)ためです。このことをしっかり念頭に置いておかなければなりません。ここで言われている選民とは、普通の人たちや、適当に教会に通っている人々を指しているのではありません。熱心で誠実なクリスチャンです。そのような人たちが、最後の時代にはサタンの惑わしのターゲットとなるでしょう。

 ある人々は、サタンだけが直接偽装して現れ、「大いなるしるしと奇跡」を行うと考えているかもしれません。しかしこれは間違った考えです。これまでの聖書の歴史の中でも、周囲からは真のクリスチャンと思われているような人たちによって、偽りの奇跡や超自然的な現象がもたらされたのです。「その日には、多くの者が、わたしにむかって『主よ、主よ、わたしたちはあなたの名によって預言したではありませんか。また、あなたの名によって悪霊を追い出し、あなたの名によって多くの力あるわざを行ったではありませんか』と言うであろう。そのとき、わたしは彼らにはっきり、こう言おう、『あなたがたを全く知らない。不法を働く者どもよ、行ってしまえ』」(マタイ 7:22,23)。

 この聖書の言葉を見れば、私たちは、最後の時にキリストから拒まれる人たちが、主の名を用いながら、実際には主のみ心を行っていなかった事実を知ることが出来ます。「多くの力あるわざを行った」からといって、それらの奇跡が、神様のみ心に従っていることの証明にはならないのです。反対に、この教えを通して私たちは、イエス様の名による奇跡の行為が、それを行う人たちに偽りの確信を与えてしまう恐れがあることを見なければなりません。