現代の真理とは
これはアメリカ合衆国大統領の印です。ここには、このアメリカ大統領が、主権を握っている地域の名前が記されています。そしてその大統領の称号があります。
戒めの第四条には、エホバの名前が登場します。その称号、エホバの神なるエホバの称号が創造主ということです。そして、彼がどの地域を治めているかというと、天と地と海です。ですからこの十戒の第四条の安息日の戒めには、神の印が示されているのです。創造主なる神、イエス様は「私を愛するならば、私の戒めを守りなさい」と言われました。「わたしを愛するならば、わたしの戒めを守りなさい」と。
集団思考というのをご存知ですか。ペンギンの大群がいて一羽が水に飛び込みますと、ペンギンが皆その一羽に従います。水に飛び込みます。集団思考、集団行動ですね。私たち韓国人にはあるのですが、日本に住んでいる韓国人の同胞がいまして、私に、彼女が初めて日本に来たとき経験したことを話してくれました。日本では左側通行で韓国は右側通行ですので、間違って運転してしまったのです。
世界の多くの国ではたいてい右側通行になっています。どっちが正しいか、どっちが間違っているかの問題ではないのですけれど、右側通行が多いことは確かです。彼女が日本で運転を始めた時、右側を走ってしまったのです。多くの人がびっくりしました。日本のドライバーが、「あ、間違っているよ」と警笛を鳴らしてくれました。「移りなさい!!左側に移りなさい!!」と言ってくれたわけです。しかし、法律に慣れていなくて、あまりわかっていなかったので、彼女は、相手の方が間違っていると思ってしまったんです。そこで警笛を鳴らし返しました。「間違っているよ、戻りなさいって。あなた方が間違っていますよ!!私が正しくてみんなが間違っていますよ」。日本人は親切な人たちですので、警笛を鳴らしてくれました。この時点で、誰が間違った側を運転していたのでしょうか?この韓国人の女性の方が間違っていたのです。その後、自分が間違っていたことを知って、「ごめんなさい、ごめんなさい」と言ったのです。
多くのクリスチャンは、間違った日に教会へ行っています。聖書で神様が命じておられる正しい日に礼拝すると、その人たちを指さして、ああ間違った日に教会に行っていますよと警告されるわけです。しかし聖書は第七日を聖別して守りなさいと言っています。そういったことが起きています。神様は多くのクリスチャンの考えを正しくするためにお出になります。
「現代の真理」とは何でしょうか。その世代の人々を試験する、ためす真理のことです。神様は実在し、裁きの日がやってくると信じているクリスチャンで、そのことを真心から信じていても、神様が命じられるとおりにしない人たちは滅びることになります。神様が命じられる通りに従っていかなくてはいけないのですね。
愛によってそのような行動をとる必要があります。ノアの時代、神様を真心から信じていたとしても、神様の命じられたとおりに、箱舟に入らないならば滅びたわけです。ノアの時代の人々は、箱舟を造っているノアを嘲笑いました。馬鹿にして笑ったわけですね。しかし、本当に嵐がやって来たとき、彼らは嘲笑うことはできませんでした。
バプテスマのヨハネの時代にも試みとなる真理がありました。人々は赦しを求めて、聖所にいろんな小羊やヤギをいけにえとして連れてきたわけです。しかし、神の小羊、イエス・キリストがやって来られたのですね。イエス・キリストを神の小羊救い主として信じないならば、赦しを受けることはできないのです。自分たちの民族は先祖代々、聖所に犠牲を携えてきて罪の赦しを受けてきたのだから、私もそうすべきだと言って、神の小羊イエス・キリストを信じないなら、本当の赦しは得られないのです。その世代の人々を、試す、試験する「現代の真理」を信じて受け入れないからです。イエス・キリストが私たちの罪のための真のいけにえ、犠牲です。