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ひまわりさんの日々の信仰日記と再臨信仰のエッセンスについてご紹介しています

聖書に預言された世界の歴史  第19回

2016年04月14日 | 日記

 

   

ヨハネの黙示録13章には龍(サタン)から権勢を受ける勢力の象徴として、小さい角の姿が出てきますが、その箇所で、「大きな言葉」の意味を知ることが出来ます。「また、龍がその権威を獣に与えたので・・・この獣には、また、大言を吐き汚しごとを語る口が与えられ」(黙示録13:4、5)。聖書でいう大きな言葉は「汚しごとを語る」と同一の意味を持ちます。それでは「汚しごとを語る」というのは何を指しているのでしょうか?新約聖書では「汚す」という単語は次のような二つの意味として用いられています。一つは人間が自分で自分の罪を赦す権威を持っていると主張することです。「すると律法学者とパリサイ人たちとは、『神を汚すことを言うこの人は、いったい、何者だ。神おひとりのほかに、だれが罪をゆるすことができるか』と言って論じはじめた」(ルカ5:21)。次に、人間が自分を神様と等しい位置に置くことを言います。「ユダヤ人たちは答えた、『あなたを石で殺そうとするのは、よいわざをしたからではなく、神を汚したからである。また、あなたは人間であるのに、自分を神としているからである』」(ヨハネ10:33)。

ヨハネによる福音書10章で、イエス様がご自分と神様が一つであると言われると、ユダヤ人たちはイエス様が神を汚したと叫びながら、イエス様に向かって石を投げようとする場面があります(ヨハネ10:30~33)。また、マルコによる福音書2章では「汚れ」についてのもう一つの定義が出てきます。イエス様が中風の者に「子よ、あなたの罪はゆるされた」と言われて自分の持っておられる罪を赦す権威を語られると、ユダヤ人たちはイエス様に向かって、神を汚すことだと言いました(マルコ2:5~7)。こういった聖書の言葉から、聖書が語る「汚れ」を以下の2つに要約することが出来ます。

聖書る汚れ

1)人間が自ら罪を赦す力を持っているという主張(マルコ27、ルカ21)

2)人間が自らを神とすること(ヨハネ10:33)

もちろん、イエス様は神様と等しいお方ですから、ご自分をそのように言われることは、正当なことです。また、罪を赦す権威を持っておられるのも事実です。しかし、イエス・キリストではない人間や、勢力が、自ら神様と等しいと主張するならば、彼は神様に敵対する「汚す言葉」すなわち「大きな事を語る」ことになります。小さい角は、神様に敵対する大きな事を言うわけですが、それは、この勢力が自らを神様と等しいとして、罪を赦す権威さえあると主張することを意味しているのです。

 

7、神様聖徒たちを迫害するさい

「いと高き者の聖徒を悩ます」(25節)。小さい角は神の民を迫害して彼らの生命さえも奪った勢力でなければなりません。

 

8、律法変更させるさい

「時と律法とを変えようと望む」(25節)。神様は偽キリストの勢力によって神様の時(時間)と神様の律法(十戒)が変えられることをあらかじめ預言して下さいました。それは、ご自分の民が偽キリストの欺瞞から逃れることができるためです。小さい角は、神様の律法と、そのお方の時を変更させた勢力でなければなりません。

 

9、ひとふた半時権力をふるうさい

「聖徒はひと時と、ふた時と、半時の間、彼の手にわたされる」(25節)。ここで「ひと時と、ふた時と、半時の間」は預言の期間を表わす時に用いる象徴的な表現として、小さい角の勢力が、地上でどれぐらいの期間その権力を保持するのかを表しています。小さい角は「ひと時と、ふた時と、半時」の間、聖徒たちを迫害していた勢力でなければなりません。


聖書に預言された世界の歴史  第18回

2016年04月13日 | 日記

4、ダニエル書さいつの特徴

1、西部ロッパでさい

小さい角は「第四の獣」から出ました(8:24)。そして、小さい角が登場する地理的な位置は、ローマ帝国が占めていた西部ヨーロッパです。「わたしが、その角を注意して見ていると、その中に、(Among them) また一つの小さい角が出てきたが、この小さい角のために、さきの角のうち三つがその根から抜け落ちた。見よ、この小さい角には、人の目のような目があり、また大きな事を語る口があった」(ダニエル7:8)。この預言の意味は、ローマが十の国々に分かれますが、その中から小さい角があらわれるということです。それゆえ小さい角は必ず西部ヨーロッパから起きた勢力でなければなりません。

2、帝国分裂以後勢力を持つさい 

それは「十の角」が現れた以降に生じた(24節)勢力です。第四の獣(ローマ帝国)が十の角(十の国)に分けられた直後に起ります。それでは、ローマが滅亡して十の国々に分裂する事件はいつ起きたでしょうか?それは西暦 476年です。従って小さい角は、歴史的に西暦476年以降に西部ヨーロッパで勢力を獲得しながら登場する存在でなければなりません。

 

3、つのを滅ぼす

小さい角が勢力をもつと、先にあった「三つがその根から抜け落ち」ました(8節)。それゆえ小さい角は西暦 476年以降にローマ帝国から分裂した十の国々の中から、三つの国を完全に滅ぼすことに、強力な影響を及ぼした勢力でなければなりません。

 

4、国家的属性さい 

小さい角も十の角と同じく角であるために、国家的な属性があります。「十の角はこの国から起る十人の王である」(24節)。すなわち、小さい角は王権のような組織を持った勢力でなければなりません。「この小さい角には、人(A man) の目のような目があり、また大きな事を語る口があった」(8節)。王権のような組織だけでなく、人(A man)が小さい角に象徴された勢力の指導者として君臨するという意味です。それゆえ小さい角は王権のような中央集権的な組織があり、一人が組織の指導者として君臨する君主国家の姿を持っている必要があります。

 

5、とはなる属性ったさい

ダニエルは小さい角が、先の十の角とは異なる姿をしていたと描写しました。「十の角はこの国から起る十人の王である。その後にまたひとりの王が起る。彼は先の者と異なり、かつ、その三人の王を倒す」(24節)。ダニエルは、何がどう違って小さい角を「先の者と異なる」と表現したのでしょうか?十の角は単純に政治的な王権を持った国々でしたが、小さい角は政治的な王権だけではなく、宗教的な属性を持った勢力である事実が次の六番目の特徴で現れます。

6、宗教的属性さい

ダニエルは宗教的な特徴を、次のような二つのことに凝縮して描写しています。「また大きな事を語る口があった」(8節)「彼は、いと高き者に敵して言葉を出し、かつ、いと高き者の聖徒を悩ます」(25節)「。いと高き者」、すなわち、天の神様に敵対して、その口で大きな事を語る勢力が小さい角です。ここで小さい角は神様に敵対する「大きな事を語る口」とありますが、それは何を意味するでしょうか?


聖書に預言された世界の歴史  第17回

2016年04月12日 | 日記

3、さい

 ダニエルは第四の獣にある角の動態を注意深く見ているうち、異なる小さい角がその間から出てきて来るのを見ました。「わたしが、その角を注意して見ていると、その中に、また一つの小さい角が出てきたが」(8節)。ダニエル7章は四つの獣の中で、第四の獣について多くの言及をしていますが、中でも第四の獣の十の角の中から出る小さい角の正体と、それがすることについて詳細に描写しています。それでは、小さい角の正体について説明する聖句をもう一度探って見ます。

ダニエルが啓示 : 「わたしが、その注意してていると、そのに、またつのさいてきたが、」(ダニエル7:7,8)

使いの解釈:「はこのから十人である。そのにまたひとりのる。なり、かつ、その三人す。は、いとして言葉し、かつ、いと聖徒ます。はまた律法とをえようとむ。聖徒はひとと、ふたと、半時にわたされる」(ダニエル7:24,25)。

 私たちはここに出てくる聖句を、注意深く考察する必要があります。なぜなら、小さい角は、歴史の中で活動してきた偽キリストの勢力を意味するからです。この問題において誤った理解をしないように、第二部では、ダニエル7章7,8節、そして24,25節に描写された小さい角の9つの特徴を一つずつ注意して見ることにし、次の三部では、小さい角に対する宗教改革者たちの見解をみてみたいと思います。

 私たちは偽キリストの勢力について、漠然とした想像や推測をする必要がありません。なぜなら、ダニエル書7章が描写する小さい角の正体は歴史的に見て非常に明白だからです。誰も聖書が示す偽キリストが何であるいかに対して反論することは出来ないでしょう。加えて、ルーテル教会、長老教会の創始者であり、宗教改革運動の中心であったマルチィン・ルター、ジョン・カルヴァンや、メソジスト教会の創始者ジョン・ウェスレーたちが小さい角の正体について何と言ったかを注意して探って見ることは、小さい角の解釈をより確実にすることでしょう。では、聖書が語る小さい角の9つの特徴をみてみましょう。


聖書に預言された世界の歴史  第17回

2016年04月12日 | 日記

3、さい

 ダニエルは第四の獣にある角の動態を注意深く見ているうち、異なる小さい角がその間から出てきて来るのを見ました。「わたしが、その角を注意して見ていると、その中に、また一つの小さい角が出てきたが」(8節)。ダニエル7章は四つの獣の中で、第四の獣について多くの言及をしていますが、中でも第四の獣の十の角の中から出る小さい角の正体と、それがすることについて詳細に描写しています。それでは、小さい角の正体について説明する聖句をもう一度探って見ます。

ダニエルが啓示 : 「わたしが、その注意してていると、そのに、またつのさいてきたが、」(ダニエル7:7,8)

使いの解釈:「はこのから十人である。そのにまたひとりのる。なり、かつ、その三人す。は、いとして言葉し、かつ、いと聖徒ます。はまた律法とをえようとむ。聖徒はひとと、ふたと、半時にわたされる」(ダニエル7:24,25)。

 私たちはここに出てくる聖句を、注意深く考察する必要があります。なぜなら、小さい角は、歴史の中で活動してきた偽キリストの勢力を意味するからです。この問題において誤った理解をしないように、第二部では、ダニエル7章7,8節、そして24,25節に描写された小さい角の9つの特徴を一つずつ注意して見ることにし、次の三部では、小さい角に対する宗教改革者たちの見解をみてみたいと思います。

 私たちは偽キリストの勢力について、漠然とした想像や推測をする必要がありません。なぜなら、ダニエル書7章が描写する小さい角の正体は歴史的に見て非常に明白だからです。誰も聖書が示す偽キリストが何であるいかに対して反論することは出来ないでしょう。加えて、ルーテル教会、長老教会の創始者であり、宗教改革運動の中心であったマルチィン・ルター、ジョン・カルヴァンや、メソジスト教会の創始者ジョン・ウェスレーたちが小さい角の正体について何と言ったかを注意して探って見ることは、小さい角の解釈をより確実にすることでしょう。では、聖書が語る小さい角の9つの特徴をみてみましょう。


聖書に預言された世界の歴史  第16回 

2016年04月11日 | 日記

第二部 : 小さい角の勢力

 

1、聖書さいつの特徴

ダニエル書7章の研究:第一部の後半部で言及したように、海から出てきた四つの獣の中で、ダニエルの注意を最もひいたのは、第四の獣でした。ダニエル書7章は第四の獣から起こる変化を描写しています。7章7,8節はダニエルが啓示の中でみた第四の獣と、そこから出る小さい角の正体を説明するみ使いの説明です。

ダニエルが啓示「そのわたしがのうちに第四は、ろしい、ものすごい、非常いもので、きながあり、らい、かつ、かみいて、そのりをみつけた。これは、そのたすべてのって、っていた。わたしが、その注意してていると、そのに、またつのさいてきたが、このさいのために、さきののうちつがそのからちた。よ、このさいには、のようながあり、またきながあった」(ダニエル7:7,8)

はこうった、『第四地上第四である。これはすべてのなって、全世界併合し、これをみつけ、かつく。はこのから十人である。そのにまたひとりのる。なり、かつ、その三人す。は、いとして言葉し、かつ、いと聖徒ます。はまた律法とをえようとむ。聖徒はひとと、ふたと、半時にわたされる」(ダニエル7:23~25)

 

2、帝国分裂

 

ダニエル書7章23節にあるように、「第四の獣は地上の第四の国」を意味しますが、これは第一部で学んだように、ローマ帝国であることに間違いありません。ローマ帝国を象徴した四つの獣の頭には十の角がありましたが「これは、その前に出たすべての獣と違って、十の角を持っていた」(7節)それはローマが十の国に分断されることを象徴します。「十の角はこの国から起る十人の王である」(24節)。こうして、非常に強力であったローマ帝国も、定められた運命の時が訪れると十の国に分かれるようになりました。

歴史を勉強した人であるなら、ローマ帝国が弱体化してくると、ヨーロッパの北からゲルマン系の部族たちが南下して、西部ヨーロッパを襲い、その結果ローマは十の部族国家に分断された史実を覚えておられることでしょう。ローマの滅亡と共に、ダニエル2章に出てきた巨大な金の像の十の足指の時代が開かれたことになります。ローマの分裂した十の部族国家は、次の通りです。オストロゴス(東ゴート)族、ビジゴス(西ゴート)族、フランク族、バンダル族、アラマン族、スエビー族、アングロ・サクソン族、ヘルーリ族、ロンバルド族、そしてブルグント族。

しかし7章8節と24節には、「わたしが、その角を注意して見ていると、その中に、また一つの小さい角が出てきたが、この小さい角のために、さきの角のうち三つがその根から抜け落ちた。見よ、この小さい角には、人の目のような目があり、また大きな事を語る口があった」(8節)。「十の角はこの国から起る十人の王である。その後にまたひとりの王が起る。彼は先の者と異なり、かつ、その三人の王を倒す」(24節)。天の神様の預言は正確に成就されました。十の部族の中で三つの部族は、小さい角の勢力によって歴史から完全に消え去ってしまい、七つの部族だけが今日に至るまで、ヨーロッパで強力な現代国家の形態を維持しています。(消え去った三つの部族:ヘルーリ族、バンダル族、オストロゴス族、).