TANEの独り言

日々の生活の中でのつぶやきだから聞き流してネ

我が青春の山<九重連山久住山>

2020-09-21 09:00:00 | 山行
昨年の5月、連れ合いを送り出してすぐ、私用のお弁当を持って九重連山に向け車を走らせました。

学生時代にワンダーフォーゲル部で山登りを中心に活動していたことは前回のブログに書きました。

♫ 人みな花に酔う時も/残雪恋し山に入り/涙を流す山男/雪解の水に春を知る ♬

の歌詞で知られる「坊がつる讃歌」の"坊がつる” は九重連山に囲まれた湿性植物が広がる草原です。

九州最高所(1303m)にある法華院温泉も近く、九重の山々を登る人たちのベースキャンプとして有名です。

私が学生だった頃、新入部員を連れて行く"新歓登山” の山が「九重(くじゅう)」でした。

国鉄久大本線の豊後中村駅で降り、バスで九重登山口の長者原まで行き、坊がつるを目指しました。

総勢50人ほどの大集団です。



兎に角、目立ちたがり屋の集団でしたので、他の登山客の方にはいろいろと迷惑をかけたと思います。あの時は本当にゴメンなさい🙇‍♂️。


今回は、1人で登ります。

それも、牧ノ戸峠から歩き始め、沓掛山、西千里ケ浜、久住分かれを通って久住(くじゅう)山だけに登り、来た道を戻ります。

やまなみハイウェイを走り、牧ノ戸峠に着きました。

天気は雲一つない晴天です!


沓掛山までは急な坂道ですがコンクリートで舗装されています。

木段を上がったら展望が開けました。

登山道をしばらく行くと、足元にピンク色の可愛らしい花が咲いていました。

"イワカガミ” です。



西千里ケ浜まで来ると、前方から"小人” の集団がやってきました。

よく見ると"小人” ではなく園児たちでした。



「さすが地元の子! 入学前から自分の足で九重に登るんだ!」

と、感心させられました。


平坦地を抜け岩場を越えた辺りで、家から持ってきたお弁当をいただきます。

「腹ごしらえもしたし、さあ、私も園児に負けないよう頑張ろう!」

と、気合いを入れ直して久住山山頂へ続く急登を一歩一歩登って行きました。


頑張ったご褒美に360°遮るものもない絶景が私を待っていました。





我が青春の山"九重” は、何度登っても私を優しく迎えてくれる山です。