作礼山は佐賀から小城を通って唐津に向かう途中、右手の方向に見える山です。
標高も887mとあまり高い山ではなく、キャンプ場もあり山頂近くまで車で登ることができます。
駐車場から少し歩いたところに3つの池があり、池の周りには何棟かのバンガローも建っていました。
夏には新緑🌿が、秋には紅葉🍁がキレイで、それらが水面に映り趣がありました。
冬の厳冬期には北西の季節風がまともに当たるので、池の水が凍った時はその上で遊ぶこともできました。
さほど高くもないこの山が “我が青春の山“ となっている理由は、お世話になったワンゲルの先輩方を慰労する登山を行っていた山だからです。
毎年、大学の卒業前の寒い時期に『追い出し(老い出し)』と称し、酒を担ぎ上げて登山と大慰労会、レクレーションを行っていました。
焚き火を囲んで飲み、バンガローに上り込んで飲み、ホントよく酒を飲みました(飲まされました?)。
翌日、寒さで池の氷が厚く凍っていれば、二手に分かれてアイスホッケー(水タンクのフタか何かを球に見立て足で蹴る)を楽しみました。
みんな本気になり、球に集まり過ぎて凍った氷がミシミシ音を立てることもありました。
私は不覚にも飲み過ぎて、二日酔いで立ち上がることもできなかった年もありました。
ホロ苦い想い出の ”我が青春の山” 作礼山です。