連れ合いとの二人旅のつもりが娘との二人旅になりました。
当時、娘は20代半ばで仕事も覚えたばかりで、急に3日連続の休みを取ることはとても大きな決心だったと思います。
職場に迷惑をかけることになるし、自分自身にとっても仕事を積み残してしまうことになるのですから… 。
其れにも増して、20代半ばの娘が夏の貴重なお休みを、ただウザいだけの50代後半の父親と2泊3日も2人だけで過ごすのですから… 。
私の心配とは裏腹に、旅行に行くと決めた娘本人は『せっかくなら旅を楽しもう』と、オシャレなガイドブックを購入していました。
また、旅の途中でもネットで現地の情報を調べるなどしてくれ、娘と父の二人旅を楽しく盛り上げてくれたのです。
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8月1日の早朝に2人で家を出て福岡空港を目指しました。
飛行機は予定通り離陸しましたが、羽田空港には少し遅れて到着しました。
私には、羽田空港から小淵沢駅までの乗継ぎが一つの気がかりでした。
少しでも早く小淵沢に到着できれば1日目にいろいろ動き回ることができます。
余裕をもって小淵沢に到着したかったのです。
まず、バスで新宿駅へ向かい、新宿駅からはJRの中央本線で小淵沢を目指す予定です。
特急列車の出発時刻は調べていましたが、新宿駅までどれくらいの時間がかかるかは道路状況次第ですし、おまけに初めての新宿駅です。
電車で通過したり乗換えをしたりしたことはあったのですが…
飛行機の到着が少し遅れたために、羽田空港に着いてから新宿駅で特急列車に乗るまではバタバタの連続でした。
新宿駅には特急列車の出発時刻ギリギリに着き、降りたバス停が駅のどの辺りかも分からずに娘とJRの中央本線乗り場を探しました。
スマホの地図アプリも使って見ましたが通信速度が遅く、一刻を争っていた私たちの役には立ちません。
すぐに塩尻方面行きの特急列車の案内掲示を見つけ、改札にSuicaのカードを使って入り、何とか特急列車に滑り込むことができたのでした。
その間、娘と私は旅行バッグを抱えてキョロキョロしながら人混みを掻き分けホームを目指して走っていたので、周りの人には滑稽に見えたことでしょう。
出だしからドタバタ劇の娘と父の信州旅行、どうなりますことやら… 。
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