TANEの独り言

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新年早々、歯が欠けてしまう … その3

2021-01-27 13:03:00 | 日記

治療を終えた2日後に、くっつけていた前歯の欠片が外れてしまった!

くっつけてしばらくは用事して硬いものを食べる時は前歯を使わないようにしていたのですが…

10日程大丈夫だったのですっかり油断していました。

悔やまれてなりませんでした。

翌日に歯医者さんへ行く時は、もう外れた歯の欠片は持っていきませんでした。

その日、私の担当の先生は勤務日ではなかったので別の先生が対応され、以前かぶせていた歯には手を加えずに、欠けた部分だけ新たに固めるとのこと。


この前歯、40年くらい前に折ってしまったものです。

学生時代にたいそう酒を飲むサークルに所属していて、みんなが集まって飲む時は必ずと言っていいほど一升瓶の回し飲みが始まりました。

今では考えられないことですが、一升瓶を上に向けて冷酒をゴクゴクと飲むのです(皆んな酒の飲み方は心得ていて、少しだけ口に入れたり、ほとんど飲まなかったりしてたみたい… )。

一升瓶が私のところへ回って来て、調子に乗ってラッパ飲みをしている時、誰かが私の背中にぶつかってきたのです。

その衝撃で私の前歯が一升瓶の口に当たり、前歯が3分の1ほど欠けてしまったのでした。

 "若気の至り が招いたことですから誰にも文句は言えません。

その時のことはよく覚えています。

『ガツ!』という音がして、私の口の中に異物が転がるのを感じました。

周りにいた数人が、口を押さえている私に気づいて集まって来ました。

私は、口の中の異物を指で摘み出してはじめて、それが自分の歯だと分かりました。

酒もまわっていたこともあり、私は欠けた歯を指で摘んだまま大笑いしたのでした。

前歯の欠けた私を見て、私の周りに集まっていた仲間も大笑いです。

酔いも覚めた翌日の朝、鏡に写った前歯の欠けた自分の顔を見てはじめて溜め息をつくのでした。

当時、私はタバコを吸っていて、前歯の欠けたところにタバコを挟んで、
「手を使わなくてもタバコ吸いながら喋れるゾ」
と、強がったりもしました。

でも、そのまま放っておくことはできませんので、実家の近くの歯医者さんで治療したのでした。

その時、まだ残っていた歯もずいぶん削られて、そこを土台にしてスッポリと人工の歯をかぶせていたのでした。


         <つづく>