花火大会の会場が馬術競技場だけあって、花火の合間に沢山の馬が登場しての合戦劇も演じられ、私も娘も小淵沢がすっかり気に入ってしまいました(小淵沢にはこの後、2回滞在※詳しくはブログ『我が家の静岡詣*2018夏*山梨編』と『我が家の静岡詣*2019*夏』)。
花火大会も終わり、娘と話しながら「リゾナーレ八ヶ岳」まで元来た道を歩いて帰りました。
翌朝も快晴、部屋のテラスからは八ヶ岳や南アルプスを望むことができました。
この日は、チェックアウト後に茅野駅までレンタカー、そしてJRで松本駅まで移動、そこで別のレンタカーを借りて上高地→白骨温泉→長野市の予定です。
30数年ぶりの上高地も晴れていて欲しいと願いました。
本来は連れ合いと見上げたかった穂高の稜線の道を、思いがけなく一緒に旅することになった娘にも見せたいと思ったのでした。
沢渡まではレンタカーで行きます。
上高地への一般の車の進入は規制されているので、あとはバスに乗換え上高地へ向かいます。
釜トンネルを抜けしばらく進むと、青空を映した大正池が見えてきました!
前穂高と奥穂高を結ぶ吊尾根も見えます!
私は大学3年生の秋に、喘ぎながら岳沢を仲間と登り、この稜線を歩きました(ブログ『我が青春の山<穂高〜槍 縦走>前・後編』)。
後で分かったことですが、実はこの日、30数年前に一緒に登った仲間の1人が、奥様と上高地を訪れていたのです。
この旅行の半年後に、ベトナムから一時帰国したワンゲル仲間を囲んで飲んだ際、「大学卒業後初めて北アルプス行ったよ」
と話したら、
「俺も行ったんだよ」
という話になりました。
詳しい話を聞いてみると何と同じ年の同じ日だったのです。
互いに30数年振りの同じ日に上高地に居たなんて、偶然というより運命的なものを感じたのでした。
あの時はそんな事も知る由もなく、娘と私は梓川の水に手を浸けて遊び、青空に映える穂高の峰を見上げていたのでした。
もちろん、
「大学時代に仲間とあの稜線を歩き、眼下に涸沢を見て槍ヶ岳まで縦走したんだよ…」と、
娘に話して聞かせました。
その後、沢渡に戻りレンタカーで白骨温泉まで行き川岸の白濁した温泉に浸かり松本方面へ。
娘のナビは頼りになります。
松本からは高速道路で善光寺のある長野市へ向かいます。
善光寺は高校生の時にインターハイで訪れて以来でした。
あの時は夜行列車に揺られ、眠れぬ夜を時々窓の外を覗きながら朝を迎えました。
結果は散々でしたが、若き日の思い出として今でも私の宝物です。
そんな話も娘にしながら夕暮れ迫る善光寺の参道を下見ついでに歩いたのでした。
さあ、明日は善光寺の朝事を見るために早起きです!