生命哲学/生物哲学/生活哲学ブログ

《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

福島原発と東北地方太平洋沖地震14

2011年03月13日 22時45分05秒 | 生命生物生活哲学
2011年3月13日-4
福島原発と東北地方太平洋沖地震14

 原子力資料情報室が、福島原発に関して行なった、2011年3月13日17:00より行なわれた記者会見の録画が、下記で見ることができる。
http://www.cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=1008

 官邸が出した資料について、分析的に詳しい解説をしている。


福島原発と東北地方太平洋沖地震13

2011年03月13日 19時08分04秒 | 生命生物生活哲学
2011年3月13日-3
福島原発と東北地方太平洋沖地震13

 2011年3月13日9時11分の朝日新聞によれば、

 「原子力安全・保安院は13日、東京電力福島第一原発の周辺で、70人以上が放射能を被曝(ひばく)した恐れがあることを明らかにした。」
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103130036.html

 「新潟県は13日、……派遣した職員2人が、福島第一原発から17~18キロの地点で被曝(ひばく)したと発表した。持参した計器で測定したといい、被曝量は0.1ミリシーベルト。胃のX線検診での被曝量が0.6ミリシーベルトのため、県は「健康に影響はない」としている。 」
http://www.asahi.com/national/update/0313/TKY201103130066.html

 被爆者が多数出ているようである。衣服についたもので、たいした量ではないと、テレビでの解説者は言っているが、避難途中で呼吸して放射性物体を体内に取り込んでしまったということはないのだろうか?
 
 原子力資料情報室の「【速報】福島県双葉町で異常に高い放射線検出!によると、広河隆一氏とJVJAのメンバーが福島原発周辺で放射能測定中で、
  「連絡によると、
 
  2011年3月13日
  10:20 双葉町役場玄関(福島第1原発から約4キロの地点)
  10:30 双葉厚生病院

 両地点とも、1000マイクロSV(1mSv)まで測れる放射能測定機の針が振り切れた」
http://www.cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=1005

とある。そして、その数値の評価として、
  「チェルノブイリ原発周辺30キロメートルは、汚染が強いために現在でも立ち入り禁止とされて」
いるが、
  「福島原発周辺は、現在のチェルノブイリ原発周辺よりも非常に高い放射線量であることが確認されました。」
と言う。

 ツイッターでの、東京大学理学系研究科の早野龍五教授との質疑応答記録をもとに、有志が編集しという、
  原発に関するQ&Aまとめ
http://mirror.myapp.jp/genpatu-qa.html

がある。そこには、
  「第一原子力発電所のモニタリングポストは動いていませんが、第二原子力発電所のものは動いています。」
  「第一のモニターは昨日(3/11)から動いていません。福島県の放射線モニターも動いていません。」
とある。


福島原発と東北地方太平洋沖地震12

2011年03月13日 16時25分55秒 | 生命生物生活哲学
2011年3月13日-2
福島原発と東北地方太平洋沖地震12

 15:30頃の枝野官房長官に会見によれば、3号機でも建屋に水素が溜まっている可能性が否定できないとのことである。

 福島原発から115kmくらい離れた女川原発の敷地のモニタリングスポットで、最大で21マイクロシーベルトを観測したと東北電力からの発表があった。風は南からなのか?

 解説者は、これまでの知見にもとづいて、例えば胃レントゲン検査での被爆量やCTスキャンの被爆量、あるいは航空機で上空で被爆する被爆量の数値と較べたりしている。要は、健康に影響の無い程度だと言いたいらしい。
 原発は安全であると洗脳したいらしい広告でも、自然からの被爆量に較べていたりする。これは健康という点からは変である。
 自然に被爆する量がそれだけあるのだから、さらに被爆量が増えるのは良くないと考えるべきである。医療での場合は、リスク比較になるが、この場合でも検査過剰的傾向があると思われる。

 さてしかし、自然での放射線または放射性物質と、原発による人為的に産み出された放射線または放射性物質は同様であろうか?
 まず、ガイガーなどの現在の検出装置は、放射線をすべて検出しているのであろうか? とりわけ、あるとしての話だが、暗黒物質と暗黒エネルギーの物質水準での放射線は検出しているのか? むろん、暗黒物質と暗黒エネルギーの「正体」が不明なので、なにをもって検出したとするかも不明で、したがって検出装置の設計もできないだろうが。

 では、宇宙の組成上で大部分を占めるといわれる暗黒物質と暗黒エネルギー(これらの存在を否定する考えもあるが)の水準での放射線や放射性物質は検出しているのか? ガンマ線は、それらの存在の指標となるのだろうか?

 自然放射線についてのウィキペディア解説は、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E7%84%B6%E6%94%BE%E5%B0%84%E7%B7%9A

 ガイガーが開発したものは、アルファ線だけを検知できるものだったが、ミュラーは、1個からの「あらゆる種類の電離放射線を検知できるように改良」して、ガイガー=ミュラー計数管と呼ばれている(
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%82%AC%E3%83%BC%EF%BC%9D%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%A9%E3%83%BC%E8%A8%88%E6%95%B0%E7%AE%A1
)。また、
  「ほとんどのGM管はガンマ線と2.5MeV以上のベータ線を検出する。 中性子線はガスを電離しないので、GM管は中性子は検出できない。 しかし、管の内側をホウ素でコーティングするか、三フッ化ホウ素もしくはヘリウム-3ガスを充填すれば、中性子線にも反応するGM管を作ることもできる。……GM管はガンマ線も検出できるが、感度はよくない。」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%82%AC%E3%83%BC%EF%BC%9D%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%A9%E3%83%BC%E8%A8%88%E6%95%B0%E7%AE%A1

 
 京都大学原子炉実験所・原子燃料工業(株)周辺、のモニタリングポストの大阪府立熊取オフサイトセンター局では、2011年03月13日(日)15:50 現在で空間線量率は46.0(単位はnGy/h)とある。2011年03月13日(日)16:20 現在で空間線量率は 45.7nGy/h、と表示されている(
http://www.o-ems.pref.osaka.jp/
)。

  「自然放射線は通 常10~200nGy/h(ナノグレイ/時)程度あり、土に含まれる放射性物質の影響を受けるため観測局ごとに指示値が異なります。」
http://www.o-ems.pref.osaka.jp/
とある。
 また、「環境放射線〔空間放射線(ガンマ線)〕を測定します。」
http://www.o-ems.pref.osaka.jp/
とある。

 
http://www.tepco.co.jp/fukushima1-np/monitoring/index2.html
に、「モニタリングポスト(MP)配置図 2011年3月11日 14時40分現在」の地図があり、その下に「モニタリングポスト測定値トレンドグラフ」があるが、3月11日14:40までである。

http://www.tepco.co.jp/fukushima1-np/monitoring/index-j.html
で、
東京電力>原子力情報>福島第一原子力発電所>リアルタイムデータ
と行ったりしたが。

 役に立たない。なんのためのモニタリングポスト設置とネット表示なのか?








 
 

福島原発と東北地方太平洋沖地震11

2011年03月13日 10時06分14秒 | 生命生物生活哲学
2011年3月13日-1
福島原発と東北地方太平洋沖地震11

 今度は3号機の冷却装置が働かないとのこと。一難去らずに、さらに一難。
 
 2011年3月13日、9:50頃の毎日テレビの記者を通じた、福島県庁によれば、

  <3号機で、燃料棒が4mのうち2.9mが露出している>

とのこと。県庁での記者は本局から訊かれて、情報元は東京電力だと。

 テレビでの或る解説者は、これはおおごとだと言った。

 10時過ぎの保安院のぐちゃぐちゃで会見によれば、……結局中継打ち切り。

 ホンマ、テレビ司会者が言うように、書類の説明をごちゃごちゃと、知りたいことが出てこない。

 FNNでは3号機について、1号機ほどの心配はないと。2.9m露出のことは知らないのか?

 マスコミは保安院の会見で質問しなかったのか?


  読売テレビによれば、東京電力によると、1号機で下がっていたモニタリングポストの数値が許容量を越えたと。(1時間当たり882マイクロシーベルト)

 3号機について検索すると、2011年3月13日07時20分の読売新聞によれば、

  「3号機は、ウラン・プルトニウム混合(MOX)燃料を使用」
  「3号機は地震後、通常の冷却ができなくなり、非常用の冷却装置を使っていたが、同日午前2時44分にこの装置も停止、原子炉内に冷却水を注入できなくなった。冷却水が沸騰して水位が下がり、同4時15分から燃料棒が露出し始めた。」
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110313-OYT1T00110.htm

 テレビ朝日によると、
 「東京電力によると、3号機でも同様の現象がみられたため、午前5時過ぎ、冷却装置を停止して大気中に放射性ガスを放出する措置を取る方針を明らかにしました。」
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/210313030.html

 11時過ぎの枝野官房長官の会見によれば、3号機に9時過ぎから真水、ついでホウ酸水を注入したとのこと。今は水で埋まっていると。
 どれくらい露出したかという質問が出たが、露出した可能性があるとのこと。しかし数値は答えなかった。

 毎日テレビでは、2.9m露出は誤報だったのかどうかが話題になった。3号機についても炉心溶融の可能性はあるらしい。