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《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

原子力発電と環境倫理学

2011年11月29日 12時17分03秒 | 放射能
2011年11月29日-1
原子力発電と環境倫理学

 辻信一(2011.10: 8)は、E.F.シューマッハー『スモール イズ ビューティフル』に収録されている「原子力??救いか呪いか」から、下記を引用している。

  「いかに経済がそれで繁栄するからといって、……何千年、何万年の間、ありとあらゆる生物に測り知れぬ危険をもたらすような、毒性の強い物質を大量にためこんでよいというものではない。そんなことをするのは、生命そのものに対する冒漬【ルビ:ぼうとく】であり、その罪は、かつて人間のおかしたどんな罪より数段重い。文明がそのような罪の上に成りたつと考えるのは、倫理的にも精神的にも、また形而上学的にいっても、化物じみている」(E.F.シューマッハー『スモール イズ ビューティフル』: ???頁)

 環境倫理学での原子力発電での位置づけや評価はどのようなものであったのか、今はどのようなものなのか?
 そこで、「環境倫理学での原子力発電の位置づけ」で検索すると、吉永明弘「原子力発電に対する環境倫理学からの応答??シュレーダー = フレチェットの一連の論考から」というのがあった。


[T]
辻信一.2011.10.3.11のあとのシューマッハー??『宴のあとの経済学』文庫化に寄せて.ちくま (487): 8-9.

[Y]
吉永明弘.2011.3.原子力発電に対する環境倫理学からの応答??シュレーダー=フレチェットの一連の論考から.千葉大学 公共研究 7(1): 137-151.[http://mitizane.ll.chiba-u.jp/metadb/up/ReCPAcoe/71noteyoshinaga.pdfで入手できる。受信:2011年11月29日]