生命哲学/生物哲学/生活哲学ブログ

《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

金銭エネルギーの良い使い方

2015年08月21日 20時05分12秒 | 政治経済社会学
2015年8月21日-2
金銭エネルギーの良い使い方

 Aart Jurriaanse の本『橋 Bridges』は、人と人、国と国、過去と未来、物質的なものと霊的なもの、などの数多くの間の隔たりに橋を架けるために執筆された。
 第一部 宇宙における人 Man in the Universe
 第二部 生命の道の上の人 Man on the Path of Life
の2部構成である。

 現在の危機は、金銭的私欲を源とする経済的危機であり、それは霊的危機でもある。経済的危機とは、民衆の健康的で文化的生活とはかけ離れた、あるいはそれを犠牲にしたうえでの、とくに多国籍企業や各国大企業を通した営利主義 commercialism または商業主義 commercialism である。日本では、嘘と強弁で狂気としか思えない振る舞いをして、原発再稼働をした安倍政権と九州電力の経営陣(と銀行)、そしてそれに続こうとする関西電力や北海道電力の経営陣(と銀行)などである。


  「III.6(a) 金銭 Money
〔略〕
 人類が _金銭[金、かね]の霊的価値 spiritual value of money_ を認識し始めるべき時が来た。金銭は顕現したエネルギーに他ならない。そして、すべてのエネルギーの場合と同様に、善または悪のどちらかに、使うことができる。これまでその使用は、人類の生活における他のあらゆることに似て、個人または共同社会の利己的目的によって、汚されてきた。今、その使用は、新しい目的へと転換されるべきである。まずは大衆の霊的意識を呼び覚ますために、そして人間関係を改善するための緊急の必要へと転換されるべきである。これは、お互いの善意とこれらの目標のために彼らの金銭的エネルギーを正しく適用することにもとづいて、公衆を世界的市民性の諸原理において訓練することを意味する。〔略〕(X.4も見よ)」
(Aart Jurriaanse 2001 "Bridges 橋" revised edition: p.310)[20150821試訳]。


  「X.4 奉仕における金銭 Money in Service

 あらゆる知的で均衡のとれた接近とは、奉仕という目的のために金銭の秘教的価値を認識することであろう。金銭に悪いことは何も無い。それは、一時的に変換されたエネルギーまたは力の、単に便宜的で象徴的な状態である。すべてのエネルギーと同様に、難問は、それはいかに適用されるのか?、である。その本質において、エネルギーまたは金銭は、非人格的または盲目の力であり、善または悪のどちらかに使われるかもしれないということである。そしてそれは、どのように方向づけられるかによるのである。今日、金銭には汚点がある。しかしこれは、悪、または利己的欲望、貪欲、そして激しい商業実践の代理であるものと、不本意ながら大変結びついているがゆえのことにすぎない。しかし、人の本当の必要をかなえ、霊的で長続きする利益のための諸条件を供給するという、より良い目的へと〔略〕金銭が適用されるであろう時が急速に近づいている。」
(Aart Jurriaanse 2001 "Bridges 橋" revised edition: p.460)[20150821試訳]。

文献
  Jurriaanse, Aart. 2001[revised edition; First published 1978]. Bridges. 527pp. Bridges Publishing. [B20021030, y4224*1.05; 2 copies] ['Scientists and esotericist have at last reached one point of agreement and that is the truth of the age-old postulate that "All that IS, is Energy".' (p.42) 科学者と秘教徒は、ついに一つの同意点に達した。それは、〈存在するすべては、エネルギーである〉という、古えの前提の真理である。[20140321試訳]]



動物の進化、ベンジャミン クレーム

2015年08月21日 11時34分27秒 | 秘教/オカルト科学
2015年8月21日-1
動物の進化、ベンジャミン クレーム

 秘教 esotericism またはオカルト[occult 隠秘学]では、世界または宇宙とは、エネルギーそのものである。現代物理学の考え方と同じようである。

 E=mc^2という等式は、物質とは質量を持つまたは重力作用を受けるまたは反応するものだと考えると、物質はまるごとエネルギーに変換し得るということを意味する。Mario Bunge (要出典)は、この等式は物体の相互結合が破壊されるときに出るエネルギー量を示すと言うが、これは誤りであろう[→確認すべし]。
 
 さて、存在するものはエネルギーである、とすると、エネルギーの種類(への分化)と数量が問題となる。生命とは、エネルギーであり、運動であるとすると、(分類された)諸エネルギーの変換と変圧(数量的変化)の
 時間とは、観測結果を記述するための枠組みであり、実在するというのは錯覚である(と、神智学などは主張する)。エネルギーやそれが変換された形態の物体などがあり、それらが単位体となったりして運動するのである。運動があるばかりであって、時間も空間も実在するのではない。(なお、H.P. ブラヴァッキーは、空間のほうはより実在的であると述べている[要出典]。)。

 はてさて、(現在は第四環である)地球連鎖における自然王国での諸エネルギーの作用について、秘教学徒のベンジャミン クレーム Benjamin Creme 氏は質疑応答で下記のように述べている。

  「自然界の〔略〕各王国はすぐ下位の王国から生成発達します。〔略〕鉱物〔略〕王国から植物王国が生まれ、それから動物王国が生まれ、それから人間王国が生まれました。人間王国から霊王国が――魂の王国が〔略〕生まれつつあります。
 1850万年前、レムリア時代の中ば〔半ば〕に、初期の動物・人間は比較的高度な発達段階に達しました。強い肉体と調整のとれた滋養書的。感情的に感じる体と、知の芽ばえ、識心[メンタル]体の核を形成し得る初期の知力を発達させませた。その時点で、我々の惑星のロゴスがサナット・クマラとして、世界の天帝として、シャンバラに物質的に(エーテル体で)顕現なされました。
 金星から、サナット・クマラと共に炎の天主が来られました。その方が、我々が識心[マインド]と呼ぶエネルギーを持ってこられたのです。このエネルギーが、初期の動物・人間〔animal man〕の原始的識心[マインド]を刺激し、人の個性化が起こったのです。
 メンタル体の最高のレペルにあった人間の魂は、人間の姿をとるために、その時を待っていたのです。そしてその犠牲を払い、はじめて肉体に生まれてきたのです。そして人間の進化の旅が始まりました。」
(クレーム,ベンジャミン(石川道子 訳 ????)『?』、220頁。『マイトレーヤの使命』以外の本〔要出典〕からの引用)。


 「今、動物は自意識ある魂を持っていません。彼らは総称的魂〔→群魂 group soul の訳?〕の一部です。猫が死ぬと一つの魂に融合します。猫というグループでの魂で物質界てせ持っていたアイデンティティーを失います。これは、ある意味で人間も同じですが、人の場合は個性があります。人間にとってその個性化はレムリア時代に起こりました。」
(クレーム,ベンジャミン(石川道子 訳 ????)『?』、221頁)。


  「動物の種が死に絶える時〔略〕それは、ある大きなエネルギーの結果なのです。医師または津からの第一光線[レイ]の大いなる破壊のエネルギーが、動物界にとてつもない大破壊を起こしているのです。」
(クレーム,ベンジャミン(石川道子 訳 ????)『?』、222頁)。


  「これは破壊的ですか?(1976年3月5日)
 
 破壊的であり、意図的です。古い形態は、新しい形態、より良い、もっと繊細な形態のために道を開けるべく滅ぼされるのです。生命を滅ぼすことはできません。形態を滅ぼすのみです。そしてそれは、より高位のレベルに再生されるのです。生命は不滅です。」
(クレーム,ベンジャミン(石川道子 訳 ????)『?』、222頁)。


文献
クレーム,ベンジャミン(石川道子 訳 ????).?.シェア・ジャパン出版.


 不朽の智恵の教え
 教えの全体像
http://sharejapan.org/awt/awt_01.html