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《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

放射能とは何か:1. リスク論についてのシステム的接近のための覚書

2011年11月12日 11時54分07秒 | 放射能
2011年11月12日-1
放射能とは何か:1. リスク論についてのシステム的接近のための覚書


「リスク論(またはリスク学)」論のための覚書

リスク論についてのシステム的接近のための覚書
 ・リスク論の使われ方(とりわけ「御用学者」とか「エア(空気)御用学者」と言われる人々の使い方)の批判的検討
 ・「「リスクゼロ幻想」論」論のための覚書
 ・食品安全性
  ・事例研究:日本生活協同組合連合会の見解
   ・『これ、食べたらからだにいいの? 食と健康「安全」と「安心」のギャップをうめる』(コープ出版)の吟味
  ・
 ・地球温暖化脅威論の論理展開
  ・「リスクゼロ幻想」論と事前警戒原則(または予防原則)との考え方の関係
  ・地球温暖化脅威論と原発推進論の諸関係
   ・地球南北問題と日本南北問題
   ・「地球」温暖化商売の諸相
   ・
  ・
 ・『安全』と『安心』
  ・
 ・事前警戒原理 the precautionary principleと予防〔一般〕原則 the preventive general ruleとの考え方との関係
 ・言論けんかの諸相
  ・「二項対立的」というレッテル貼りの効用
   ・街頭または野外デモにおける逮捕の諸相
  ・
 ・「「トンデモ的「ニセ科学」批判」批判」の批判的検討
  ・「ニセ科学」批判の批判的検討
   ・「ニセ科学」批判における権威主義的成分の抽出
   ・トンデモ的論理展開の諸相
    ・論理や立場の整合性(一貫性)、煙幕(張り)論法
     ・権威主義、上から目線、欠如モデル、文脈モデルから如モデルへの復古企画
    ・経験的根拠立てをしない、文献引用しない理由はなんだろうか
     ・模擬 simulationによる(推論の)結論の問題
    ・
   ・トンデモ的論理展開の事例研究
  ・
 ・

 
「「リスクゼロ幻想」論」論のための覚書
 ・食品安全性
  ・比較の論理、数値表現、質的分類の無視または隠蔽
  ・環境状態
  ・個別システムのシステム的関係、想定「外」の影響とシステム「外部」と取り方
  ・
 ・環境「ホルモン」問題
 ・毒物汚染問題
  ・ダイオキシン
   ・検出(の種類と精度)と原因の推論
   ・報道萎縮
  ・
 ・

リスク論における事前警戒原理の位置づけまたは使われ方
 ・核心的考え方としての事前警戒原理(事前警戒原則)
 ・不確実性のもとでの意思決定
  ・不確実性の種類と程度
   ・決定過小性の理由としての情報不足
   ・「科学的」結論と行動決定のための規則 rules for behavioral decision
   ・日本において、年当たり約一兆円の対策費執行で二酸化炭素の排出量は減ったのか?
    ・日本における二酸化炭素排出量の計算と実測
     ・二酸化炭素の動態(気象、大気、地表動態、河川、海、動物、植物、微生物)
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第一変奏 Variation 1
 「あれが爆発する、ってことはありませんか?」
 「そのリスクの確率は、ほとんどゼロです。」
 「あれ、爆発しましたね。」
 「そのようですね。リスクゼロでは無かったわけで、想定内です。」
 「なるほど、あなたの予想は確証されたわけですね。」

第二変奏 Variation 2
 「あれが爆発する、ってぇことはない?」
 「ゼロとは言えませんが、確率はゼロに近いです。ほとんどゼロです。」
 「ありゃ、爆発しちゃった!」
 「うーむ。確かに。」
 「嘘、いっちゃいかん!」
 「いや、ゼロとはいってません!」
 「ほとんどゼロ、って言ったじゃないか!?」
 「ゼロとは言えません、と言いましたよ。」
 「うーん?! 貴君を解任する!」
 「うな、あほな。」

第三変奏 Variation 3
 「あれが爆発する、ってぇことはないのか?」
 「ゼロではありません。」
 「大丈夫だったじゃないか。」
 「ですから、ほとんどゼロだったんです。」
 「ゼロじゃないと言われると、不安になるじゃないか。」
 「可能性が大きい、なんて言ってませんよ。安全だったんです。」
 「ゼロじゃないってのは、可能性があるってことだろう?」
 「あくまで可能性でして。それが、爆発する可能性が絶対に無い、とは言えないということなんです。」
 「じゃ、「爆発しません」と断言してくれ。」
 「いやだから、絶対に無いとは言えないもんですから。それが科学的立場なんです。」
 「??? 貴君を解任する!」
 「そんな、あほな。」

 
[続けられるべし to be continued ......]

第四変奏 Variation 4

第五変奏 Variation 5

第六変奏 Variation 6