何をいまさら日記

自分が好きな映画や本について世間様から「いまさら・・」と思われる事を自ら突っ込みます

何をいまさら「黒社會」その7

2006-12-16 15:37:01 | ジョニー・トー
この項にはネタバレが含まれてマス。良い子は読禁!!
さあ、ここからが問題のラストシーンへと話は一気に転がり始めます。かなり後味の悪いシーンが満載ですので、心臓の悪い方や気の小さい方は見ない方がいいでしょう。というか、そんな人はもうこの前に繰り広げられた数々のシーンで見るのやめてますかね。
阿楽と大Dはそれぞれの息子と女房を連れて魚釣りに。阿楽の息子の前で汚い言葉を使うので大Dは女房に窘められてます。ところがこの後悲劇が・・。この後にオチ書いてます。読みたくない人はここからの小さい字は読禁!
阿楽が大Dと奥さんを地上から消し去るのです。阿楽怖いです。しかも息子はその一部始終をみてるんだもん。
可哀相すぎる・・。息子の悲しみは計り知れません。

そして映画は静かにエンドロールを迎えます。
大Dはどうもこの映画では「猿」っぽい。留置所や冒頭での大暴れとか・・。カーファイに「柔道竜虎榜」でのレイ・アコンぐらいしか分かってない私にはものすごいインパクトでしたよー。でも友達になるなら大Dのほうがいいなぁ。
私、ラストシーンで思わず「カインとアベル」を連想しました。何故か旧約聖書です。人間の抱える底なしの「闇」を演じたのがサイモン・ヤムの「阿楽」だと思います。でも、サイモン・ヤムのイメージって私の中では「脂ギッシュ」「腹黒」なのでこの展開なのかと妙に納得。でも、阿楽の闇はこれでは終りません。もっと大きな闇が彼を襲うのです。それが続編「黒社會 以和為貴」きっちり後始末が用意されてます。

何をいまさら「黒社會」その6

2006-12-15 23:35:49 | ジョニー・トー
さて、最近ふと気がついた事が・・。ジョニー・トー監督はひょっとして閉所恐怖症ではなかろうかと・・。トーさん拷問レパートリーの中に必ず「閉じ込める」にプラスαがある事が多いように思います。「ザ・ミッション」にもありますし、「黒社會」にも繰り返し「閉じ込め」シーンが登場します。誰か知ってますか?
ネタバレ有り!良い子は読禁!!
さて、ついに阿楽は総代になる地固めに着手。バトンもジミーから手に入れます。このバトンを引き渡す際のジミーのうんざり顔は見ものです。
そして若い衆を集め、高らかに新時代が来る事を宣言します。この席でフェイゲイがジミーに放置事件で詰めより、大暴れ。忘れてないのね、布袋・・・。でも何より組織には忠実な男。阿楽に止められるとすぐ引いてました。
そして、大D釈放の日。阿楽が差しで話しがあると言って、自分の車に大Dを乗せます。緊張する二つの組。そして、阿楽は「次の総代には、お前を推薦する」と約束して大Dを説得。ついに「和聯勝」の総代決定!!
新体制がスタート。阿楽と大Dは手始めに尖沙咀のシマを横取り(としか思えん)します。もう大Dは大喜びです。なんて無邪気なお方なんでしょう。でも彼を待ち受ける運命を思うと泣けますですよ


何をいまさら「順風産婦人科」

2006-12-13 07:11:40 | ソン・ヘギョ
実に久しぶりの更新です。今年もあと少し。あなたにとって今年はどんな年でしたか?
今年の漢字は「命」でしたね。私は何かな・・「迷」かな?
で、気がついたわけですな、ヘギョっちネタが最近無い事に・・。ただいまヘギョっちは映画の製作中で、私もエンタメ情報をマメに回遊してないせいか何にもありません。
でも、「フルハウス」レビューがほったらかしになってるのを思い出しました。来年がんばります(本当か???)ヘギョっちが欠乏してる方には「Gyao」にて「順風産婦人科」を観てみては?
「Gyao」http://www.gyao.jp/
ヘギョっちの出世作のシットコムですが、確かにこの後「秋の童話」の出演はビックリですな。でもかわいいですね。
ヘギョっちは買い物大好きで、ちゃっかりさんの産婦人科医のオ家の三女を好演。もうねベタですが楽しいですよ。たまたま観た回では、「父母の日」というのが韓国にはあるようでして、親に贈り物をするようですね。それをめぐる騒動をやってました。
このドラマのオ家は三世代同居。オさんには三人の娘がいます。長女は人はいいけど経済的にはダメな亭主と娘と共に実家で暮らし、次女は父の病院で働き、ヘギョっちは大学生という設定。韓国は通貨危機を乗り越え、経済的に安定し始めた頃が舞台なので、ネタにたまに登る事も・・。
ヘギョっちの役は成績は「?」で、ファッションには強い関心がある現代っ子。でも明るくて、かわいい役です。「フルハウス」のジウンに近いな・・。
このドラマには子役が二人いますが、芸達者です。是非気楽に観ていただければと思います。