何をいまさら日記

自分が好きな映画や本について世間様から「いまさら・・」と思われる事を自ら突っ込みます

何をいまさら「鐵三角」その2

2008-06-01 07:05:31 | 香港映画
今回のサイモン・ヤムはやたら汗をかき、ハンカチで拭きまくるおっさんの役。これがサイモン・ヤムがやってるだけに不気味で不気味で・・・。
3人の男が雨の日のバーで出会う謎のオヤジ「陳 福水」。金が欲しくないかと誘い、名刺を渡します。そしてなにやらコインも。「これがなにか知りたくないか?興味があるなら電話してくれ」この雨の降り方が結構閉塞感が出てます。
翌日、サムが両替屋に行くと本物の小判!!モクとさっそく電話するもののオヤジは出ません。一方フェイはオカンの働く店で本当にどうしようもないドラ息子をやってます。そこへサムが結果を告げに登場。
ところがフェイはヤクザの兄さんがたから運転手を手配させられてるようですが、忙しい(運転手はサムなのだ)と嘘を。隣でサムが汗かいてます・・不自然な挙動。でもなんとか逃げ切ります。
で、テレビのニュースで昨日のオヤジ発見。どうやら病院の院長で死亡した模様。そこで3人はネットで陳の情報をネットカフェで検索することに。
しかしそこではサムの嫁がラム・カートンと浮気の最中。しかもサム嫁見つかったら逆切れ・・・。そしてサム恐いぞ。モニターが・・・。

何をいまさら「黒白森林」

2006-06-23 21:57:40 | 香港映画
昨日「ダヴィンチコード」を見てきました。感想は「ふーん」でしょうか・・・。何よりもトム・ハンクスが歳取ってたのがショック。監督がアメリカンなロン・ハワードだからか、カーチェイスに色気がない。せっかくパリやらロンドン走ってるのに・・。
さて、香港で買って来たDVDの3本目です。これはバリー・ウォン監督作品で2003年公開だったそうです。ちなみにリージョン3です。なんでコレを買ったのかは、アンソニー・ウォンが出てるからそれ以上でも以下でもございません。
わたくし、やっとレイモンド・ウォンの顔を確認いたしました。ふーん・・。今度「PTU」で再度確認しようと思います。この作品はアクションなので英語字幕は目が追いつけません。あやうく発狂しかけました。
感想は「アンソニー・ウォンが出てなきゃ確実に暴れてるな・・・。」チャップマン・トゥが「インファナル」のキョンよりも、お調子モノの役をやってます。
冒頭でフランシス・ウンとラウ・チンワンがでてるのがご愛嬌。私の場合チンワンも目当てだったのですが数えるほどしか出てません。無念・・・。
アンソニー・ウォンが演じるのは黄 警視。そして彼が殺したとされる刑事(これがチンワン)の遺児ルクをレイモンド・ウォンがやってます。黄 警視の部下の一人がチャップマン・トゥでのっけから夜食のシーンや手榴弾で笑かしてくれます。他の部下にインファナルでも見たおじさん発見。黄 警視の片腕のようです。
ルクは名前を変えて警察に入り、黄の部下となります。彼は父を殺したとされる黄 警視への復讐のチャンスをうかがっています。
ある日 黄警視のチームは暗殺予告のあった、どう見ても怪しいオヤジ一家の護衛の任務にあたります。そして、この護衛の仕事がルクの父の死の真相にからんできます。そして迎えるクライマックス、ついに黄 警視が真実を語り始めます。どうする、ルク!!
見所はアンソニー・ウォンの脳内コンピューターとピアノを弾くシーンですね。あとチャップマン・トゥの小ネタシーンとさわやかなレイモンド・ウォンかな・・。ま、それなりにアクションシーンもあって楽しめる作品です。アンソニー・ウォンファンは見れば楽しいはずです。たくさんウォンがみられますよー。

何をいまさら「インファナル・アフェアⅢ」その4

2006-01-02 23:39:38 | 香港映画
新年あけましておめでとうございます。皆様のお正月はいかがでしたか?私は年老いた両親と一緒に過ごしました。昼寝をして、晩御飯の後、父親がスーパー銭湯に行きたいと開いてるか下見までしてきたので家族で出かけました。結構混んでましたが・・。その後「のだめ」に影響されてるのでウィーンフィルの「ニューイヤーコンサート」を見てました。今年はモーツァルトイヤーらしいですね。今年はモーツァルトをよく耳にするんでしょうね。で、本日は初仕事。流通系は人が遊んでる時に働くのがお約束。いつもと同じ日常でした。
で、インファナルⅢの話をしなくてはね・・・。というかこの書き出しで察しがつくように、あまり気乗りが・・。おもしろいのですが、おっさん目当ての私にはあまり・・ねぇ・・。
少々(かなりか?)オチに言及してる部分アリ。よい子は読禁!!!
ヨンとラウの戦いは狐と狸の化かし合いにも似て、手に汗握りますがヨンの凄みでラウは劣勢に。例のヤンとラムの事件後、ラウは精神のバランスを崩していて、睡眠薬の力を借りなければ眠れないご様子。ついにはドッペルゲンガーまでみちゃいます。
そしてついに精神のバランスを崩したラウは自分とヤンを混同したまま、スパイと決めつけたヨンの眉間をぶち抜きます。そしてラウは自分にも銃口を向けます。
ラウは一命をとりとめますが、脳に重い障害が残ります。ラウはやっと安らかな世界に旅立ちました。そのあまりに違う姿に見舞いに来たマリーも絶句してましたね。そしてラウの机の上にはシェンとヨンがビルの上で話をしている写真が置かれています。
例のサムとシェンの武器取引は最初から罠の張り巡らされた取引だったようで、サムはヤンを人身御供に差し出すつもりのようでした。これには友情に厚いキョンが抗議しますがブラックサムの発現でどうにもなりません。この前後からどうやらサムはヤンに得体のしれなさを感じてるようですね。
そして、燃え上がる船でヤン、シェン、ヨンが集結。三人とも業務遂行のため仮の仮面をかぶっていることが分かります。マフィア、本土の危ないディーラー、そして悪徳警官。Ⅰで怪我してるヤンはこの時の傷だったんですね。
ラストはⅠでヤンとラウが出会うオーディオ対決のシーンから。インファナルサーガのループは続くのですね。もう途中からラウが狂ってきてるのが解って大層つらい展開ですが、このラストしかないですよね。ラウが自分を壊す事でしか安住の地が得られないのはかわいそうですが、これがラウの無間道なので仕方ないのでしょうか?恐るべしアンドリュー・ラウ&アラン・マック・・。

何をいまさら「インファナル・アフェアⅢ」その3

2005-12-30 23:25:00 | 香港映画
というわけで久しぶりの更新でございます。Ⅲはやはりアンディの映画ですね。キャラクターとしてはあまり好みではないのですが、立ち居振舞いがかっこいい。色気がありますよね。
Ⅲはアンディ視点でみてるので、サムやらウォンに目が行きません。ま、出番も少ないですしね。ウォンなんて、銀行で娘の出産祝いを貰うのと店屋で紙おむつ物色してるとこと、サムの取引を摘発しようとして、ヨンに横槍入れられるシーンだけじゃん。まあ、ヤンと電話ではよくしゃべってますが・・。
今回はドクター・リーの出番も多いですね。微妙に邪魔にしてる自分が・・。ヤンとの出会いも描かれてますね。まあ、画面に華がないとね。
話をもどして、ラウはヨンがサムのスパイと狙い、彼の身辺を洗い始めます。暗戦で見せた盗人アンディ再び。華麗です。かっこいい。
劇場でもびっくりしたのが、自分とサムの会話を録音したマイクロテープを送りつけられると思ったラウがポストに放火したらしいシーン。この辺りの描き方はかなりシブイです。私の中ではかなり印象に残ってます。
さて、今年も後一日。もう次の更新は来年しか出来ませんのでご挨拶を。
この忘備録のようなブログにお付き合いいただいた皆様、ありがとうございました。よりよい内容をお届けできるように来年もがんばっていろんなものを観たり読んだり聴いたりして、ご紹介できればと思います。インファナルの続きは来年に。2月まではあまり更新できないと思いますが(試験が2月15日に決まりました)出来る範囲で更新していきますのでたまに覗いてやってください。
それでは皆様、よいお年をお迎えください。ちなみに私の正月休みは元旦のみです。世の中には休めない人もいるんだから贅沢いっちゃいけませんが、思いは複雑です。
来年もどうぞよろしくお願いいたします!!

何をいまさら「インファナル・アフェアⅢ」その2

2005-12-27 18:29:25 | 香港映画
で、今回はサントラを貼ってみました。お金に余裕のある人は買いですね。
そして、またもやインファナル恒例のサムのお寺参りのシーン(考えてみれば3作品全部に登場してますね)Ⅰで死んだ人が皆でてるよー・・当たり前ですが。もう一人の新キャラであるシェンの登場(演じるのはチェン・ダオミン)。この人も怪しさ200パーセントですね。サムがヤンを呼んで、シェンの弟のリョンと話を詰めるように言います。
でウォンとヤンが銀行で接触しますがどうやらウォンに子供が出来たらしくヤンから御祝をもらってましたね。ヤンはウォンにサムが大陸と武器の密売をすると流します。
でリョンとの打ち合わせの日。友好的に話が始まろうとしてますがサムが電話でヤンに「リョンを殴れ」と指示します。でそのレストランで大暴れしたのでヤンは警察に引っ張られます。
そして署内でオールスターキャスト、サムとシェンの関係者と警察関係者が一同に会します。ま、これもこの手の映画にはなくてはならないシーンですね。この事件の落とし前はヤンを捨て駒にしようとするサムと友情に厚いキョンが対立、キョンが自分を瓶で殴る捨て身の行為に親分ふたりが折れて、商談はそのまま進む事に。さすがバカのキョン、友情にはやたら厚いな。
今回はキャストのほとんどが未来時制では死んでるので妙な気分になりますね。

何をいまさら「インファナル・アフェアⅢ」その1

2005-12-24 17:49:52 | 香港映画
本日、久方ぶりの更新です。実は仕事が詰まってたのと風邪でダウンしておりました。これから年末にかけてブログの更新は止まりがちでしょうが、みなさまたまに見てやってください。
で、やっとこ今日「無間道Ⅲ 終極無間」を見ましたよ。これが唯一リアルタイムで劇場で観たインファナルシリーズです。恐らくこのネタで年末年始走りますのでお付き合いよろしくお願いします。
3作目はラウの無間道を描いています。時間軸でいえばⅠのすぐ後ですね。始まりはヤンがキョンのマッサージについて行き、大暴れするところから。この頃のヤンはちょっと情緒不安定気味です。で、オープニングに行くんですが、あれ?こんなんやったか・・。半年前にしっかり見てたつもりですが、かなり忘れてます。
タイトル後はラウが査問にかけられてるシーンから。都合よく事実を曲げてます。皆、多分疑ってるんですが、とりあえずほとぼりがさめるまで庶務課勤務になるラウ。どうやら女の子がマリーとの間に出来たようですが、ただいま離婚にむけて話し合い中。ラウは仕事も私生活もピンチ。
そして保安課の限りなくダーティーなヨン警視という新キャラが登場。演じるのはレオン・ライ。腹黒い感じがよく出てます。そして始まるラウの新しい無間道。サムが送り込んだスパイはあと三人。こいつらが消えない限りラウは善人になれないのです。
今回はヤンの殉職日を基準に過去と現在が交差する展開です。気を抜くと話がわからなくなるので要注意。ではこれからしばらくよろしくお願いします。

何をいまさら「インファナル・アフェアⅡ」その20

2005-09-11 23:38:39 | 香港映画
というわけで長々と書いてきた「インファナルⅡ」も最終回です。
Ⅱの見所は①クワン配下の4人のボスの生き死に
②ハウとウォンの仁義なきたたかい
③マリーの姐さんとしての生きざま
④サムの生きざま
ですかね。細かいところではサンスクの得体の知れない怖さとかルクのいい人ぶりとか、若き日のヤンとラウの対比だとか見所はたくさんありますね。
Ⅱは映画自体も大好きなんですが、サントラも聴き所満載です。ラストを飾る「1997」は聞いてるだけで映画のシーンを色々思い出して感無量ですよ。サントラの中ではⅡの出来が一番いいと個人的には思っています。もうすぐⅢのDVDが出ますね。予約はしましたか?また見直したらここで取り上げたいと思っています。ではこの段終了!!ここまでお付き合いいただいた皆様、ご苦労様でございました。

何をいまさら「インファナル・アフェアⅡ」その19

2005-09-10 23:37:29 | 香港映画
ウォン その3であります。
親友のルクを失ったウォンは失意の日々を送ります。ある日ウォンはルクの墓参りに。ルクの隣にはロ・ガイが眠ります。そこへイップ校長に連れられたヤンが。ヤンはハウの行動を記録し続けたものを貸し金庫に預けている事を告げます。何故俺を助ける?と問うウォンにヤンは警官だからと答えます。そして早く潜入から抜けさせてほしいとも言います。ウォンは解ったと答えますが、この人結局ヤンを10年潜入させましたから・・。この時は多分ウォンもウブだったんだわ。
そんな時上層部から、タイで潜伏していたサムをインターポールからの情報で確保できることを知り、ウォンはハウ潰しに着手する事に。
サムを香港に連れ帰り、ハウを立件する証人として保護します。
ハウが政界に打って出ようとした日、ウォンはハウを逮捕します。ウォンちょこっと勝利
すべてを失いつつあるハウは家族をハワイに逃がし、最後の決戦に挑みます。サムを呼び出しサムに証言をさせまいとします。しかし現場にウォン達警察がきてしまい取り囲まれます。ハウがサムに銃弾を打ち込もうとしたその時、ウォンが発砲、ハウはウォンにより射殺されます。でもね、このシーン誰が撃ったか私にはよくわかりませんでした。何回も見てるとあ、ウォンしかいないわとなるんですが・・。
最終的にはウォンが辛勝ってかんじですかね・・。
ラスト、ウォンは仕事場で返還の日をむかえます。手元にはハワイでジェノサイドになったンガイ家の人々の写真が・・。そしてハウの代わりにサムの写真が貼られ、新ボスの誕生となります。
どうもウォンはハウに勝てずに終わったという感じがぬぐえません。皆様どう思います?
しかしこの文章では、とてもウォン好きの人が書いたものとは思えませんな(笑)というわけでこの項終了!

何をいまさら「インファナル・アフェアⅡ」その18

2005-09-09 23:21:38 | 香港映画
ウォン その2であります(ケロロ調で・・もういいって)。
ウォンはイップ校長の紹介でヤンに出会い、マフィアが身内に居る事で放校になるしかなかったヤンを潜入捜査官にします。まずはヤンをマフィアの世界に入れるため刑務所にぶちこみます。そのあと色々暴れまわり名前を売り、ついでに恋人に逃げられたヤンをハウが身内に迎えます。ウォンにしてみれば作戦の第一段階成功。
ルクは話を聞いて反対しますがウォンが押し切ります。ハウは次の取引にヤンをつれて行くと伝えます。ヤンとウォンが接触してるところにルクが休暇中の軍人といった姿で現れます。取引があるのはクワンの命日。サムだけが国外に出されることをウォンはいぶかります。ルクは事も無げにサムも殺すと答えます。
サムがマリーの制止を無視してタイに行ってしまい、不安にかられたマリーがウォンを呼び出します。ところがこの密会が思わぬ波紋を・・。
取引当日、勢い込んだウォンは取引現場でハウを押さえます。この駐車場のシーンの緊迫感、好きです。で、署に連れ込みハウが取引のブツであるビデオを再生します。そこにはクワンを暗殺の話をするマリーとウォンの姿が・・。ウォン、絶体絶命。この勝負ハウの圧勝です。
ウォンは警察をやめるかどうか悩みます。ちなみにウォンのお住まいは窓一面に木が見えるなかなかよいお部屋です。
ルクはウォンを説得しにきています。そしてルクがウォンの車のエンジンをかけた途端、大爆発。ウォンの悲しみようを見てやってください。かなりカッコ悪いです。
ルクはウォンがトランプでいかさまをしてても、何年もだまされてやる事のできる男。そんな友を失ったウォンの悲しみは図り知れません。でもこれは彼の行いの報いなのです。

何をいまさら「インファナル・アフェアⅡ」その17

2005-09-08 07:56:31 | 香港映画
さあ、インファナル祭りも何とか最後の項に差し掛かれそうそうです。しんがりを務めるのはウォンでございます。まあ、彼が私のインファナルにはまるきっかけを作っただけにかなり思い入れがありますね。多分書きたいことがありすぎて整理しながら書かないとえらい事になるかと・・。ではスタート!
ウォンの登場はサムを呼んで署内で飯を食わしてるところから。ウォンの初めてのパトロール話からです。一番平和な食事シーンですね。でもサムに野心があるか聞いてみる不穏さも。ウォンはこのサーガの因果を作った男でやがて報いをうけて死ぬんですがね。
ラウがクワン暗殺に成功。大ボスが殺され当然シマは不穏な雰囲気に・・。組織犯罪課も出動します。ウォンも自分の目論見が成功するかどうかの瀬戸際。ですがアイスを食いながら(このあたりちとガキっぽい)ルクとボス達の動向を見守ります。しかしハウは切れ者です。親分たちを掌握。サムを次のボスに据えるというマリーとウォンの野望は露と消えます。
この後、ウォンたちはハウの所に現れますがどう見ても言いがかりをつけに行ったとしか見えません。ハウとウォンはお互い相容れないことが直感的に解ったらしく、コトある事にやりあいますが・・・いつもウォンが負けますね。ウォンはハウに勝てないインファナルの定説ですわ。