今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

命の脈動 武石英孝 展  その6(市立小樽美術館:北海道小樽市色内1丁目)

2018年03月20日 | 博物館・美術館・記念館
命の脈動 武石英孝 展
かつての同僚の作品を撮り紹介してきた。今回が最終回となる
仕事をしながら、これだけの作品を残してきたことに敬意を表したい

「6 動物たち」
*印で始まる文章は展示室の説明文から抜粋したもの
*武石は奇抜な絵をめざす画家ではないが、動物の絵はその意外性を楽しんでもらうサービス精神の現れでもある

30 「No.3」
*小さい頃から生き物が好きで、特に生命力のある大型の肉感的な生き物に魅力を感じるという



31 「フラミンゴ」 2016年 
*人間では及ばない大型獣の力強さ、フラミンゴの優雅さ、豚の貪欲さなどを感じたその一瞬を切りとって描いている
 金箔下地を採用して、日本画の表現法を取り入れている



32 「鰐」 2016年 
この絵を観て笑ってしまった。これが私の知っている武石氏である



33 「DIVE」 2011年 油彩・板
*旭山動物園のホッキョクグマに取材し、油彩でありながら屏風仕立てにしている

屏風に洋画、これには驚いた
とても新鮮な感じがしてじっと見入ってしまった



展示会場入口側奥の小部屋に展示されている作品

34 「草原」 2015年 変形



35 「夕暮れ」 2015年 変形
*岩見沢からの通勤で10数年間毎日のように通っているJR苗穂駅を描いている
 この駅は再開発で移転、橋上化され2018年に失われる。どうしても描き残しておきたいと手がけられた
 JRタワーを望む6番ホームを描いている



36 「OBJECT」 2018年



37 「菜の花畑」 2013年
最後の一枚となった。室内の照明ではなく、太陽光が作品の菜の花を照らしている



武石氏の作品を紹介してきたが、その芸術性は写真では表現できない
美術館で作品の前に立ち観賞することによって、作家の意図が理解できる
3月21日(水・祝日)14:00~15:00に武石氏から作品について説明がある
足を運んでいただければ彼の友人として最高の喜びである

市立小樽美術館 2F:企画展示室 3月11日~5月31日 開館時間 9:30-17:00
観覧料:一般 300円 高校生・市内高齢者 150円 中学生以下 無料

撮影 平成30年3月14日
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする