今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

青井阿蘇神社(熊本県人吉市上青井町)

2020年01月14日 | 神社・仏閣
訪問日 令和元年6月5日

青井阿蘇神社
道の駅「宇城彩館」にて国宝の社殿を有するこの神社の存在を知った
茅葺の社寺建造物としては初の国宝指定である

一の鳥居



禊橋(国登録有形文化財)



鳥居
社号石柱の「国宝」の文字が輝いている



台座に「皇紀二千六百年記念」と彫られているので、「正應」は元号なのか



楼門(国宝)
想像を絶する茅葺の楼門には驚いた
これまで訪れた神社を振り返っても茅葺の社殿は初めてかも知れない



慶長18年(1613年)に竣工した楼門は禅宗様に桃山様式を取り入れた寄棟造茅葺の三間一戸八脚門



上層四隅の隅木下に陰陽一対の鬼面を嵌め込む点が珍しく、これは当地方独自の「人吉様式」と呼ばれる






神額は人吉藩3代藩主相良頼喬が延宝5年(1677年)に奉納したもの。天台座主堯恕法親王の揮毫、林春常の裏書がある



「招霊木(おがたまのき)と一円玉」
天に向かって真っ直ぐに枝を伸ばすことから神霊を招く木とされてきた
玉串など現在では神事を「榊」をもちいるが、古来は「招霊木」が使用されていた。一円玉にデザインされているのが招霊木



手水舎









「教育勅語碑」






神社の守護神である「随身」






初層天井には「雌雄の龍」(心眼でも見えない)が描かれている



拝殿(国宝)



慶長16年(1611年)の竣工で、桁行7間、梁間3間、寄棟造平入茅葺
前面に1間の唐破風造銅板葺の向拝(こうはい)を付ける



参拝後、内部を撮る。「徳輝」の文字のような人物になりたいものだ



幣殿(国宝)
左側に移動する。幣殿・本殿と続く
幣殿は梁間3間、桁行5間の寄棟造妻入茅葺で前面は拝殿に接続する



幣殿外部の彫刻






幣殿内部の彫刻









本殿(国宝)
三間社流造銅板葺。この屋根だけが茅葺ではないのに驚いた



拝殿と本殿の間の「廊」(梁間1間、桁行1間切妻造銅板葺)も国宝である






右側に移動。相良氏入国より約400年前、今から1200年前の大同元年(806年)に神社が創建された



建磐龍命(たけいわたつのみこと)とその后神である阿蘇津媛命(あそつひめのみこと)
両神の御子神である國造速甕玉命(くにのみやつこはやみかたまのみこと)を祀る



幣殿(国宝)



左側から、拝殿・幣殿・廊・本殿(国宝)



青井稲荷神社



この神社では有名な鶏だと聞いた



宮地嶽神社



興護神社



神木(青井阿蘇神社の楠)
人吉市天然記念物に指定されている
根回り18m、樹高19m、地上1mで2幹に岐れる



青井大神宮 内宮・外宮(人吉市指定文化財)



内宮の「天照皇太神」



外宮の「宇気皇太神」



青井大神宮から社殿を見る






熊本県は遠いが再訪することになるだろう



撮影 令和元年6月5日

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