今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

宝珠山 如意寺(京都府京丹後市久美浜町1845)

2024年07月19日 | 神社・仏閣
訪問日 令和6年5月19日
宝珠山 如意寺
高野山真言宗の寺院
関西花の寺二十五カ所の一つ

仁王門(山門)
団体の参拝者がバスに戻る時間帯でしばらく待つことに
古い様式をとどめたまま、昭和28年と51年に二度の大修理が行われている



扁額には山号の「宝珠山」



木造金剛力士像(京丹後市指定文化財)
鎌倉時代初期の木造金剛力士像
写真では分からないが金網が障害となりなかなかうまく撮ることができず……



苦肉の策だが望遠で撮ることによって金網の存在をぼんやり消すことができた



曼荼羅寶壺
壺の投入口からお金を入れると、水琴窟のような優雅な音を楽しめる



手水舎



鐘楼
左側に見える海は久美浜湾



鐘は自由に撞くことができる



不動堂



和・唐・天竺の三様式融合、我が国唯一の重層宝形造(高さ26m)



弘法大師爪彫と伝えられる日切不動尊をお祀りし、毎日御祈祷が行われる



六角堂
日切不動尊絵馬、縁結び絵馬、千羽鶴の奉納所



狛犬






不動堂蟇股の彫刻



扁額には「不動堂」



堂内の様子
「空海の爪彫り」と伝える石造不動明王像(日切不動)を安置



薬師如来像



役行者像



天井の高さに驚く



不動堂の裏側の壁は「願い叶う割り札守」奉納所



本堂
天平年間(奈良時代)、行基菩薩が当地に滞在していたとき、「山上より火出て海に入り、また海より火出て山に昇る」奇瑞を見て海士に綱を引かせたところ、過去七仏の如意宝珠の舎利塔を得た
菩薩は伽藍を建立しこれを納め、宝珠山如意寺と号された
院家十二坊の伽藍を有し栄えたが、応永年間(室町中期)の兵火でその多くが消失した
大正7年(1918年)、大雨で倒壊。現存の堂は昭和2年(1927年)、当時の様式そのままに再建されたもの



本尊:十一面観音立像(秘仏)






閼伽井の水
眼にご利益があると伝わる名水



珠山千年石の庭



季節が合えば満開の花に囲まれているところだが……



その中で目についた一輪の花(グーグル検索によると「ノアザミ」)



そこに蝶が飛んできて蜜を吸っている
大都会に住んでいるわけではないが、蝶の姿など目にすることがない



白山権現



庭から本堂を眺める









小安地蔵堂



安産、子育ての地蔵菩薩









持仏堂本尊 阿弥陀如来坐像(京丹後市指定文化財)
一木割矧造、寺伝に恵心僧都作というが、実際の制作は鎌倉時代









撮影 令和6年5月19日

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