今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

<若狭おばまの寺>石照山 多田寺(福井県小浜市多田)、岩屋山 妙楽寺(小浜市野代)

2013年11月04日 | 神社・仏閣
名所旧跡を訪ねる旅

今日も朝から雨。どこにも行くところがないので道の駅で時間をつぶそうと思ったが、満車満車の盛況で京都方面を目指すことにした。
道の駅に併設している温泉にも入ったが湯船には芋を洗うようなという表現が実感できるほど混んでいた。3連休最終日の楽しみ方ということか。

石照山 多田寺
福井県小浜市多田にある高野山真言宗の寺院。山号は石照山。本尊は薬師如来。



ナビの案内通りに運転していたが目的地が離れていく。
どうも間違った道に進んだようだ。
道に迷うのはよいが誤った道に進むのはよくない。何か悪いことがおこりそうだ。



山門の左右には仏像が2体あるが狭い空間にレンズを置き、ここまで撮るのにはかなり苦労した。






山門を過ぎると右に受付所、左に鐘楼、正面奥に本堂がある。



本堂
本尊を納める厨子は寛永11年(1634年)に小浜藩主となった酒井忠勝により寄進されたものである。
現在は文化4年(1807年)に再建された本堂が残る。



本堂には3体の重要文化財の仏像の他数体の仏像が安置されているらしいが、今日は用事があるため公開できないと言われた。


 
鐘楼
ここの鐘楼も歴史を感じるすばらしいものであるが、細かな注意書きが2枚の立て札に書かれている。
鐘を撞く綱の周囲にもさらにひもが付いていて保護されている。
自由に撞いていいようなので注意書きどおり打つと「歪んだ鐘の音」が聞こえてきた。


 
鐘を撞く力が強すぎると、このあと寺側と少しやりとりがあるのだがここでは止めておく。
やはり、間違えた道を進むと良くないことが起こるので注意が必要だ。 

岩屋山 妙楽寺   
福井県小浜市野代にある高野山真言宗の寺院。山号は岩屋山。本尊は千手観音菩薩。
養老3年(719年)行基が本尊を彫り、延暦16年797年空海が再興したと伝えられているが定かではない。



山門









鐘楼 
ここの鐘楼も歴史を感じさせるすばらしいものだ。
この鐘も撞けるようなので遠慮なく3回撞かせてもらった。余韻がとてもいい。






地蔵堂
存在感があり堂々としている。



本堂(重要文化財)
鎌倉時代初期の建立、厨子には永仁4年(1296年)と銘があり、若狭における最古の建造物である。



この寺のみ建物や仏像の歴史についは懐かしい「カセットテープ」による説明だ。



本尊の千手観音菩薩立像は、長く秘仏であったため、現在も金箔に覆われていて本当に美しい。



本堂屋根瓦も面白い



内陣の裏側にも美しい仏像が安置されている。



薬師堂






芭蕉句碑



重要文化財の本堂や中に安置されている仏像。
参拝客の行動を信じていなければ無人にはできないはずだ。
ガラス張りやいろいろ制限が多い寺院が増える中、とても新鮮な気持ちで参拝することができる。大切にしたいお寺だ。 



 
撮影 平成25年10月28日 

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