今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

法輪山 正明寺(滋賀県蒲生郡日野町松尾560)

2022年07月26日 | 神社・仏閣
訪問日 令和4年5月22日

法輪山 正明寺(しょうみょうじ)
黄檗宗の寺院
宗派を意識して寺巡りをしている訳ではないが、黄檗宗の寺院は崇福寺(長崎)万福寺(宇治)に次いで3ケ寺目と少ない






参道の奥に山門が見える



無縁塔
山門までの途中に墓石や石塔がピラミッドの様に積まれていた
これまで見たことがなかっただけに驚いた



黄檗宗独特のものなのかは分からない……



山門



扁額には山号の「法輪山」






山門の奥に本堂が見える



本堂(重要文化財)
聖徳太子の創建と伝えられ、比叡山延暦寺系の地方大寺として栄えていたが、戦国時代の戦火を受けて消失
江戸時代の再興、永源寺の高僧一絲文守大和尚の尽力によって後水尾天皇の勅建寺となった



済堂



軒先にある「大魚板」



室内にある「大魚板」



堂内にある仏像



庫裏・方丈へと続く



玄関



本堂(重要文化財)
本堂は、後水尾天皇から京都御所の清涼殿を下賜され移築されたもの
檜皮葺の屋根の流れは実に美しく、随所に桃山建築の粋を凝らした跡が見られる



後水尾天皇中宮は浅井三姉妹「お江」の娘「和子」である



「 円通殿」の額



堂内の様子



本尊:千手観音立像及び脇侍仏(秘仏・重要文化財)<鎌倉時代>
   <脇侍仏は毘沙門天と不動明王>



後水尾天皇真筆勅額
額には寺号の「正明寺」



賓頭盧尊者



本堂を背に正面奥に山門、左には「禅堂と鐘楼」がある



禅堂



銅板葺の屋根



堂内には3体の仏像が安置されている



大日如来像(滋賀県指定文化財)
禅堂の主尊である金剛界大日如来像



本尊と同時期の鎌倉時代の作品






達磨大師像



聖徳太子像



禅堂の三尊



座禅をするのにふさわしい雰囲気を醸し出している



鐘楼



経蔵と開山堂(本堂からの眺望)



本堂と禅堂をつなぐ瓦廊に接して放生池がありその奥に経蔵と開山堂がある
掃き清められた境内を歩く



経蔵(滋賀県指定文化財)






鐵眼禅師の手になる初版本を含む一切経五千有余巻を収めている



開山堂
元は臨済宗であったが寛文4年(1664年)萬福寺から黄檗宗の高僧 龍渓禅師を迎え黄檗宗となった



中興開山 龍渓禅師像を安置している






開山堂から本堂を眺める






歩を進めながら本堂を撮る



重要文化財の本堂



初めて訪れた寺院だが穏やかな気持ちになっていく



撮影日 令和4年5月22日

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