今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

岩木山神社(青森県弘前市百沢字寺沢)

2021年09月19日 | 神社・仏閣
訪問日 令和3年6月10日

岩木山神社
弘前市郊外岩木山の南東麓にある神社。津軽国一宮
鳥居の奥に見えるのが岩木山である

一の鳥居
平日ではあったが参拝者の姿が多くみられた



二の鳥居



三の鳥居
鳥居が弁柄色に変わる



参道は足腰に負担のかからない程度の緩やかな上りになっている
初めて訪れる神社でこの先がどのようになっているか分からない



参道の先に大きな建物が見えてくる



守札授与所



社務所(青森県指定文化財)



楼門 (重要文化財)
寛治5年(1091年)神宣により、下居宮(おりいのみや)を岩木山東南麓の百沢地区に遷座
「百沢寺(ひゃくたくじ)」と称したのが現在の岩木山神社となっている



寛永5年(1628年)津軽信枚により、百沢寺の山門として建立された
五間三戸楼門、入母屋造、とち葺形銅板葺



上層に十一面観音、五百羅漢像が祀られていたが、神仏分離による廃寺の際に姿を消した









随神像



日本の神道において、随神は主神の護衛を役とする従者



神社では社殿の中か左右の随神門に安置した






中門(重文)と拝殿(重文)
写真では一つの建物の様に見えるが実際は分かれている



中門(重要文化財)
江戸中期 元禄7年(1694年)の建立
四脚門、切妻造、とち葺形銅板葺






扁額には「北門鎮護」
門の上を見ると龍の天井画






中門の彫刻






瑞垣(重要文化財)
瑞垣(みずがき)は、神社・神域の周囲にめぐらされる垣根



一周延長四十間、とち葺



拝殿(重要文化財)
寛永17年(1640年)神仏習合の時代に、百沢寺の本堂として建立された
天正17年(1589年)の岩木山の噴火により焼失



慶長8年(1603年)に津軽為信により再建
桁行5間、梁間5間、入母屋造平入、とち葺形銅板葺
明治の神仏分離により寺院を廃止、津軽総鎮守・岩木山神社とされた



三つの米俵と注連縄



拝殿内部



本殿(重要文化財)
宝亀11年(780年)岩木山の山頂に社殿を造営したのが起源とされる



延暦19年(800年)東北平定を為し得たとして、坂上田村麻呂が山頂に社殿を再建
十腰内地区に下居宮(麓宮、現在の厳鬼山神社)が建立され、山頂の社は奥宮とされた
三間社流造、正面千鳥破風及び軒唐破風付、銅瓦葺



拝殿と中門









撮影 令和3年6月10日

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