今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

南面山 屋島寺 その1(香川県高松市屋島東町字屋島峯)

2022年08月11日 | 神社・仏閣
訪問日 令和4年5月27日

南面山 屋島寺 (やしまじ)その1
四国八十八カ所第84番札所
律宗の開祖である鑑真が天平勝宝6年(754年)朝廷に招かれ奈良に向かう途中に当地を訪れて開創
そののち弟子で東大寺戒壇院の恵雲律師が堂塔を建立し精舎を構え、屋島寺と称し初代住職になった
那須与一の扇の的や義経の弓流しなどで有名な源平合戦の古戦場の史蹟で知られる

東大門
車遍路の屋島寺への入口になる(後に知った)
瓦葺 切妻造 三間一戸 八脚門



初めて訪れる寺院で案内文を読んでから境内に入る



東大門から塔が見える



石造五重塔



塔の左側に3体の石仏が並んでいる



それぞれをアップで撮ってみた









十一面観音像



水盤の彫刻



千体堂
瓦葺 宝形造 
本尊:千手観世音菩薩



堂内には千体仏が安置されている



三体堂
瓦葺 入母屋造



本尊:阿弥陀如来・釈迦如来・鑑真和上



鐘楼



梵鐘は重要文化財
別名「平家供養の鐘」とも呼ばれている



一願不動尊
年齢を増すと願いは少なくなると思っていたが……(笑)



濃淡がある石仏で、今流行の言葉でいうと「映える」






大師堂
銅板葺 宝形造
本尊:弘法大師



弘法大師伝説<獅子の霊巌伝説>
弘仁6年(815年)弘法大師が嵯峨天皇の勅願を受けて屋島を訪れた
北嶺にあった伽藍を現在地の南嶺に移し、十一面千手観音像を彫造し、本尊として安置した
さらに1日で伽藍を完成させようとしたが、完成前に日が沈みかけてしまった
そこで弘法大師は岩に祈りを捧げ、沈みゆく夕日を手で振り仰いだところ、再び天高く日が昇り1日で伽藍を完成させたという






熊野権現社



七福神
福徳の神として信仰される七人の神(恵比寿、大黒天、福禄寿、毘沙門天、布袋、寿老人、弁財天)
*写真と一致しますか?(答えは最後に)

1


2


3


4



5


6


7


おみくじ・絵馬掛



蓑山大明神(屋島太三郎狸)
日本三名狸(佐渡の団三郎狸と淡路の芝右衛門狸)の一つ
屋島太三郎狸は、ジブリ映画「平成狸合戦ぽんぽこ」の太三朗禿狸のモデルになった狸だそうだ






屋島太三郎狸伝説
①盲目の鑑真さんを道案内した
②霧深い山中で道に迷った弘法大師を老人に化けたタヌキが案内した
③その昔、あるタヌキが矢傷で死にかけたところを平重盛に助けられた
 (その恩義から平家の守護を誓った)






本堂(重要文化財)
入母屋造、本瓦葺 元和4年(1618年)建立



本尊:十一面千手観世音菩薩(重要文化財)<宝物館にて安置>



鎌倉時代の前身堂の部材を用いて建てられたという






観音経には、「真観清浄観 広大智慧観 悲観及慈観」という五つの観が並ぶ有名な一節がある
扁額の「廣大智慧観」はその一つ



宝物館



七福神
1 恵比寿 2 大黒天 3 福禄寿 4 弁財天 5 毘沙門天 6 寿老人 7 布袋

次回に続く

撮影日 令和4年5月27日

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 補陀洛山 志度寺(香川県さぬ... | トップ | 南面山 屋島寺 その2(香川県... »

コメントを投稿

神社・仏閣」カテゴリの最新記事