得さんのページ

喜多方発・・・蔵の街の地域情報を主に発信します。観光・歴史・文化・催しその他等。

喜多方発・桐の輪組み・下駄材。

2011-06-13 17:57:58 | Weblog
蔵のまち、喜多方から、

画像は桐の輪組みです、下駄の材料です。 駅前大通りの黒澤桐材店の資材置き場に積み上げて在ります。今はあまり見えなくなりましたが、昔は市内のいたる処で見えました。

会津地方も桐の有数な産地として知られています。気候が適しているようです。昔は娘さんが誕生すると桐を2~3本植えたそうです。嫁ぐまでに生長して嫁入り道具の材料になります。

先日東京からお出でになったお客様が今でも桐を植えますか?・・と尋ねられました。
・・良くご存知ですね・・でも今は桐を植える事はまず無いでしょうね・・と答えました。

桐下駄は画像の様に輪組みにされて乾燥・渋抜きを行ないます、春に積み上げて秋まで在るようです。この山一つで約500枚ぐらいあるでしょうか、両方で約1000枚です。
市内には今でも桐の加工所が木工所が数ヶ所あります。
桐は家具材・タンス・長持ち・下駄・琴・面打ちの材・色んな用途に使われました。桐は色が白い、
軽い・伸縮が少ない・吸湿性が少ない・くるいが生じにくい、その他いろんな特徴があります。
もっと利用されても良いと思いますが、今は高級品になってしまったようです。

JR喜多方駅前のレンガ蔵が今年も緑一色になってきました。喫茶・煉瓦です。


そしてJAの大きな大きな石蔵も緑になりました、これらが緑になると夏を迎えます。


石蔵も巨大蔵が数棟あります、モデルコースからチョット外れていますが石蔵もご覧になって見てください。