得さんのページ

喜多方発・・・蔵の街の地域情報を主に発信します。観光・歴史・文化・催しその他等。

喜多方発・熊野三社の一つ熊野那智神社。

2011-06-29 18:31:52 | Weblog


蔵のまち、喜多方から、

午後から会津盆地の山々が見えてきて天候は回復に向ってます。
気温が上がって蒸し暑くなりました。

何時も観ていただいている、新宮熊野神社「長床」には新宮・本宮・那智殿・と熊野三社が祀ってあります。

会津地方の北部では、熊野那智神社は喜多方市熱塩加納町、宇津野集落に祀られて在りました。本日午後から行って来ました、 宇津野入口で村人が畑で作業をしていたので尋ねました、たいへん親切丁寧に教えてくれました、村の入口南側に見える杉林の奥に在ると、二つめの橋の脇を右手に入って行けば神社にたどり着くとの事です。

神社の横まで畑が有るので軽トラが入る道路がありますが、神社の周りは草が一面に伸びて人が入った形跡はありませんでした。
新宮と同じ両部鳥居がありました、鳥居を入ると草の中から石灯篭が対で出てきました
年代は判りませんがかなり古い物です、何度も雪やその他理由で倒れては積み上げられた形跡があります。
鳥居の両側にこれまた凄い年代のイチョウの大木と樅の木です。長床のイチョウが樹齢7~800年と言われていますから、このイチョウも樹齢800年と言えます。秋が楽しみです。


神社内部に大縁起が掲げてあります、判別できそうな字ですから近いうちに読んでみます。

今から約900年前のこと、後三年の役で源義家が再度陸奥征討のため会津へ訪れた時に熊野神社三社を今の新宮に合祀するように命じます。新宮の地に現在は三社が祀られて在ります、

熱塩加納町の宇津野集落に在った元の熊野神社も村人達により、現在も祀られて在りました。村人によりますと、今でも熊野神社を探してお参りに来る人々がいるそうです。

皆さんも一度詣でては如何でしょうか