「実験の記録を書き終えた子から,使った虫眼鏡を前に出しなさい。」
「漢字ドリルを集めたいと思います。休み時間のうちに先生の机に出しておきなさい。」
振り返ってみると,一日のうちに何度かある場面ですね。
子どもからモノを集める。
集めたものを保管したり,評価したりする仕事が先生にはあるわけですが,この仕事がうまく進められるかは,その「集め方」が重要になってきます。
失敗例としては,
▲提出していない子がいて,全員分そろわない!
▲集まったものが,向きや表裏がバラバラ!
ということがありますね。
「あ~もう~」って感じになります。(笑)
学校の先生の仕事って,こんな細かなところにまで技術を要するんですよね。
知ってるのと知らないのと,経験があるのとないのでは,やはり違います。
ここでも,うまくモノをもってこなかった子のせいにするんじゃなくて,先生の指示がよくなかったと,自分を反省しましょう。
結論
モノを集めるときは,代表の子にまとめて持ってこさせる!
が基本だと思います。
◎「一番後ろの人,列のみんなのを集めてきてください。」
◎「グループの班長さん,みんなのを集めてきてください。」
やっぱりこれが便利です。
まず,「モレ」がなくなります。
先生の指示を聞いてなくてぼけーっとしていた子にも,代表の子が回ってきてくれるからです。
さらに,向きや表裏がそろいます。
個々に集めるより,まとめて集めた方がきれいにそろうものです。
もう一つ。
先生のところに来る子がぐんと少なくなりますので,混雑が減りますね。
授業を進めていると,状況にもよるとは思いますが,やはりまとめて集める方法が基本だと思います。
ちなみに,一年生の担任をしていると,ほんっとにこれを痛感します!