その昔,部屋でNHK-FMを聴いていたらこの人の曲‘Autum Leaves’が流れてきた。ジャズのスタンダード「枯葉」だ。しかし彼女はこの曲を原曲の姿がほとんど分からない程に壊しまくり,歌詞をまったく使わない「スキャット」という唱法で歌っている。テンポもかなり速い。Roland Hannaの流れるようなピアノをバックに,時に唸るように力強く,そして伸びやかに歌うサラ。
初めて聴いた僕は,「な,,なんだ…この曲は!」「凄すぎる!」と驚嘆。さっそく翌日にはCDを買ってきて,スピーカーの前に鎮座して聴きまくった。
82年リリースのこのアルバムは楽曲,録音がとても良く,サラの作品の中ではいちばん好きなもの。ギターを弾いているJoe Passも名手!