フリッツ・クライスラー 小品集 Vol.1 2009-12-10 | 音楽 およそ80年前にクライスラー自らが演奏した音源が92年に東芝EMIから発売された。「愛の喜び」や「愛の悲しみ」など馴染みのある曲をはじめ15曲が収録されている。3分程度の短い曲が多いのでその意味でも聴きやすい。クライスラーの演奏はノーブルで馥郁たる表現に富んでいて素晴らしい。じっと耳を傾けていると演奏している場の空気が伝わってくるよう。録音が古いのでノイズが多いがモノラルの暖かみを感じる作品でもある。Vol.2も出ているのが,Vol.1のほうが自分としては好み。