やっと女房殿の天候も回復し、しばらくぶりの豪華な夕飯にありつけたのである。
出来あがるまでベランダでオリーブを眺めつつ鎌倉ハムに勤めている叔父から送ってもらったサラミ(噛むと脂がまったり出てきて美味いのだ)と女房殿 特製の黒豆(言わずと知れた傑作)をアテに。ガラス越しにキッチンを見れば、つぎ足しながらこしらえているデミグラスにまたもワインをドボドボ注ぎ入れ、ヘラでかき回せながら小さいボトルから数滴 液体を入れている姿は魔法使いのよう。
あれは何なんだろう 龍の涙か 手作りマヨネーズとサワークリームを使ったマカロニサラダ、それに軽井沢から送ってきたリンゴがまだ余っていたのを利用して作ったアップルパイのデザートまで。美味しく頂きやした。