中井悠美子(悠石)「四季の絵文日記」 2011/9/24~

四季を語る「絵文」と、日常を織り交ぜた小さな日記。
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Vol. 235 三楽の教え

2012年09月30日 12時04分13秒 | 絵文
   
   見出しの写真の右上・・・三楽 の押印

   この印は「引首印」または「関防印」と言い、書幅の右上に捺す印のことです。
   形は長方形、長楕円形を用います。
   文字を白く抜いた「白文印」を用いることが多く、
   雅号印(書画の作者の印)は文字が朱く出る・・「朱文印」を用いることが多いのです。

   
     この方は孟子
   Wikipediaによると
   「孟子」は紀元前372~289/・・中国戦国時代の儒学者です。
   孟は姓、子は先生と言うほどの意味であるそうですが。

   ・・・恥ずかしながら、わたしは、孟子がお名前だとばかり思っていました。
   儒教では孔子に継いで重要人物であり、
   そのため儒教は「孔孟」の教えと呼ばれるところであるとか!

   ところでなぜ「孟子」
   実は「三楽」 はこの孟子の教えの言葉なのです・・・内容を下記に。
   君子には三つの楽しみがある。
   父と母が共に健在で、兄弟姉妹が皆無事なのが、第一の楽しみである。

   常に天に対して恥じるところがなく、また何人に対しても後ろめたいことがないのが、第二の楽しみである。

   天下の英才を見いだすことが出来、これを教育するのは、第三の楽しみである。


   君子には三つの楽しみがあるが、天下の王者となることは、その中には入っていない。

   この二字の言葉に込められた深い意味!
   昨今、この言葉を思い出させる事件が多く・・・説教臭いかなあ・・と思いつつ載せてみました。
   
   

   昨日は岡山への出張稽古!
   絵文を通しての温かい交流・・・長く続くことを念じつつ帰阪いたしました。
   今日予定していた「お墓参り」・・・台風接近!行けそうにありません!

   久々のアップ!でした。
   ご訪問下さいました皆様有難うございました・・・・