中井悠美子(悠石)「四季の絵文日記」 2011/9/24~

四季を語る「絵文」と、日常を織り交ぜた小さな日記。
ご訪問頂き有難うございます。ご縁に感謝を!

Vol. 238 お墓参り!

2012年10月07日 17時21分17秒 | 日記
   
   今日はお墓参りに。
   京滋バイパス「久御山」で下ります。
   京都はまだまだ「郡」の多い都市で、この町も久世郡になるんです。

   京滋バイパスが出来るまでは「渋滞」の一号線を延々と1時間半。
   何時も暑い時期に参るものですから・・帰宅すると・・「ぐったり」
   でも、バイパスのおかげで軽く飛ばして「40分」かかるか、かからないか。
   久御山出口を出れば、10分ほど・・・便利になりました。
 
   墓所は二カ所。
   中井は「浄土真宗」
   檀家になっているお寺は、古く「親鸞上人が」一時期修行をなさっていたこともあるという。
   ところが今では、すっかり寂れて、昨年「本堂の屋根」が落ちてしまいました。
   見るに忍びない・・・で、お寺には寄らずに・・・墓参りだけ済ませ。

   その後は、祖母の実家の方へ。
   
   秋の空は、綿雲を浮かばせて、ノンビリとした三連休の中日です。
   田の刈り入れはもうすっかり終り、枯れ草を焼く「煙」がお寺をもわ~~っと、包んでいました。
   
   このお寺は「浄土宗」法然が宗祖です。
         
   本堂横に真新しい法然上人の「像」が建立されていました。  鐘突堂も立派です。
   塵一つ無く綺麗に掃き清められた、静かなお寺です。
   檀家の多くは「一口」在の方々。

   一口・・・は「いもあらい」と読みます。日本の難解地名の上位に何時も上がっているんですよ!
   この地名は「平家物語」にも出てくるほど、非常に古い地名ではあるのですが。   
   
   
   在家の方々とは別に「戦没者」の墓所があります。
   20代初めから40代までの戦死者・・・夫の叔父も含まれています。
   故陸軍大尉・・・享年27歳と刻まれています。

   レイテで亡くなったと聞きました。
   祖母方の「姓」を継いだので名字は違うのですが、ハンサムで非常に優秀、将来を嘱望されていたとか・・・
   「あの子が生きていてくれたら・・・・」中井の祖母の口癖でした。

   ああ!弟よ君を泣く・・・与謝野晶子の歌を思い出します。
   人を殺して死ねよとて・・・育てたわけではあるまいに・・・悲しいことです。
   「あほな、話や・・・・!」夫の口癖です・・・ホントにアホな話や!

   お墓の影に「秋のカマキリ」・・・色もすっかり茶色に変色。
   
   折からの風に吹かれて・・ヨロヨロ、フラフラ・・・
   こちらを威嚇する元気もなさそう・・・もう少し頑張りや!

   そんな声をかけて・・・お寺を後にしました。

   一年のうちの、大切な行事を一つ済ませました。
   なんだかホッとした気分・・・

   皆様ご訪問有難うございました・・・・


   
   

   
   

   
     

 
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする