今日はお墓参りに。
京滋バイパス「久御山」で下ります。
京都はまだまだ「郡」の多い都市で、この町も久世郡になるんです。
京滋バイパスが出来るまでは「渋滞」の一号線を延々と1時間半。
何時も暑い時期に参るものですから・・帰宅すると・・「ぐったり」
でも、バイパスのおかげで軽く飛ばして「40分」かかるか、かからないか。
久御山出口を出れば、10分ほど・・・便利になりました。
墓所は二カ所。
中井は「浄土真宗」
檀家になっているお寺は、古く「親鸞上人が」一時期修行をなさっていたこともあるという。
ところが今では、すっかり寂れて、昨年「本堂の屋根」が落ちてしまいました。
見るに忍びない・・・で、お寺には寄らずに・・・墓参りだけ済ませ。
その後は、祖母の実家の方へ。
秋の空は、綿雲を浮かばせて、ノンビリとした三連休の中日です。
田の刈り入れはもうすっかり終り、枯れ草を焼く「煙」がお寺をもわ~~っと、包んでいました。
このお寺は「浄土宗」法然が宗祖です。
本堂横に真新しい法然上人の「像」が建立されていました。 鐘突堂も立派です。
塵一つ無く綺麗に掃き清められた、静かなお寺です。
檀家の多くは「一口」在の方々。
一口・・・は「いもあらい」と読みます。日本の難解地名の上位に何時も上がっているんですよ!
この地名は「平家物語」にも出てくるほど、非常に古い地名ではあるのですが。
在家の方々とは別に「戦没者」の墓所があります。
20代初めから40代までの戦死者・・・夫の叔父も含まれています。
故陸軍大尉・・・享年27歳と刻まれています。
レイテで亡くなったと聞きました。
祖母方の「姓」を継いだので名字は違うのですが、ハンサムで非常に優秀、将来を嘱望されていたとか・・・
「あの子が生きていてくれたら・・・・」中井の祖母の口癖でした。
ああ!弟よ君を泣く・・・与謝野晶子の歌を思い出します。
人を殺して死ねよとて・・・育てたわけではあるまいに・・・悲しいことです。
「あほな、話や・・・・!」夫の口癖です・・・ホントにアホな話や!
お墓の影に「秋のカマキリ」・・・色もすっかり茶色に変色。
折からの風に吹かれて・・ヨロヨロ、フラフラ・・・
こちらを威嚇する元気もなさそう・・・もう少し頑張りや!
そんな声をかけて・・・お寺を後にしました。
一年のうちの、大切な行事を一つ済ませました。
なんだかホッとした気分・・・
皆様ご訪問有難うございました・・・・